2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ネコが二階でなく夜なり

悪い目覚め。午前中、府中病院まで薬の処方箋をもらいにいく。病院はたいへんな混雑。病人だらけ。診察も検査もなし。ただ処方箋をパソコンで打ち出してもらうだけで3時間かかる。待つあいだに、倉橋由美子『夢の浮橋』を読む。これは大変な傑作。ずいぶん…

バンザイ! 一人で祝勝会

日付け変わって、もう昨日になってしまいました。全世界50億人の阪神ファンのみなさん、おめでとうございます。え、なにがって? 優勝ですがな。やりました。いや、そんなめっそうもない、ほんま、いえいえ、それほどでも、まあ、実力ですか。一人祝勝会を…

剃るぞ!

昼、文藝春秋特別版のIさん、Mさんと神保町で打ち合わせ。司馬遼太郎について書くことに。司馬さんとゆかりの高山本店、司馬本を蒐集する巌南堂へ案内する。巌南堂の一階店舗がいつのまにかレストランになっていた。6階に店舗は移転。さすが、司馬本は揃…

火星の庭へ行くぞ!

川本三郎さんから、逢坂剛さんとの共著『誇り高き西部劇』新書館、贈られる。西部劇ファンのお二人が、西部劇のプログラムコレクションをカラーで披瀝したもの。「文藝春秋特別版」は「一冊の本が人生を変える」。ぼくは5本、コラムを書いている。養老孟司…

永井龍男の長篇小説について

昨夜、というか今日、4時までベッドで本を読んでいた。ひさしぶりに開高健のエッセイのあれやこれやを読み返す。うまい、と思うと同時に、このいささか手慣れたレトリック、舞踏的な言葉の積み重ねが、広告コピーの鍛練によるもので、そのことが、開高の文…

おっさんの頬がピンクが染まるとき

「築地まるかじり2006」原稿送付。本文以外のタイトル、リード、小見出し、キャプションなど、すべてこなしたのは久しぶり。最初の編集部で、これらネームの重要さ、徹底して叩き込まれた。本文を読まなくても、それ以外をざっと見るだけで全貌がつかめ…

身体が肉を欲して

昨日のことを忘れないうちに書いておこう。毎日新聞社ムック「築地まるかじり2006」の文学散歩、4ページ原稿にようやく着手。野田宇太郎『東京文学散歩』をベースに、芥川、鏑木清方、荷風、高見順、九条武子などをあちこちから引っぱりだしながら書き…

北杜夫『ぼくのおじさん』新潮文庫

TBSを朝、終える。連休前とあって行きの高速は混んでいた。昨日、中央線が止まっているあいだ、増田書店で、週刊ダイヤモンド用の文庫3冊そろえる。ハンナ・アレント『暗い時代の人々』ちくま学芸文庫を軸に、海野十三『海野十三敗戦日記』中公文庫、N…

マジック6

昨夜、ひとわたり原稿を送り、ベッドにもぐりこんで「Jノベル」時評用の小説を読みつぐ。池永陽『でいごの花の下に』集英社をなんとか読みきり、堂場瞬一『バッドトラップ』幻冬舎を少し読んだところで沈没。昼前まで寝るつもりが、朝六時前に、ネコに起こ…

東福生駅

昨夜から今日いちにち、綱渡りのように仕事をこなす。なにがなにやら。『震災時帰宅支援マップ』、橋爪節也編『モダン道頓堀探検』、正津勉『脱力の人』、種村季弘『雨の日はソファで散歩』など、かたっぱしから読み、書く。 夕方、ひと心地ついて、テレビを…

天三のフック船長

名古屋、大阪行きで、なにか書き忘れたことがあったような気がしていた。それを思い出した。メモとしてかきとめておく。山本と天三商店街、天牛と矢野へ向けて歩いているときのこと。「ほら、こんなことがあるからなあ」と山本が言う。なんのことやらと前方…

ぼくらは生まれ変わった木の葉のように栗を拾う

17日、朝からずっと仕事。中央公論の読書特集で、神保町のガイドを担当。十数枚の原稿を一気に書く。しかし、最初は原稿枚数を間違え、3分の2ぐらいしか書いていなかった。メール送稿のあと編集者の指摘で、あわてて書き足す。神保町のことはくりかえし…

