2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

昭和三十年代漬け

学研新書、書き継ぐ。昭和三十年代漬けの日々。四十年代突入はいつの日か。 文藝春秋スペシャル「新人生読本」に、作家による人生相談、5本コラムを書いております。昨日は、サン毎の帰り、飯田橋「ギンレイ」でイタリア映画「イタリア的恋愛マニュアル」一…

ぼくはピンク亭八茶起だそうです

山行きを予定して、朝早く起きたが、外は曇りで、日よってしまった。 ポケットから橋袋に書き付けたメモ。こないだの同窓会で、Nという同級生と、彼は20年前の同窓会に出なかったから、面と向かって喋ったのは、30年ぶりぐらいだが、このNが、たぶん守…

芸人その世界

午前にビッグイシュー、北村薫『空飛ぶ馬』についての紹介と、教養セミナーの古本コラムで、永六輔『芸人その世界』について書く。ぼくの芸人観に決定的な影響を与えた、芸人のエピソード集で、ひょっとしたら生涯の一冊と言えば、これを選ぶかもしれない。…

上々堂、補充

ビートたけし主演「点と線」連夜で見たが、どうにも割り切れない。日本のテレビは、映画界から「電気紙芝居」とさげすまれ、今日の発展を遂げたのだが、これは電気紙芝居そのものではないか。ビートたけしを鳥飼刑事にして、主演に座においたことで、なにが…

吉祥寺

三連休の最初。夕方、吉祥寺へ。送られてきた「大人の休日」カードを改札で使う。スイカの機能もあるのだ。 古書センターで、井上靖『旅路』(人文書院)100円、ほか、いま執筆中の「昭和30年代サブカルチャー史」の資料として、米澤嘉博編『ロボットマ…

アフリカン・ピアノ

昨晩積み残した原稿、朝早起きして、書く。TBSは佐野眞一『枢密院議長の日記』講談社現代新書。 神保町経由でサンデー毎日へ。書肆アクセスの前を通るが、入り口のガラスドアは締められ、なかで畠中サンが残務整理をしていた。声をかけずに行く。タテキン…

これほどの腹立ちを女堪忍え

塩山芳明『東京の暴れん坊』右文書院、届く。少し、目を通しておく。何カ所か笑う。人物の比喩がうまいのな。文章による似顔絵。 昼は甚五郎という人気蕎麦屋へ、妻と。京鍋うどん、だったっけ、鍋にたっぷり野菜やキノコが入ったうどん、1000円だけど、…

過去の発掘

関西から帰ってきました。守口高校1年7組同窓会、については、「古本ソムリエの日記」をごらんください。自衛官から北新地のママまで、多彩な同級生でした。ぼくはシャイだったので、今回、初めて喋った女の子というのもけっこういた。3次会まで話は尽き…

そして五反田

五反田。ちょっと出遅れ。しかし、このあと移動した神保町タテキンのもあわせ、20冊ほど買う。それで5000円くらいか。 写真は昭和45年ニッポン放送がだしていたPR雑誌「VIVA young」。オールナイトニッポンのDJ、投稿ハガキ、南里文雄と糸…

なんだ、半田健人って!

マイミクのbuKuさんの日誌に指示してあったアドレスから飛んで、You Tubeにぶつかり、目を回した。音楽のジャンルで、吉田拓郎を引いたら、まあ出てくるわ、出てくるわ。新六文銭のたった一回の再結成とか、ライブ73のときの神田共立講堂でのライ…

ミクシィで

えー、じつは開店休業状態だった「ミクシィ」を利用して、書き下ろしの下書き連載を書き始めました。学研新書で来年出る予定の、昭和30年、40年のサブカルチャー史を、あくまでぼくの体を通ったものだけ、拾って時系列で叙述するという試みで、これまで…

人が心に思うことは誰にも止められないもの

12日月曜は、昼前、浅草橋へ。ガード下の喫茶店で、サンデー毎日著者インタビュー、『J・C・オカザワの古き良き東京を食べる』。日曜に本が届いて、月曜日に取材、その日のうちに原稿を書くという離れ業。本は、辛口グルメガイド、といったところだが、…

つねにイエスマン

一日仕事。月2度の、集中を要するヘビィな原稿をなんとか午前中にあげる。昼はカレーうどんとたこ焼きという大阪的な食で済ませ、「ビッグイシュー」は上原隆さん『雨にぬれても』(幻冬舎アウトロー文庫)を取り上げる。上原さんには会ったばかりなので、…

ちゃんと読書、してくれ

昨日の晩、BSで「いつか読書する日」(で、よかったかな)、田中裕子主演の映画を見た。もちろん「読書」ってところがポイント。舞台は長崎。田中裕子は50歳で、ずっと独身。男っけはない。朝、牛乳配達、昼間はスーパーで働いている。楽しみはベッドで…

とんでもない本になりそう

11時水道橋。御茶ノ水から歩く。青弓社の矢野さんに面会。「すむーす」連載の「おおさかお笑い図書館」を本にしよう、と声をかけてくださって、もう何年たつか。その後、書き継ぐことができず宙に浮いたままだった。それが、晶文社から出る本に、どうして…

心はぬくい

秋の日はつるべ落とし 小さくしぼむ帰り道 指がかじかむ 大きく揺れる町に投げキス 月の光見守るなか 心はぬくい 気まぐれな東風 やっとキミと話せそう 波一つたたぬ心にお前一人浮かばせて 漂い続ける (「つるべ糸」鈴木晶子)名盤、小坂忠「ほうろう」を…

実景登場小説とは?

「産經新聞」書評。赤瀬川原平『戦後腹べこ時代のシャッター音』岩波書店を書く。これはいい本だった。 『汽車』を取り上げた章。「汽車というのは人間が造った機械作品の中で、最高傑作だと思う」「逞しいエネルギーの象徴だった」「だからこの本のページを…

田端へ

2日は西荻で、「おに吉」次号の打ち合わせ。興居島屋、音羽館、上々堂、ささま、バサラ各店店長とぼくが準備委員会をつくる。次号では「三鷹」までエリアを広げること。ページ数拡大が決まる。そのあとすぐ根津へ、上原隆さんを取材。会社を辞められ、フリ…

11月に入った

なんか、いろんなこと、行き詰まっとるなあ、という今日この頃です。 10月31日はサンデー毎日。神保町「古本まつり」を覗く。ワゴンで2冊、コミガレで6冊。『森敦のおかっぱ愛情学』21世紀ブックスは、ラジオの悩み相談を活字化。かなりの珍品。ちょ…