2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

きのう、雨のなか、小石川から本郷と、文京区をうろついていたのですが、静かないい町ですねえ。歩き甲斐がある。6月が、きゅうきょ忙しい月になりそうで、やることが山積み。漱石、鴎外、一葉、啄木、賢治などが歩いた道を、よたよた歩きながら、とにかく…

negiさんから、小石川「あゆみブックス」の文庫平台で、『昭和三十年代の匂い』が平積みされ、しかも「今年の父の日にはこれ」みたいなポップがつけられていると情報を教えられ、あわてて、すたこらっさと小石川へ。へえ、ほんとだ。うれしいなあ。ポップを…

朝の寝床で『野呂邦暢小説集成1 棕櫚の葉を風にそよがせよ』(文遊社)から標題作を読む。やっぱりいいなあ。惚れ惚れする文章。川のある土地で、出口のないような生活をする男と、しょせん一緒に生きてはいけぬ絵書きの女、そして戦記もの洋書に入れあげて…

朝から原稿を書き(「赤旗」図書館2回目は『移動図書館ひまわり号』)、ゲラを訂正して再送稿し、本の写真を撮りと大忙し。ものの3時間ほど集中しただけで、脳にかすみがかかる。どれだけポンコツな脳やねん。 昼食は家内と丸亀。帰りは歩いて帰ることにし…

ぶっくす広島の財津くんが、おもしろいことを始める。以下、私信のメールから一部を。 広島の古書店が集まる「古本交差点」 を2013年7月16日(火)〜にスタートさせることとなりました。 僕はその中で「古書ひろしま文庫」を行います。 神取書店さん、…

娘が学校の芸術鑑賞で、歌舞伎座へ歌舞伎を見に行くという。うらやましい。場所を知らないというので、朝、一緒に出て、銀座まで付いていく。「ここからは、もうまっすぐだから」と別れて、有楽町から五反田へ。こんなに早く「南部」の古書展へ行くのはひさ…

『札幌古書組合八十年史』があまりにおもしろくて、ぼくは、どうしてこんなに古本、古書の話が好きなのかと自分で驚くほどだ。 座談会1は隆盛期の回顧。昭和六十三年頃がいちばんよく売れた。ここまでが右肩上がり、平成に入って十年まで横ばいであとは急降…

吉田秀和の余熱で、「ブ」でルービンシュタインがカルテットでモーツァルトを弾いたのを買ってきて聴いている。 昨日は、二日がかりで、村上春樹新作についての原稿に悪戦苦闘。最初、漱石「こころ」との類似を指摘し、というふうな原稿を書いていたのだが、…

「赤旗」に6回、図書館のことを書くことになり、初回が本日午前中締め切り。そしたら、時事通信Mさんから書評依頼の電話がきて、宮田昇『図書館に通う』みすず書房が届く。なんというタイミングのよさか。北海道新聞からは、伊東潤『巨鯨の海』光文社の書…

昨夜、Eテレで吉田秀和を取り上げた番組の再放送を見る。前に見たのがもう5年前になるのか。吉田秀和が才能を発掘した一人、庄司紗矢香というバイオリニストをチェック。吉田秀和を無性に読みたくなる。 今日は、薄曇りで、ちょうどいい「みちくさ」日和。…

午後、三鷹「上々堂」へ補充精算。「手作り市」を店頭で開催。子連れのママさんたちが押し寄せていた。「岡崎堂」は、大きな紙袋二つ分、大量に補充。ちゃんと補充すれば、翌月の売上げもいい、ことがわかっている。 そのまま「音羽館」へ。溜まった新刊書を…

『札幌古書組合八十年史』がついに完成! あわてて「古書すがや」さんに注文を入れた。わくわくするなあ。どうしてこんなに、古書、古書店の話が好きなんだろう。 http://d.hatena.ne.jp/nekomatagi/ 荒俣宏選『異彩天才伝 東西奇人尽し』福武文庫を読んでい…

朝、早起きして、どうにか昼前に「サンデー」10本書評を投下。ほっとする。「いちおし」は亀和田武『夢でまた逢えたら』(光文社)。 「みちくさ」用、新作「古本おみくじ」も作る。あの顔、この顔が出てきます。お楽しみに。一箱詰めた本も送った。「モンガ…

