2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

いろいろ、御本いただいております。ありがとうございます。 メディアファクトリー新書の新刊4冊。松嶋憲昭『桶狭間は晴れ、のち豪雨でしょう』は斬新な発想とタイトル。 北沢夏音『Get back,SUB! あるリトル・マガジンの魂』本の雑誌社。宮里くんが入社し…

選ばれた日に

日曜朝、日曜美術館。舟越保武。食い入るように見る。長崎で見た、26聖人像のこと、思う。レプリカがあれば、一体でもいいから欲しい。26聖人殉教の2月5日に、また舟越も昇天したと知る。誕生日に死んだ小津安二郎と同じく、選ばれたような日に生涯を終え…

28日富士吉田。昨年につづき「ナノリウム」中植さんに呼ばれ、今回は中川五郎さんのライブのあと、ぼくが中川さんにあれこれ聞くトークを、月江寺のジャズバーでやる。富士山駅まで行かず、月江寺駅で降りて、ブラブラした方がおもしろい。フォーク酒場もあ…

ニューヨーク「ブ」シール

明日、富士吉田のギャラリー「ナノリウム」の依頼で、中川五郎さんのライブのあと、中川さんとお客さんの前で音楽の話をすることに。かつて「コクテイル」で中川さんのお相手をつとめて、これが二度目。中川五郎の名前は、日本フォーク史にゴチック体で麗々…

途方にくれて

『少年少女昭和ミステリ美術館』という本が平凡社から出るようだ。モンガさんのブログで知った。森英俊・野村宏平共著。おお、ミス古書の野村さんだ。アップされた写真を見ると、オールカラーで楽しくなる。これらは、いま、古書の世界で値段の張る分野の一…

あーあ、またやった。来月三日函館行きの宿泊つき往復航空券の予約が決って、メールが来たのだが、よく見ると、空港が「新千歳」になっている。ええ、どういうこと? って、間違えたのは自分だ。安いチケットを求めて、いろいろ条件を入れて検索するうち、値…

昨日は、トークイベントデイズで、昼過ぎ、青山ブックセンター本店で、グレン・グールド伝を出した青柳いづみこさんと堀江敏幸さんのトークショー、夕方5時から西荻のビリヤード場「山崎」で、よみた屋・澄田さんによる「古本屋開業講座」。たっぷり、有意…

鶴見俊輔『象の消えた動物園 同時代批評』(編集工房ノア)で、ナンシー関について触れた一文。 「今の世の中『得しないと損である』が常識となっている。」/これは一行でこの時代の日本を要約し得ている。 1927年に出た松崎天民『銀座』のこんな一行。…

明日から始まる「ふるほん日和」、朝日新聞に雨で23日に順延とありましたが、一部、開催されるようです。盛りだくさんで、一息では飲み込めないですが、くわしくはこちらを。 http://furuhonbiyori.seesaa.net/ トンカさん始め、女子の古本屋が多数、箱で参…

朝、TBS、目覚ましかけたのに、切ってしまったのか。妻に車が来て、待ってるよと起こされたのが、出発するはずの6時半をとっくに過ぎた7時。ええ、迎えの人、もっと早く、チャイムを押してくれればいいのに、と自分のミスを棚にあげて3、4分の支度で…

加藤和彦のドキュメントを見たもので、「ボレロ・カリフォルニア」を買う。微妙な感想を抱く。 TBS放送原稿、長谷川晶一『最弱球団』を送る。 「古通」連載は、山形県鶴岡の「阿部久書店」。次は、根岸か、それとも都内温泉をからめた散歩にするか思案中。…

今週発売「週刊現代」に、川上弘美『神様 2011』の書評を書きました。 今日も「ライスカレー」を二回分、見る。おもしろいなあ。まったく英語を解さなかったケンが、「不思議だ、ジェーンの話している英語がわかる」と言うシーンがある。見ている方も、ケン…

昨日は秋晴れ。半袖の人も多い日より。午後、外出。池袋「ますく堂」へ。「古本屋をやるぞ」と志を抱いて上京してきた小さな女性が、思ったより早く、夢を実現させた。池袋西口。西口公園を抜け、劇場通りをわたり、西池袋公園の中央の道をすすむとすぐ、右…

