2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

突然ですが

メタローグ倒産、についてひとこと。ぼくのところには、某法律事務所から封書で通知が来ていた。最初、なにかと思ったよ。このブログで書いたことで、誰かがふんがいして、内容証明を送りつけてきたとか。しかし、なかを開けたらそういうことだった。ぼくは…

あの『アメリカの鱒釣り』が新潮文庫に!

昨夜、けっきょく徹夜で、日月堂の原稿を書く。ようやくスタイルみたいなものがつかめて、原稿も動き出す。3分の2は書いたか。 TBS、森本さんは夏休み。代わりに中村アナウンサー。朝食会で、みな携帯電話の最新モデルの性能について語るが、ちんぷんか…

ちょいとね、サルトルを

青山光二『われらが風狂の師』新潮文庫、700ページもある本だが、読み出すとおもしろく半分ほど読む。旧制三高、京都大学講師の職を捨て、学生に戻った奇人ドイツ哲学者・土岐数馬を描く。これ、土井虎賀寿がモデル。ほか田辺元、小林秀雄、太宰治、野間…

阪神、中日優勝争い、これこそ「タイガー&ドラゴン」

台風が関東を襲った日、朝刊で杉浦日向子、夕刊で岡八朗の逝去を知る。ここんところ、こんなことばかり書いてる気がするな。杉浦さんは、もう8年くらい前か、「UNO」朝日新聞、の著者インタビューでお目にかかった。取材依頼のとき、お母さんが電話を受…

サルトル生誕100年だじょー!

今日も起きたのは昼過ぎ。徹夜して、原稿は最後までたどりつけず。根本的にばかだから集中できず、書き込みがどっさりある古本を消しゴムで消したり、無駄なことばかりやってる。サルトル生誕100年ということで、どうも再評価の機運があるようですね。ぼ…

真鍋博による星新一作品の挿絵って

起きたら昼過ぎ。こんなのここんところでは初めて。ぶっ壊れてしまったか。もちろん、出演した週刊ブックレビューは見てない。昔の知り合い、お世話になった人が、「見たぞ」とメールをくださる。 昨夜、CSで山下敦弘『リアリズムの宿』を見る。つげの原作…

無題

数日、涼しく、窓を開けて寝たせいか、体調悪い。半日かけて、どうにか書肆アクセスのフェア用の原稿を作る。山口昌男『「挫折」の昭和史』の一部を、必要あって読み返していて、参考文献の中公新書、富塚清『ある科学者の戦中日記』が気になる。さっそく探…

「冬物語」ノベライズ本

今日は朝から仕事。といっても昼前からだが。朝夕みょうに涼しい日でした。急に肉が食べたくなって、家族で夜は焼肉。うちはいちばん食べるのが娘で、網の上で焼ける肉を見張っていて、ぼくがハシをつけると「ああ、取られた」という。なんや、それ。 今日は…

ドストエフスキー一夜漬け

BS2「週刊ブックレビュー」録画のため、NHKへ。ごいっしょするのは、木野花さんと大石芳野さん。特集ゲストが井上ひさしさんだ。ぼくは、メインが武居俊樹『赤塚不二夫のことを書いたのだ!』、そのほかで、野村宏平『ミステリーファンのための古書店…

買った本だけ書くなり

ちょっとこの数日、バタバタしている。今日、かった本だけ書いておく。 神保町 悠久堂 ブルータス図書館「谷川俊太郎」500円 タテキン 寺山修司『不思議図書館』PHP600円 植草甚一『いつも夢中になったり飽きてしまったり』番町書房1200円 清水…

記すことなし、存在した。

金井美恵子訳『悲しみよこんにちは』ってのはどうだ

ただいま、深夜一時。ジャッキー・テラソン、ピアノトリオ「アイ・ラブ・パリ」を聞きながら、やっと原稿を書こうかというところ。いままでなにしてきたんだろう。中央公論で倉橋由美子訳『星の王子さま』を取り上げるため、内藤訳などを参考に、ちくま学芸…

堺利彦と名古屋モダニズム

夕べは家族で外食。「上々堂」の精算ができているというので、とりにいく。ついでに補充する。今月は少し低調で、48冊売って、取り分が1万9000円強。上々堂の玄関入ってすぐの陳列台の裏に、新聞記事の切り抜きがあれこれ貼ってあり、娘が「あ、長新…

誰か後ろからはがいじめにしてくれ

昨日五反田から宅配を頼んだ本が届いた。いっしょに、アクセスからセレクトした本別便で。前者は自分で買った本なのだが、買った時点で、一度興奮は封印されて、一日を置いて冷めている。それが、段ボールの箱をあけることで、ふたたび興奮が、二次使用でな…

買った、話した、飲んだ

五反田「遊古会」。がっぽり買って、宅配で送る。くらげ書林さん、朝からきていた。感心、感心。聖智文庫さん、珍しくきていた。喫茶店で一時間程しゃべる。なるほど、なるほど。勉強になるなあ。俵万智『サラダ記念日』の単行本って、見る? 見ないでしょ、…