昨日は夕方、今日は朝、近くでカッコウが鳴いていた。高原にいる気分。 こんなふうに鳴きます。 午前、自転車にて遠出。某古本屋店主の御誘いで、某所への買取りにくっついて行く。以前から、おもしろそうな買取りがあったら、手伝うから連れていってくれと…

古ツアさんの記事を見て、わが国分寺に新しく古本屋ができたことを知る。「まどそら堂」さん(国分寺市南町2−10-10)。営業時間は午後1時から7時。しばらく不定休とのこと。電話042-312-2079 ここんところ、「もとまち図書館」に用があって、何度か近所ま…

昨日、音羽館の広瀬くんに聞いたのだが、土曜の深夜「夏目☆記念日」(テレ朝)で、セットのバックに並ぶ本棚の本は、音羽館が受注して揃えたそうだ。「100分de名著」などもそうだが、さいきん、TV番組のセットとして本棚があるケースが多くなった。これは…

今日は「愛書会」経由、「サンデー毎日」。「愛書会」には「ブルータス」取材班が来ていた。MJ氏とSJ氏が本を買っている。「ブルータス」古本特集に登場するらしい。行く先々に「ブルータス」。 「コミガレ」で、少しだけ無理して6冊、「タテキン」で3…

頭上からドサドサと落ちて来たなかにスクラップブック。99年ごろから数年分、古本関係の記事を貼付けてある。ぱらぱら拾い読むとさすがにおもしろい。これは、宝だ。2003年7月15日付け「朝日」に「西早稲田(上) 古書街に若手後継者続々」と大きな記…

出版関係者の団体で宿泊することになり、部屋割りで番号のついたキーをもらったが、たどりついてみると、亀の甲羅みたいな鉄製のリュックぐらいの大きさのロッカー(とも呼べない)に番号が振ってあり、要するに、泊まれる部屋はなく、これが宿泊者が使える…

朝、ひさしぶりに玉川上水さんぽ。風は強いが、気持いい。うぐいすほか、鳥が鳴き交う。樹々がさわぐ。 玉川上水駅まで歩いて、西武線で鷹の台まで戻り、ロッテリアで深煎りコーヒーを注文し休憩。持参した森鴎外選集一を開き、短篇「金貨」を読む。飲ん兵衛…

紹介するのが遅くなった。いまや、ここから出る本なら何でも買うというファンがいる「夏葉社」の新刊は復刊詩集。高階杞一『早く家(うち)へ帰りたい』。 ぼくは『読書の腕前』(光文社新書/2007)の「詩は『別腹』」という項目で、この詩集を紹介したこと…

「八重の桜」を見ながら夕食を済ませ、家族で買い物と「ブ」さんぽ。車のなかで、娘に「あ、ひょっとして今夜かも。ちょっとニッポン放送つけて」とラジオのスイッチを入れたら、自分の声が流れてきた。そうだよ、今夜だったんだ。「誰だ!」のぼくの回。「…

吉祥寺「ジュンク堂」で、「生活考察」執筆者の選書による「食」の本フェアが始まっています。ぼくも選書に参加しています。お近くの方はどうぞ。 http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=314 「ビブリオ」オーナー十松くんから教えら…

しまったなあ、深川を歩いたとき、これを知らなかった。また、行こう。 「深川東京モダン館」 http://www.fukagawatokyo.com/information.html 5月5日(日)ニッポン放送「誰だ!」という不思議な番組で一時間喋ります(録音です)。 http://www.1242.com/…

ビッグイシュー原稿は、早川茉莉編『玉子ふわふわ』ちくま文庫を。「タマゴ」をめぐる随筆のアンソロジー。あ、一部小説の抄録もあり。 娘は学校、家内は仕事。ネコと二人っきりで家にいる。昼飯くいがてら自転車さんぽ。風がひやっこくて、乾いていて、気持…

じぇじぇじぇ! ぼんやりしていたら日記に空白ができた。 きのう、というよりもうおとといか、市ヶ谷へ。「will」編集部で、坂崎重盛さんと『粋人粋筆探訪』をめぐる対談。花田編集長もくわわる。終えて、坂崎さんのあとをくっついて、神楽坂の隠れ家みたい…