2007-01-01から1年間の記事一覧

いわば晩年に至って

昨日、今日といい天気。昨日は車と家の窓をきれいにする。すると、一天にわかに曇り、雨が落ちて来た。なれないことをするから、と妻が笑う。 ジャズのCDをとっかえひっかえしながら、部屋の片付けをしたり、単行本のゲラを見たり。ゲラには極力、手を加え…

言わなくてよかった

数日前、ぼくが書斎兼書庫として使っている半地下の、窓にはまっているガラスが割れた。娘が教えてくれた。 地下にはまっている二カ所の窓は、半地下のため、六尺ふんどしを横にしたような細長い窓で、断熱、防音のため、二枚ガラスが入っている。その中は真…

いつか夜の雨が

夜に入って雨が降り出して、いま雨が地面を叩く音がするぐらい、強くなっている。このまま明け方まで、降り続くのだろうか。 ほぼレギュラーの仕事を終え、あとは単行本のゲラをチェックしたり、追加原稿を書いたり、年明けに待っている締め切りの書評用の本…

冬の花火と思いがけない遭遇

ほほう、クリスマスイブですか。それはどうも。 22日はコクテイルライブ。歌わず1時間半喋ったが、なんで歌わないんですか、と何人かに言われ、歌ったほうがいいのかな、と。 ハルミンさんが来てくれ、終わってから、少し相談が、というので聞くと仕事の…

五反田から神保町

昨日、2日分の日誌を書いていたら、最後、どこをクリックしたか、ぜんぶ消えてしまいました。ときどきあるね。 よって昨日のことを簡略に書いておく。五反田へは、ガレージセールのテープが切られたちょうどその時到着。第一陣の争奪戦から一歩身を引き、見…

明日、一箱古本市

20日早朝、今年最後のTBS。ディック・フランシス『祝宴』をさらりと紹介。帰宅して眠る。 午後、昼飯食いがてら、一ツ橋「ブ」へ。雪村いづみ『荷人いなりたい』に、名曲「約束」についての記述あり。買う。その他数点。鷹の台「しんとん」でコーヒー飲…

御殿場線完乗

昨日は、ようやく青春18きっぷを使って、この冬初の鉄道旅。といっても御殿場線を乗車し、沼津で降りて、古本屋3軒回っただけだけど。御殿場線では、御殿場ぐらいまで、富士山が見え(途中、山のなかに入り、見え隠れ)パノラマの景色を楽しんだ。意外に…

じゃあ、お休みなさい

ディック・フランシス『祝宴』を一日かけて読了。かつての、病的なまでのサディスティックな魔手や、息をのむ決定的危機、プライド喪失にさいなまれる苦悩などは、薄味になっているが、それでも職業上のプロならではの感覚、技術など、リサーチの徹底は相変…

つくし文具店

今日はうららか日曜日。昨夜、名古屋から帰還。青春18きっぷを使って、あちこち、なんて考えたが、とてもそんな元気は残ってなくて、すごすごと新幹線で帰ってきた。名古屋では、本山周辺の古本屋散策で、「シマウマ書房」という、意識もレベルも高い新し…

そんな吉本 涙そうそう

「中央公論」連載、「日本版ミシュラン」と西原・神足「恨ミシュラン」を取り上げる。「すきやばし次郎」は昼も夜もコースで3万円ぐらいする。どーーーーんなに美味くったって、一回に3万も使って、飯食う気は、一しょーーーーない。そして、たぶんパニッ…

『乱歩と名古屋』で新宿へ

昨夜、「野球小僧」の原稿、井上ひさし『野球盲導犬チビの告白』について書く。これで連載は打ち止め。あとは、書き下ろしで、野球小説の紹介を書き継ぐことになる。 今日は、昼前に毎日新聞社へ。電車のなかで、小松史生子『乱歩と名古屋 地方都市モダニズ…

蜜柑がたくさん 

「だいこんの会」についてのご案内(ミクシィのbukuさんのをコピーし補筆) 【日時】 2007年12月18日(火)19時〜 【場所】 西荻窪「三善」(みよし)2F座敷 ※JR西荻窪駅北口を出て、バス亭前の道を横断。興居島屋方面に路地を入り、向かって左手(徒歩1分)…

「だいこんの会」やるぞお! 忘年会だぞお

今日は一日、仕事ですねん。あたりまえやろ、こんな年末。あああ、とため息ついて、ギター弾いて、ブログ散策して、落ち着かないったらりゃしない。大物をさっき入稿して、あと今週は連日連夜と続くぬかるみの週です。今週末、名古屋の高座じゃない、講座が…

年賀状2種

いい天気。娘と妻は蜜柑狩り。ぼくは留守番。しかし、仕事はすすまんねえ。学研新書、土管と空き地、かなり書き足したが、途中で、写真を入れ替えるため「削除」をクリックしたら、書いた本文も消えちゃった。毎日「あった、あった。」は、鈴木健二『気くば…

ナジャで小沼丹

午後、高円寺。杉並展。かつて、毎晩のように通った路地裏のバー「テル」があった場所は、主が亡くなり、そして一帯が更地になっていた。東京で消えて行く記憶を持てるとは、上京時には思っていなかった。 平凡特別編集『平凡』お宝写真館が700円。トニー…

中川五郎と中川六平の夜 七は?

