2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

あいもかわらぬ金曜だ。「書窓展」で4冊。井伏鱒二『太宰治』は持ってる気がするが、400円と気味が悪いほど安いので買ってしまう。すぐ読もう。タテキンで橋口幸子『珈琲とエクレアと詩人』。これはこのあと、喫茶店でさらりと再読。うむ、いい本だ。こうい…

昨夜「国立本店」で、「ギャラリービブリオ」の十松くんが、もとの職業「取次」について語るトークショーがあって、参加。わかっているようで、そのじつ、その仕組みをくわしく知らない「取次」について、また「国立」の町について、約2時間半、十松くんが…

忘れぬうちに昨日のことを書きとめておく。これは自分のため。 夕方、「週刊朝日」取材、ドキュメンタリー「書くことの重さ 作家佐藤泰志」を見ての感想を語る。聞き手はライターのNさん。監督の稲塚秀孝さんが同席されたので驚く。Nさん、じつは「毎日」…

昼はオムライスを作る。 朝から頭がモヤモヤ。算段し、予定し、実行有るのみ。昨日は、ずっとユースホステルのことを考えていた。昔みたいに、ミィーティングしたり、歌うたったり、ということはないようだ。けっこう、まだ残存しており、いくつか泊まってみ…

昨晩、またユーチューブでこそこそ徘徊していたら、これが。武田鉄矢の青春バカ話に、ひさしぶりに腹を抱えて笑う。やらしいことばかり考えていて、いつも目が濁っているのを、女生徒が「ウミガメが産卵するときの目」と指摘する、その表現の卓抜さに笑いこ…

今朝の「朝日」多摩版に、「憧れの漫画家 約束の復刻」と題して、森安なおやの作品集が、八王子の古書店主により復刻されたニュースが報じられていた。その古書店主とは高畠「徳尾書店」裕幸くんだ。ちゃんと顔写真も出ている。森安は「トキワ荘」フリークに…

谷川健一さんが逝去された。ぼくは谷川さんを取材している。小さな編集部にもぐりこんだばかり。南方熊楠のことを小特集することになり、誰か権威にインタビューしてこい、ということで、依頼し、自宅へうかがった。おっかなかった。しかし熊楠のことについ…

先日、「ぐろりや」展で買った洋絵本。『ちっちゃなスザンナ』は、ぼくの宗旨ちがいの買い物ながら、S社・資料室の廃棄本で、スタンプ、貸出しカードとサックがそのままついている。本自体は1937年の刊。著者はマーガレット・アンジェリ(表記はこれで…

NEGIさんが、ガリガリくんをかき氷にできる装置をお中元でくれて、ときどき娘と梨味をガリガリやってるのだが、食べるとき必ず、めしばな刑事のガリガリくん梨味を食べるときの名セリフ「これはもう梨味じゃなくて、梨だな」と言うことにしている。そして、…

守秘義務があり、明かせない、毎年の下請け仕事(応募作の下読み)があり、連日、没頭。頭がくらくらする。それでも初期に比べたら、担当する本数は激減。経費節減ということか。最初は、下読み代が、けっこういいボーナスになったが。 とびかかる意欲作にも…

さいきん、受贈書の紹介を怠っていて、もうしわけないことです。 ただ、これはすごい、と後頭部をガンとどつかれたような本が届きました。寺島珠雄編著『釜ヶ崎語彙集 1972-1973』新宿書房がそれ。40年前の釜ヶ崎の実態を、辞書のように項目を組んで、しかし…

朝、4時ごろ目覚め、ちょうどいい、青春18を使い、八王子6時35分発、松本行きという青春18にぴったりな電車で最寄り駅から4時間かけて松本へ。4時間だけ滞在。例によって、無料の自転車を借り、あっちこっち丁稚で、松本めぐり。いつも素通りする「あがた…

8月後半、国立。国立本店と増田書店のコラボで、トークショーを中心にしたイベントが開かれます。われらが十松くんも登場。おや、幅くんもやってくるのか。 http://kunitachihonten.info/event/081731event.html 午前、早いうちに、玉川上水さんぽ。直射日…