神保町ふらふら

16日は一日外出。午前9時30分に五反田、夜7時30分に神保町「放心亭」で、アクセスのフェア打上げがある。途中、いったん家へ帰ろうかと思ったが、それもめんどうだ。えんえん神保町で時間をつぶすことになる。五反田、神保町で計23冊を買う。五反…

阪神、楽々と巨人を破る! いきまっせおかあちゃん

一日、家で仕事。教育誌2誌にコラム。のっこ「ベランダの岸辺」を4、5回は繰り返しかけながら。最初に思ったより、いいアルバムなり。原稿は一本は名言を引き、それを解説するもの。今回は小池一夫・小島剛夕『ケイの凄春』から、「夢の中にまで風が吹い…

ベランダの岸辺

じつは昨日、ブへ行った。隠していたわけじゃない。書くのがめんどうだっただけ。250円のCDを一枚ジャケ買いしたのだが、これが、のっこ「ベランダの岸辺」という。タイトルと、ジャケットのスズキエミのイラストに感ずるところあって買った。さっそく…

名古屋でトークショー

昨夜、大阪から帰ってきた。11日(日)JR名古屋タカシマヤ古書セール会場でのトークショー。少し早く着いて、会場を回り、今日のトークショー用のネタに4000円ほど買う。明治期の絵葉書や、在日外国人の書いた『小鳥のささやき』という口絵入りの本…

文化祭、それに選挙

9日夜、吉祥寺のジャズライブハウス「サムタイム」で、高校時代の友人・レオナルド藤田と落ち合う。遅れて、藤田の同僚、Fさんも参加。Fさんとは初対面ながら、ジャズ好き、本好き、成瀬ファンということで、ぼくと話があうだろうと藤田が誘ったのだ。ア…

第2の人生探して旅へ

朝、TBS放送。テーブルに朝刊各紙おいてある。読売新聞、「第2の人生探して旅へ」の記事、おもしろそう。大手の鉄道会社で使われた車両が、役目を終えて、地方私鉄に引き取られて走っているというのだ。ぼくが長らく使っていた京阪電車のテレビカー(特…

画面に抗議

朝早起き。昨晩終らなかった原稿を仕上げ、午後サンデー毎日へ。台風過ぎたようで、傘持って出なかったの正解だった。携帯に電話。「文藝」からの書評執筆依頼だった。「文藝」は初めて。種村季弘さんの本だというので、喜んで引き受ける。 帰り、ささまに寄…

無題

きびしい日がつづく。昨晩、なんとか朝日の原稿を書き、今朝は10時から神保町取材。中央公論の編集者TくんとカメラマTくん。終ったのが5時30分。取材のあいまに、三茶で『ハンプティダンプティの本』集英社を買う。三茶の武井武雄の包装紙でつつんで…

2日古本屋行かず、禁断症状あり

昨日、『不機嫌な作家たち』のことを書いていて、この身分差別のごとき、嫌悪すべき応対が、読みながらどうもなにかで同じようなことを読んだな、と思っていたら、いまや私小説的傑作ブログを身を削って配信しつづける須賀屋さんの日誌だった。8月30日に…

不機嫌な作家たち

どうも気の晴れない日が続く。忙しいというのは理由にならない。ほんとうに忙しい人に比べたら、まったく問題にならない程度の仕事量だからだ。人と会えば、人に合わせて、それなりの会話もするが、離れるとすぐ、ずぶずぶ道路に沈んでいくような感覚。 昨夜…

今日は高円寺展。どうしようか迷っていたら、武蔵小金井・ネット武蔵野の塩沢さんから電話あり。サトウハチロー『僕の東京地図』を手渡したいというので、これさいわいとお昼をごいっしょすることにして高円寺へ。 30分遅れぐらいで会場に着く。まず土間均…

人生不連続線、虹の下の街

阪神、勝ったんや! 昨日はこわくてよう見んかった。負けてたら首位逆転。今岡や、今岡がやりよった。 今朝は早起きし、今日、取材に行く築地明石町周辺の文学散歩の資料をチェックする。10時、築地。本願寺で編集者、カメラマンと合流、明治維新後に外国…

寝た、寝た。昨日からいったい何時間寝ただろう。身体が一枚の板のようになり、寝汗で蒸れ、薬臭いような匂いをたてている。まだ身体がふらふらするまま起きて、朝食。昨日、自転車を駐輪場へ置いたままタクシーで帰宅したので、自転車を取りにいかねば。そ…