11月27日、第二回くにたちコショコショ市が開かれることに決まりました。場所は、「谷保」駅からすぐ。「やぼろじ」という場所。くわしくは、プロデューサーの蕃茄庵さんのブログによる告知を見てください。親切な案内になっています。同時に、というか…

昨日の谷崎賞受賞パーティ、いやにスーツ、ネクタイ姿が多かった。あたりまえだろう、と言われるかもしれないが、ほかの出版パーティでは、われわれライター族はいたってラフな格好で出席することが多い。今夜は知ってる人に会えないかなあ、と思っていると…

前倒しでいちにち早いサンデー毎日。神保町をなでて日比谷。東京会館のカフェで中公のTさんと打ち合わせ。書下し新書一冊分のプリントアウトしたのをもらう。書き過ぎて、かなり削らないといけない。書き足すよりは楽。その上で、全体を調整。あとひとふん…

今月、23日西荻ブックマークは「よみた屋」の澄田さん登場。音羽館の広瀬くん、ささまのノムラくんと同じ、もと「高原書店」高原担の高弟たちです。そうか、三浦しをんさんも、「高原」で値付けをしていたんだ。澄田さんは、「おじいさんの本買います」をキ…

東京野球ブックフェア

先日、ここで紹介した『最弱球団』を中心に、野球に関する本のイベントが、以下行われます。場所はおなじみ「相生の里」。秋の日曜日、野球好きにはたまらん催しもの。おでかけください。 ****************************************************************…

「クウネル」で封筒

ゲオへ行くが「いつか読書する日」はなかった。健さんが新作を撮るというので、見てなかった「ホタル」を見たが、どうもねえ。あらゆる違和感をぶちこんだような仕上がりで困ってしまった。 「あった、あった。」は、昭和二年初版、再版分の『軽井沢と附近の…

いつか読書する日

つん堂さんが、昨日の「秋も一箱」の模様をたくさん写真をアップして紹介している。知ってる顔がいっぱい。ぼくは参加もならず、客としても行けなかった。新宿以東がとても遠く感じられる今日この頃である。 http://d.hatena.ne.jp/tundow/ そのかわり、と言…

「秋も一箱古本市」本日開催。11時から16時。天気もよく、よかったですね。詳細はこちら。 http://d.hatena.ne.jp/seishubu/河出文庫から山口瞳『人生作法入門』をいただいてます。「谷保」をずっと「やほ」と読んでいたが、こないだ「やぼろじ」を紹介した…

昨日は、TBSで小林信彦『流される』文藝春秋を紹介。都電の描写のところで、「私も昔、青山に住んでいまして」と森本さんが都電の話を始める。これがよかった。古き良き東京の風景をホウフツとさせる。ハイヤーで西巣鴨。昨年に引き続き、渡邊直樹教授の…

松岡正剛『外は、良寛。』をちょっとアマゾンで引いてみたら、すべて中古品。5829円が最低で、6000円台がけっこう多く、ウン万台もけっこうあって、いちばん高いのは4万8000円。しかも条件は「開き癖有。1994年・2刷。帯付。折有二枚。」。署名…

そうか、倉橋由美子『夢の浮橋』は、三月から始まり二年後の三月へ続く、季節の円環していく物語だったのか。この一作を遺しただけでも、倉橋の名前は残ると思います。買ったのは何冊目かの単行本での表記は旧字旧かなで、ぼくはあんまりこだわらないほうで…

スナック「ジャニーズ」

忘れないうちに、これだけは書いておかないと。10月1日付け「朝日」の「耕論」という紙面で、「スナックふれあい」と題し、三名がスナックについて語っている。これが新聞史に残る傑作。食べるスナックじゃない、「小さなスナック」のスナックですよ。釜石…

今年も「ブックスひろしま」の一箱古本市が11月5日に、横川駅で開催されるようです。続けることが大事。がんばってほしいですね。」 http://blog.livedoor.jp/okonomibonh/ 山野勝『江戸と東京の坂』(日本文芸社)、湊かなえ『境遇』(双葉社)をいただい…

本はここでしか買わない。

昨日のブログで「メルクマール」と書いたのは、「ランドマーク」の書き間違い。書きながら、「?」と思ったが、そのままで行って、しばらくたって「!」。 いま、ブックオフのことを書いてるんですが、ぼくが最初に行ったのは、いつ、どの店だろう。古本購入…