記すことなし、存在した。

ささまは快食快便の店なり

昨夜あれから、TBSの放送原稿と、朝日新聞「ベストセラー快読」の原稿を書く。しばらく脳内に興奮のドーパミンが発生し、ベッドに入ってからも寝付かれない。いきなり禁を破って、ウイスキー水割りを一杯作って飲む。ただし、つまみはなし。それで、今朝…

追加

ちょっと、聞いたあ。ブックオフのサイトを見たら、バンクーバーに開店するって、「ブ」が。和食レストランの隣り、日本の銀行も近くにあり、たぶん日本人が集まって来るエリアなんだろうな。ちょっと、バンクーバー「ブ」へ行ってきました、って、いつか書…

ゆふがた、空の下で

二カ月に一度の通院、検査。待ち時間が長く、3時間はつぶれる。国立まわりで、「ブ」で読む本を仕入れる。井上ひさし『イソップ株式会社』は、まだ新刊で和田誠のきれいなカラーイラストが入っているのだが、105円。あと宮本輝エッセイ集『血の騒ぎを聞…

「とんち教室」をついに聞いた

この日誌にコメントくださったナガタニさんは、やっぱりあの長谷邦夫さんでした。驚いたなあ。しかも、長谷さんも、中日新聞の文化セミナーの講座をもたられるという。不思議なご縁です。長谷さんは、井上陽水の「桜三月散歩道」という名曲の作詩もてがけて…

ちくわ文庫、ってなに?

本棚をあれこれ整理していたら、あっというまに半日が過ぎる。「TILL」という詩雑誌が見つかった。1983年、新風舎刊。そう、あのいまや飛ぶ鳥を落とす勢いの出版社だ。住所を見ると、立川市羽衣町2・50・4になっている。「いとう羽衣店」のすぐ…

雨に閉じ込められて

一日中、雨。部屋にとじこめられて、あれこれ思案する。串田孫一さんが亡くなった。89歳、老衰。せめて、もう少し長生きを……などと思わない。丸く円が閉じるような死だ。これ以上望むべくもない終り方ではないか。家族の方は別な思いがあるだろうが。串田…

本棚組み立て、本を入れるなり

昨夜からいっしょにベッドにいたネコが、朝からじゃれついて、それで5時半ごろ起きる。しばらくかまっていて、めんどうになって、放っておいたら、どこかへ行ってしまった。それでまた眠る。つぎに起きたら9時。なんか、また古本の夢をみていたような。 今…

あれ? 村上春樹、額の生え際が

昨日、書けなかったのだが、「ばかのハコ船」の山下敦弘の長篇デビュー作「どんてん生活」を見ました。これまた、びっくりの傑作だった。やっぱ、この人、ほんものだわ。「ばかハコ」の主演、山下浩司がここでも主演。裏ビデオのダビングが仕事。リーゼント…

マンガにラブレターを書いた人間

永島慎二さんが亡くなった。ここんところ、テレビで、長嶋、長嶋と騒いでいた。巨人を嫌いな人はいても、日本人で長嶋さんを嫌いな人はいないでしょう、などという。冗談じゃない。ぼくは嫌いでも好きでもない。勝手に決めないでくれ、気持ち悪いと思ってい…

スクラップブックにつぎつぎと

朝食後、玉川上水沿いを一時間弱あるく。ところどころ土道が雨でぬかるでいる。しかし、草木の匂い、土の匂いがする。午前中に、東京新聞書評、黒岩涙香『噫無情』を書く。新潮文庫の全訳版(第一巻)、鹿島茂『パリの王様たち』、ちくま文庫『黒岩涙香集』…

噫無情!

今朝、4時過ぎに寝たのに7時に目覚める。雨の音。ひんやりした空気。あっ! いまネコが膝にとびのってきた。びっくりするんだよなあ。喉をなでたら、指をかまれた。なに、すんねん。 午前中に、新連載の教育誌の原稿を書く。古本を紹介するページ。120…

ばかのハコ船、にはまいったな

午前中、彷書月刊の原稿、ようやく書く。 夕方、国立駅前で待ち合わせ。日大芸術学部文芸学科の小柳先生が、女子学生二人を連れて、ぼくの取材に来る。喫茶「ロージナ」でライター稼業、これまでの人生のひととおりを二時間ほど喋る。さすがに疲れた。このあ…

ほんと、どうでもいい話だから

うちの家族は、娘、ぼく、妻という順で風呂に入ります。風呂があるのは一階。妻と娘の部屋は二階。以下、ものすごくどうでもいい話なので、そういう話嫌いな人は、ここで止めてください。 で、娘が風呂から出ると、一階から(ぼくは地下にいますから)「お父…

雨が激しく降り出して黄色いカツカレー

ここんところ、エアコン入れっぱなし。今日は、それでか、体調悪かったなあ。高円寺へほぼ開館同時に出陣。ほら、講談社文芸文庫をチェックしたばかりでしょう、だから、そこへ目がいく。土間の放出台に、中央書房さんが、15冊ぐらいかなあ、出していた。…