2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

祭りのあと

祭りが終った。今年の一箱古本市は天気もばつぐん、人出もにぎわいも凄かった。 ぼくは元朝日洋品店「しのばずくん神社」に出店。売り上げは5万ちょっとと一位に輝く。といっても、そのうち2万くらいは、妻の手製の文庫カバー、トートバックの売り上げなり…

連休は古本漬けだ

今夕、雷雨のなか、仙台から帰ってきました。行きは長距離バス。2900円で新宿、仙台と恐るべき価格破壊。ひょっとして、床にゴザを敷いたバス、と思ったが、意外に快適だった。久住、澄コンビも同じバスで。澄ちゃんによると、キャンセル無効の2500…

鶴見太郎さん「新書の穴」

この数日、押しながされるように日々を送る。 明日から仙台。その前にやっつけなきゃいかんことを、とぼとぼと日暮れの坂道を歩くように、こなしていく。 昼、妻と昼飯食べがてら国立へ。甚五郎ですきやきうどん、900円。「増田書店」で、「週刊朝日」を…

月のひつじ

24日は一日仕事。といっても、ダラダラしながら、だが。 「月のひつじ」を見た。細かいこと、ほとんど忘れていたなあ。オーストラリアの小さな町の唯一の自慢が、巨大パラボラアンテナを持つ天文台。そこで勤務するサム・ニールの所長はじめ三名の男たち。…

地球もまたひとつの天体

23日、薄ら寒く風の強い日、音羽館に用事があって妻と車で西荻へ。 「ばるたざある」で定食を。「にわとり文庫」を覗いたら、レジで旧姓西村博子さんが本をじっと読んでいる。近づいていって声をかけると、ぱっと顔を上げ、そのあと、ぱっと顔が明るくなり…

どこか遠くへ ここではないどこかへ

朝から、辻原登『円朝芝居噺 夫婦幽霊』講談社の書評を書き上げて、なんとか一息つく。4月半ばに刺青を入れたみたいにスケジュールノートが埋まり、うんうんうなりながら、突き進む。そのあとぐったりきた。週末、妻が金沢旅行をしており、娘と二人の生活を…

筒美京平メロディ

深夜、寒い雨の駅前からタクシーで帰宅。光文社のMさんと『読書の腕前』の打上げ。「八羽」そしてカラオケ。70年代歌謡を3時間、二人で歌いまくる。筒美京平メロディを次ぎから次ぎへと。 昨日は5本、原稿を書いて、はなはだしく消耗する。 今日はサン…

坂、トロッコ電車、影なき声

16日、Y新聞の取材受ける。坂巡りの楽しみについて。たかだか半年ほどの「坂」歴で、「坂っちゅうもんは」と臆面もなく、喋る私がいた。図々しいねえ。男坂でポーズとって写真撮られたりして。しらじらしい男だねえ。 取材してくれた女性記者はこの日、誕…

コクテイルの夜は「函だけの女(ひと)」

15日、晴れ。夕方まで仕事。 夕方、家を出て高円寺めざす。荻窪で途中下車。「ささま」店頭でがさごそやってたら、「岡崎さん」と声をかけられる。植村達男さん。わりに近くに住んでいて、顔を合すこともなかった。お茶でもとお誘いし、あわてて、『下町の…

「新刊展望」グラビア

インビテ−ション書評のため、最相葉月『星新一』を一気読み。500ページ以上ある長篇の評伝。ショートショート1001編(ほんとはもっとある)に賭けた作家人生で、失うものも多かった。何編か、数十年ぶりに星新一のショートショートを読む。 BS週刊…

日曜はコクテイルへ

!告知(ナンダロウさんのブログからコピー) オヨちゃんとモクローくんの古本ジェットストリームvol.4 「箱」のハナシをしようじゃないか 2007年4月15日(日曜日) 18:00〜古本酒場コクテイル高円寺北2-24-13TEL 03-3310-8130http://koenji-cocktail.com/…

もう寝ます

朝、TBS終えて帰宅。午後、夕方から六本木。「しゃべれども、しゃべれども」で、国分くんの落語指導をした、三遊亭三三(さんざ)さん取材。昨年真打ちになった、古典派の有望株。小三治さんの弟子。 中央線、中野で乗り換え、東中野から大江戸線に乗った…

小学校の後輩と西荻で

10日は快晴。西荻で「大人のウォ−カー」取材を受ける。編集長の玉置くんまでがわざわざ来たのは、ぼくの小学校の後輩だからである。そのほか、カメラ、ライター2人の大所帯。澄ちゃんと一緒に話を聞かれたり、写真を撮られたり。こちらは、ふだん、取材す…

「晴れゆく空」で泣きそうに

原稿を書くことはもちろん、そのほかの雑用含め、目の前に山積する問題を、どうやって順序よくかたづけていくか。手に余ると、なにも手につかないで、ただぼうっとしたり。なにをやってるのか、とギターを手にボロロン。 昨日は代々木上原。本屋大賞を受賞し…

『海炭市叙景』朗読の試み

書かなくてはならぬこと、あれこれありそうだが、いまは手短に備忘録として。 昨日、日曜日は西荻へ、北尾トロさん、音羽館の広瀬くんが中心になって企画運営する西荻ブックマークに呼ばれて、貸しスタジオのような場所で1時間半ほど話をする。20数席が満…

本屋大賞にびっくり!

佐藤多佳子さん、『一瞬の風になれ』本屋大賞、なんですね。びっくり。来週、月曜日にインタビューすることになってる。その人が取るなんて。ぼくがうかがうのは「しゃべれどもしゃべれども」映画本の企画ですけどね。 最相葉月『星新一』新潮社が送られてく…

戸田公園、サイン魔、荒川洋治さん

長い一日。彷書月刊連載取材がまだで、かねてから目論んでいた、戸田公園再訪を試みる。1990年春、上京して2年間住んだ町。ここに「倉田書店」という古本屋がある。埼京線に乗り、戸田公園へ下りたのは15年ぶり。甘酸っぱい気持ちになる。このこと、…

春は静かに通り過ぎてゆく

関西から帰って、すぐ泥沼の生活。 とは言いながら、集中して仕事をする時間は短く、よたよたと生きている。 村上春樹訳『ロング・グッドバイ』を仕事のために読みはじめる。清水俊二訳で、なんの不都合もなく、愛読してきたが、村上春樹が訳したものを読む…

関西『読書の腕前』ツアー

今朝、京都の実家を発ち、帰宅。実家近くからバスに乗ったのが9時45分くらいで、午後1時前には自宅に着いていた。これは最短時間のレコードかもしれない。 31日海文堂でのトークショーは大勢の方に集まっていただいてなごやかに終えることができました…