2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

愛知の「がらんどう」神保町へ進出

朝7時起き。新聞を取りに、玄関のドアを開けると、うちの白ネコ(マシロ)が飛び出す。このところ、外界に興味があるらしい。しかし、階段を降りるまでいかず、じっとあたりをうかがって、鉢植えの花の匂いなどを嗅いでいる。新聞受けから朝刊を取り出し、…

代々木公園を突き抜けて

10時半、歯医者。その足で原宿へ。代々木公園を突き抜けて、代々木公園駅近くのレストランで小池昌代さんインタビュー。早くついたので、ランチを取りながら下調べ。代々木公園は早い紅葉はもう終り、茶色のハッパが風で飛ばされている。秋の終わりを風に…

榊原郁恵の携帯ラジオ

教養セミナーの古本コラムは、昭和56年「中一時代」年間予約の景品、榊原郁恵写真の箱に入った、携帯ラジオ『ヤングミニ マーク2』について書く。ぼくらの時代には、万年筆だった。これはイヤホン専門のラジオ。二年前にすでにウォークマンが発売されてい…

早く朝にしてもらおうと

あれこれやることなすことを前に、ただ呆然の日々。林さん、トルコか、いいなあ。とりあえず、教養セミナーの古本コラムをこれから書く。TBSは年末恒例の日記、手帖の紹介だ。今年は『いきがい日記』集英社、だ。 明大から、資料、と昨日買った本が送られ…

三島自刃事件、二つの反応

明大セミナー最終日。ほるぷ復刻版のススメを説き、古書会館へ移動。趣味展で生徒さんたちに本を買ってもらい、教室へ戻り、発表会をする。同じ会場で買ったのに、それぞれ目が違うと、買うものもさまざまなのがおもしろい。ぼくをうならせたお二人に、最後…

あきらめかけて力を緩めたとき

昨夜二時すぎまでかかって、重い原稿を入れる。寝床で、『渦の真空』を下から読みはじめる。戦後、大学を中退した著者が実名で登場。恋人と同棲、北海道新聞に入社、肺結核を患い……といったことが、政治風俗の記述とともにくわしく書かれている。高円寺の古…

渦の真空に呑まれて

昨夜、どうにかJノベルの原稿を書いて、今朝は写真をそろえる。昼、神保町で工作舎のIさんに手渡す。古本屋の写真。整理されていなくて、めちゃくちゃ。木曜なのにコミガレが開いていて、石川弘義『欲望を創る人々』毎日ほか3冊。Hなタイトルだが、要は…

死ぬまでにしたい10のこと

昨夜遅く、ムービープラスで予備知識なしで見た映画「死ぬまでにしたい10のこと」がよかった。まだ23歳の若妻が主人公。失職中の優しい夫、それに二人の娘と母親の家の敷地内に置いたトレーラーハウスに住んでいる。主人公は夜、学校の清掃の仕事をして…

へえハイネってそうだったんだ

インビテーション、高橋徹『月の輪書林それから』晶文社の書評を送る。ジェイ・ノベル小説時評のため、ヒキタクニオ『角』光文社などを読む。これは、文芸出版の校閲部勤務の女性が主人公。ある日、気がついたら頭に角(つの)が生えていたというコミカルな…

原稿を送ったと思っていたら、書いてなかったのでしたあ。チクショー

昨夜、山本善行と電話で話す。阪急百科店でのイベントについて、京都新聞から原稿頼まれた由。イベントでは持ち込んだ本の半分が売れたという。半分はすごいよ。 今朝、早起きして原稿を書く、つもりが、早起きするも、朝飯食べたら眠くなり寝る。ひどいね。…

いま何時? そうねだいたいね

名古屋から帰る。夕方、新幹線が混んで、すぐに指定は取れず、1時間ほど松坂屋の書店で待機。小林信彦『東京少年』を買う。これを帰りの車内で読もう。行きは黒川創『明るい夜』を読む。京都が舞台。フリーターの女性。築68年の古アパートに住む。彼女、…

『血と薔薇』創刊号、難ありだが1050円

明大アカデミー4日目。日月堂の佐藤さんがゲスト。その前、学習院に引き続き受講してくださったYさん、それにもと同僚というNさんと話す。Yさんが高校の教師であること、初めて知る。Yさんがいるから、同じ話を二度できないんだよ、とぼやきながら、じ…

ただいま風呂上がり

#追加 今年の紅白の司会、みのもんただって。ええっ。NHK視聴率取りのためついにみの軍門に下る。浅智恵じゃのう。紅白は視聴率は20%でいい。白ける応援合戦は廃止せよ。一回、司会は堺正章と井上順でやってくれ。頼む。NHKと民放が2局ぐらいしか…

こ、声が出ない!