6日、ミクシィの「す」さんブログで、仙台「火星の庭」が上京していて、今夜コクテイルで飲む、と狼煙が上がる。で、行きましたよ。そしたら、久住の卓ちゃん、中川六平氏、それに中川五郎さんご一行も来てた。最初、中川の六平さんの方と、亡くなった多田…

晶文社原稿用紙が届いた

「サンデー毎日」終え、「ささま」経由、帰宅という、判で押したような水曜日。 「ささま」では、いま書いている昭和30年代クロニクルの資料を。読売新聞社編『20世紀にっぽん人の記憶』(読売新聞社)、アスペクト『なつかしの給食』、林義人『あれから…

12月のはれ

発作的に、朝、バックパック背負って奥多摩方面へ。前回リタイアした高水三山に再チャレンジ。天気は上々。秋は深まりすぎて、もうとっくに冬だぜ。で、前回のように足は痛くならなかったが、やっぱりへばって、高水山だけ踏破し、あとの2ピークはパスして…

空き地と土管

あれ、もう3日か。昨夜は朝までかかって、「文藝」吉村昭特集の原稿15枚近くを書く。やっぱりちょっと緊張したなあ。ベスト10を選ぶ、というのだから、原稿としては書きやすいんだけど。吉村昭さんの『夜明けの雷鳴』(文春文庫)の解説を仰せつかった…

小三治「鰍沢」

追加 「ぐるり」12月号が出ました。特集は高田漣。もちろん高田渡の息子で、マルチ弦楽器奏者。親父が親父なので、普通にしてても、「ちゃんとしている」と言われる、というのがおかしい。下北沢の古本カフェ「気流舎」が紹介されているが、知らなんだ。 …

岡林エンヤトットはもういいよ

おお、12月か。どうしたって、月日は流れていくもんだなあ。 ナンダロウさんが歯のこと、書いてたけど、ぼくも昨日、歯医者へ。一年以上、治療中の歯を放置していたら、前歯が欠けちゃった。食べにくいの。今回、初めての女医さんだったが、いろいろ喋りか…

昭和三十年代漬け

学研新書、書き継ぐ。昭和三十年代漬けの日々。四十年代突入はいつの日か。 文藝春秋スペシャル「新人生読本」に、作家による人生相談、5本コラムを書いております。昨日は、サン毎の帰り、飯田橋「ギンレイ」でイタリア映画「イタリア的恋愛マニュアル」一…

ぼくはピンク亭八茶起だそうです

山行きを予定して、朝早く起きたが、外は曇りで、日よってしまった。 ポケットから橋袋に書き付けたメモ。こないだの同窓会で、Nという同級生と、彼は20年前の同窓会に出なかったから、面と向かって喋ったのは、30年ぶりぐらいだが、このNが、たぶん守…

芸人その世界

午前にビッグイシュー、北村薫『空飛ぶ馬』についての紹介と、教養セミナーの古本コラムで、永六輔『芸人その世界』について書く。ぼくの芸人観に決定的な影響を与えた、芸人のエピソード集で、ひょっとしたら生涯の一冊と言えば、これを選ぶかもしれない。…

上々堂、補充

ビートたけし主演「点と線」連夜で見たが、どうにも割り切れない。日本のテレビは、映画界から「電気紙芝居」とさげすまれ、今日の発展を遂げたのだが、これは電気紙芝居そのものではないか。ビートたけしを鳥飼刑事にして、主演に座においたことで、なにが…

吉祥寺

三連休の最初。夕方、吉祥寺へ。送られてきた「大人の休日」カードを改札で使う。スイカの機能もあるのだ。 古書センターで、井上靖『旅路』(人文書院)100円、ほか、いま執筆中の「昭和30年代サブカルチャー史」の資料として、米澤嘉博編『ロボットマ…

アフリカン・ピアノ

昨晩積み残した原稿、朝早起きして、書く。TBSは佐野眞一『枢密院議長の日記』講談社現代新書。 神保町経由でサンデー毎日へ。書肆アクセスの前を通るが、入り口のガラスドアは締められ、なかで畠中サンが残務整理をしていた。声をかけずに行く。タテキン…

これほどの腹立ちを女堪忍え

塩山芳明『東京の暴れん坊』右文書院、届く。少し、目を通しておく。何カ所か笑う。人物の比喩がうまいのな。文章による似顔絵。 昼は甚五郎という人気蕎麦屋へ、妻と。京鍋うどん、だったっけ、鍋にたっぷり野菜やキノコが入ったうどん、1000円だけど、…

過去の発掘

関西から帰ってきました。守口高校1年7組同窓会、については、「古本ソムリエの日記」をごらんください。自衛官から北新地のママまで、多彩な同級生でした。ぼくはシャイだったので、今回、初めて喋った女の子というのもけっこういた。3次会まで話は尽き…

そして五反田

五反田。ちょっと出遅れ。しかし、このあと移動した神保町タテキンのもあわせ、20冊ほど買う。それで5000円くらいか。 写真は昭和45年ニッポン放送がだしていたPR雑誌「VIVA young」。オールナイトニッポンのDJ、投稿ハガキ、南里文雄と糸…