2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

みぞれまじりの京都なら

昨夜遅く、関西から戻る。バス停に妻と娘がいる。渋谷でスピッツのコンサートを見ての帰りだという。待ち合わせたわけではないのに、家族で夜のバスに乗る。 26日、午後の新幹線で京都。京都は雨、のちみぞれまじりに。寒い。河原町周辺の新刊書店で『ベス…

さそうあきら『神童』

目覚ましかけ、朝6時に起床。鉄道の夢をみる。仕事がたてこんでくると、よく電車の夢を見るな。船で港について、山陰本線に乗り換える。益田あたりらしいが、駅名は違う。まるでバス停みたいな貧弱な駅。バスみたいな小ぶりの一両の電車。途中、散文みたい…

よい大人になるとはかぎらないのだ。

風が強い。午後、オールナイトニッポン40周年番組、3時から吉田拓郎のオールナイトニッポンを聞く。コンサートツアーをキャンセル、公に姿を見せず、心配していたが、どうやら加齢による不定愁訴、のようなものだったらしい。番組ではいたって元気に喋っ…

にぎやかな午後のひととき

昨日はケツが高円寺・コクテイルと決まっていて、それまでのルートを決める。「ギンレイ」の「愛の賛歌 エディット・ピアフ」「ミス・ポター」が最終日で、これをその前にもってきて、どうせだから、神田の即売会を覗くことにする。『毎日小学生新聞にみる子…

やっぱり振り向いてしまう

ずっと快晴の日が続く。日が次第に強く、ぬくもりを持ってくるのがわかる。切手を買いに、夕方自転車を走らせたら、近くの雑木林の空き地に、こんもりと陽がたまって、明るく輝いていた。風はまだ冷たいが。風の「暦の上では」を口ずさむ。君が涙ぽつんと落…

故郷へ錦を飾る

昨日、神保町経由でサン毎。車中では、青柳いづみこ『ボクたちクラシックつながり』文春新書を読む。『のだめ』ほか、クラシック音楽を題材にしたマンガをもとに、青柳さんがクラシック音楽の奥深さ、音楽家たちの知られざる姿などを伝える。おもしろい。編…

『ベストセラーだって面白い』

「中央公論」、桜庭一樹『私の男』・富島健夫『おさな妻』の原稿を書き上げ、昼、カレーうどんを食べていたら、宅急便が。 中央公論新社から『ベストセラーだって面白い』の見本10冊が届く。がんじょうな包装を、がしがしと解いて、初めて我が本を手に取る…

富島健夫だ、どうしよう

晴天つづき。妻が留守で、夕方、ひさしぶりにカレーを作る。指先がいつまでもニンニク臭い。 ようやく、富島健夫『おさな妻』集英社文庫がマケプレから届く。中央公論連載で、桜庭一樹『私の男』に、何をぶつけるかで悩んだ末思いついて、編集のTくんに頼ん…

月の湯古本まつり 須賀敦子

えー、以下、向井くんからのお達しが来ました。熟読の上、ぜひご参集ください。 しかし、銭湯で古本市、というのが楽しいねえ。ほんとうは、ちゃんと湯が入っていて、裸で古本が見られるともっとおもしろかったけど(冗談だよ)。向井くんたち、わめぞグルー…

風のウエンズデイ

思いがけず、ぽっかり空いた水曜日。本来なら、毎週、神保町経由で竹橋へ行っているはずが、ポカをやって、昨日、済ませてしまったのだった。 今日は風のウエンズデイ。それもたいそう寒い。ビュー、ビュー風が吹き捲くってら。 昨日、いつも止めている駐輪…

山田稔さんが

まったくもって、どうしちゃったんだろう。今日は水曜日と間違えて、この日締め切りの筑摩のゲラを昨晩、大急ぎで見て、抱え込んで外へ。御茶ノ水から電話し、筑摩に届ける。その足で竹橋へ。なにしろ水曜日と思っているから、サンデー毎日へ行くと「あれ、…

入門書と本棚

昨夜、家族でダイヤモンドシティへ。オリオン書房で、話題のヒヨコ舎『本棚』(アスペクト)を買う。ひとの本棚って、どうしてこんなにおもしろいのだろう。川上未映子、桜庭一樹と、芥川、直木賞受賞者をちゃんと先に取材している引きの強さもすごい。これ…

若いぜ、三島由紀夫

深夜、もう止んだようだが、また雪だ。地面は真っ白。都心は早くに雨になったようだが、東京西郊は少し寒いのだ。 11時ごろ、高円寺即売会。吉田健一『時間』200円、2度目の吉行淳之介全集4(講談社)150円、三島由紀夫『裸体と衣裳』新潮社は2刷…

つまんない男だよ

月に2度の、集中力を要する原稿を書く。午後、はじかれたように国立へ脱出。ひさしぶりに「谷川書店」へ。阪田寛夫『わが町』(晶文社)は、灘本唯人の装画によるカバーで、晶文社の本らしくない。大阪の町を章題にして綴った、阪田の自伝的連作長編。これ…

雪、神楽坂、自虐の詩、あなたの船

6日、またもや雪。それが雨に変わって。神保町経由ではなく、直接「竹橋」へ。サンデー毎日。 終えて、飯田橋「ブ」を経由して、ギンレイ。「自虐の詩」一本だけ見る。あの業田良家の名作の映画化。もともと映画化なんて、誰も思いつかなかっただろう、四コ…

あれこれ

朝、5時に目覚めてしまい、辻原登『熱い読書 冷たい読書』マガジンハウスを読み継ぐ。これがなんとも素晴らしい書評、読書案内になっていて、紹介された本をいろいろメモをする。辻原登、きてます。 午後、昼食とりがてら、国立へ。「ディスクユニオン」で…

それでもいつかどこかの街で

西加奈子さん『きいろいゾウ』集英社文庫のための解説をようやく脱稿。文庫解説となると、ふだん書いている書評より数倍緊張するな。なにより著者に気に入ってもらいたい、という気持ちが働くし、読者のためになれば、というプレッシャーもかかる。後々残る…

名古屋のブックフェア近づく

雪、でしたね。夕方には路面の雪はすっかり溶けてしまったけど。 娘の中学受験の日で、駅まで車で送るつもりで早起きしたが、車を出せそうにない。ちょうど、タクシーが誰かを送って、家の前まで来たのをつかまえて、それで妻と娘は無事でかける。 それで、…

部屋の中でもマフラーを

珍しく、一歩も家から出ない一日。鼻水とくしゃみが断続的に出て、部屋の中でもマフラーをしている。 「インビテーション」書評用、岡田芳郎『世界一の映画館と日本一のフランス料理店を山形県酒田につくった男はなぜ忘れ去られたのか』講談社、というおそろ…

これも風邪のせいならいいんだけどね

ああ、また「ブ」の話かい。いいかげんイヤになっちゃうね。昨晩、家族で「ガスト」(以前住んでいたマンションの近く、よく行ったんだ。ここ)で食事をし、ほんとうにひさしぶりに花小金井「ブ」へ。ここは大型店なのだが、ほとんど買えない。この日は、雑…