『蔵書の苦しみ』3刷りが決まりました。ぼくの本では異例の、早い、重なる増刷です。みなさん、ありがとうございました。これで、ここまでに見つかった誤植は直されることになる。連動して、流通しているほかの本も売れてくれるとありがたい。ほんと、大変…

昨日は夜、新宿・紀伊国屋サザンシアター「柳家喬太郎独演会」へ、お呼ばれで聴かせてもらう。西荻「音羽館」で買った三冊は、ぼくが売った本だった。「くくく、これ、岡崎さんの本ですよ」と広瀬くん。でも、いい本なんだよなあ。「赤レンガ」で、お茶しな…

京都から帰郷して今日まで、中公文庫創刊40周年を記念して刊行される小冊子の原稿と格闘していた。中公文庫から出た日本人論のロングセラーを紹介しつつ論じるという骨のある原稿。自分の任ではないとも思ったが、過去に同社から「日本人論」を概観する原稿…

朝から探している本が見つからず、あちこちの山をひっくり返していたら、植草甚一読本(前の持ち主のラインひきまくり本)が出てきて、パラパラ見ていたら、「昭和四年ころだったが、早大正門前に稲門堂書店が大きな店をかまえていて、その二階に喫茶店がで…

京都から帰ってきた。あまりの暑さで、下鴨で倒れそうになる。たくさんの人に出会えてよかった。東京からも知り合いがずいぶん来ていた。ちょっと進むと「あ、岡崎さん」と声をかけられ、そのつど立ち止って会話する。 感想はいろいろあるが、帰宅してすぐ、…

おはようございます。長い夢を見て、疲れた。 昨夜、秋の虫の音を聴く。暦の上だけの「立秋」なんて言ってるが、虫は暦を知ってるのかしらね。 ユーミンの録音は弦が多いでしょう。それで音を作っていくんだが、ギターとベースっていうだけの、これもいいね…

がんばって、「サン毎」10本を押し込んだら、連休号をはさんで、一週締め切りが延びたのだった。まあ、早くやっておく分にはいいか。「いちおし」は、『混浴と日本人』筑摩。 息つく暇なく、「週刊モーニング」の単発原稿。といってもマンガじゃない。あたり…

夏の終りに、第5回あいおい古本まつり。水道橋博士登場! http://aioibook.exblog.jp/ 郵便とりに外へ一歩出たら、熱に頭がクラクラ。「サンデー」10番勝負になんとかとりつく。 広島「古本交差点」から、半月分の売上げ明細とスリップが。ていねいな売上げ…

「サンパル古書のまち」に最後まで残った「ロードス」さんが撤退し、いよいよ「古書のまち」ではなくなったと、これも神戸新聞で知る。 http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/201308/0006217086.shtml ぼくは「寂しくなった」と言えるほど、神戸に足を運んで…

このところ、早朝めざめ、また寝入り、そのときに変な夢ばかり見る。 今朝はすずしい。フィンランドで森ととともに生きる男たちのドキュメントをBSで見る。おそらく何百年と変わらぬ暮らし。精霊が息づいている。 このところ読んでおもしろかった新書3冊…

「夏」はけっこう好きかもしれない。夕食後、スーパーまで散歩しながら、そう思っていた。夕風がすずしく、秋の風だ。あいかわらず蝉がかしましいが。 いや、年々、暑さが度を越し、慢性の熱中症みたいになることもあるのだが。コンクリのすきまから、はみだ…

午後、高円寺。即売会。昭和初年の『カット図案集』を一冊だけ買う。中華で定食。つい生ビールをたのんでしまう。しかし、これがじつにうまい。昼から呑むことだけはするまいと思ってきたが。 西荻下車。「なずな屋」「音羽館」。「なずな屋」には、太極拳の…

下鴨神社恒例、夏の古本まつりがあります。初日、11日(日)のお昼、「スムースランチ」という会が開かれます。「グリル生研」という洋食屋で、おいしいランチを食べながら、戦利品を見せ合う、というだけの気楽な集りです。「善行堂」ブログが告知していま…

昨日は夕方から神保町で、小学校の同級生3人で飲む。いい歳して、「誰が好きだった」ばなし。まるっきり小学生だ。仲良かった双子のかたわれが、その後自殺したと知る。あと、それぞれの記憶の欠落を、パーツでつなげて、生ビールがすすむ。「大金星」とい…