日誌、途中2日とんだのは、パソコンが不調になったせい。よくわからないが、インターネットに接続できなくなった。とりあえず、コードを真直ぐ伸したり、マックの上の埃を拭いたり、再起動してみたり、お祈りをしたりしたがダメ。それでぼくはもうお手上げ…

司馬漬けの日々

急に寒くなる。インフルエンザの流行、うがいと手洗いの励行だって。いい子にしてないとダメなんだ。 午後、神保町。巌南堂の西塚定人さんに司馬さんの古書価についてインタビュー。西塚さんは元横浜マリノスのJリーガーで、現在、中村俊輔(って、これでい…

『東京タワー』400ページ目で落涙

悪い夢で明け方目覚める。蒲団を蹴飛ばして、下半身が冷えきっていた。5時。そのまま眠れず、リリー・フランキー『東京タワー』を読みはじめる。自伝的作品で、著者に関して知らないことばかりだった。ときどき挟み込まれた箴言的文章が身に沁みる。母親の…

石坂洋次郎がこんな美しい本を

明大アカデミー3回目。ゲストは田村治芳さん。さすがタムラさん、話が巧い。ぼくも勉強になった。 終って即売会覗く。その前、ひと箱古本市で知り合った金子さんに声をかけられる。彼女は明大アカデミーを受講してくれているのだ。今度、ゆっくり御茶を飲み…

砂だけがあればよかつた

あれこれ思い倦ねるうちに日付けが変わった。すべてこともなし。ただ漂えるがごとし、だ。 もう昨日になるのか、散歩で立寄った一ツ橋「ブ」で、水野英子『ファイア−!』の1、2を見つける。懐かしいなあ。日本初のロックミュージカル漫画ともいうべきで、…

えらいこっちゃ、吉朝死んだ

昼、神保町で時事通信文化部のOさんから取材を受ける。古本のいま、の話。1時間以上喋ると声が出なくなる。何度か聞き直される場面があったのは、舌がもつれたのだと思う。三茶店頭で、高野喜久雄『闇を闇として』思潮社の現代日本詩集18。真鍋博装幀。…

上々堂に補充しました

午前中、週刊ダイヤモンド、文庫コラムを書く。午後、上々堂へ補充に。帰宅するとサンデー毎日から留守電。原稿締めきり、すっかり忘れていた。あわてて、関川夏央『白樺たちの大正』の書評を書く。1時間くらいで書く。週刊読書人から、対談の依頼。お相手…

静ちゃん、煙突のてっぺんでラジオ体操第一!

現在、池谷『東京古書店グラフィティ』伊佐夫さんが編集長を務める、地域雑誌「かんだ」から原稿依頼されたのがずいぶん前で、気がついたら締切を過ぎていたことを知る。本日、午前中に400字約7枚を書く。東京のおかみさんと大阪のおばちゃんの比較。ど…

牧野信一『西部劇通信』

午後から雨。あと終日、降る。夕方、家族でスーパーへ買物に出た以外は家にいる。 昨夜、文鳥舎で鬼涙村の朗読を聞く。正直言って、途中、何度か疲れのため眠ってしまった。切れ切れに牧野の言葉が入ってくる。今日、牧野の作品を数編再読する。池内紀さんが…

文鳥舎さんに行きました

明大アカデミー2回目。ゲストは野村「ミス古書」宏平さん。最初、京都知恩寺で買った古本を紹介し、あと二人で喋る。終って、筑摩の青木さんを交え、野村さんとリバティータワーの学食で昼食。二人と別れ、古書会館へ向うが、どっと疲れが出て、本がまった…

日大に古本屋研究会あり

TBSの朝。朝食会終って、ハイヤーで江古田「日大芸術学部」を目指す。本日、学園祭。同大学の古本屋研究会が古本市を開く。顧問的役割の小柳先生に誘われて、訪ねることに。会のメンバーに挨拶。三カ月に一回程度、あちこちの古本屋巡りをしているそうだ…

昨日はつまらないことを書いてしまった。甘えているのである。今年末の松屋銀座店での古書市に、ポランさんから参加を誘われ、深く考えずに「やります」と言ったが、趣意書を見ると、けっこう手続き等が大変で、いちばん忙しい時期ということもあり、断わり…

なのにあなたは「ささま」で買うの

月は代わって11月1日、夜9時帰宅。これからたぶん朝まで、ごちゃごちゃとあるので手短に。 10月30日夜、支度をして家を出る。荻窪で丸の内線に乗り換えるので、ついでに「ささま」へ寄る。均一に永井龍男が大量に出ている。あれこれほかも含め7冊ほ…