吉祥寺

okatake2007-11-24

三連休の最初。夕方、吉祥寺へ。送られてきた「大人の休日」カードを改札で使う。スイカの機能もあるのだ。
古書センターで、井上靖『旅路』(人文書院)100円、ほか、いま執筆中の「昭和30年代サブカルチャー史」の資料として、米澤嘉博編『ロボットマンガは実現するか』(実業之日本社)650円、藤沢太郎『ぼくらのメイドインジャパン小学館700円を買う。後者にラジカセの記述あり。
吉祥寺「ブ」で、松本零士日高敏『漫画大博物館』小学館1200円、これも資料だ。マンガコーナーに、かつての昭和三十年代マンガの復刻版が大量に出ているが、一冊1000円ぐらいする。資料として欲しいのがいっぱいあるが、たちまちウン万円になってしまう。もう少し安くなったら、と思うが、そのときは欲しいものが残っていないかもしれない。伊東章夫『狼少年ケン』だけでも買っておくか。
藤井書店で、田村隆一『半七捕物帳を歩く』双葉社400円、単行本は珍しいや。
ディスクユニオンで、ブラッド・メルドゥとミルト・ジャクソン「オパス・デ・ジャズ」を買う。後者はLPを持ってて、よく聞いた。
曼荼羅2」へ移動。招待を受けた加藤千晶さんライブを聞く。negiさん、古書ほうろうの宮地夫妻も来てきて、終わってから、カメラマンの女性も加え、居酒屋で飲む。加藤さんのライブはじつによかった。幸せだった。ちょっとイヤなことがあったので、気分が晴れてよかった。
新潮文庫よむよむから、太宰治時計が届いた。ルビッチ「生きるべきか死ぬべきか」はシャレていて、愉しくて、悠々たる傑作でありました。
忘れんうちに、追加で書いておきます。彷書月刊12月号が届きました。特集は「語りの文学」。田村七痴庵「ナナフシの散歩道」で、「本の散歩展」目録に「日米會話手帳」が出て、一番人気だったと書いてある。ええっ! 戦後初の大ベストセラーだが、ぼくは現物さえ見たことがない。4000円がついたそうだが、その稀少性で言えば、高くない。これでコラム1本書けば元がとれる。惜しいことをした。「彷書月刊」マンガ特集のマンガを描く。
以上。