2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

林哲夫大兄が、魚雷君の『日常学事始』と、拙著『人生散歩術』をセットにして、紹介してくださっている。いつもながら、ありがたい。http://sumus2013.exblog.jp/ 岡田睦『明日なき身』あっというまに読了。途中、前衛小説みたいに会話が改行なしにズラズラ…

金土日と曜日が混乱し、7時に目が覚め、「さあ『ひよっこ』だ!」と飛び起きたら日曜だった。「ラブラブ愛してる」復活篇を見て、篠原ともえの特異性を再確認し、ためしにパソコンからユーチューブにアクセスしたら、篠原ともえプリプリプリティ10何連発と…

西和夫『二畳で豊かに住む』(集英社新書)という面白い視点による住居論があるのだ。ごぞんじだろうか。百けん、高村光太郎、漱石・是公の下宿、子規など、ほぼ二畳の生活圏で暮らした人たちの話。茶室や隠者の庵など、三畳あっても、じっさいの生活は二畳…

夏恒例の「サン毎」3ページを一人で書く「夏の読書」。20冊まではいかないが、それ近く、ほぼ一日かけて書く。紹介文自体はさらさらと書けるのだが、いつものように、一冊何字という縛りがなく、五つのテーマで、テーマ別に何字と決められているから、その…

夏ってこんなに汗をかくものでしたっけ。 「ひよっこ」一回見逃したら、とんでもないことになっていた。なんだ、やっぱり島谷くんと別れたのか。何がどうなったのか。 「サン毎」著者インタビュー柳家さん喬を送る。次は古井由吉と決っている。典厩「土壇場…

夜中3時過ぎに眼ざめ、眠れず朝まで起きている。録画しておいた「ひよっこ」総集編の前編を見る。そもそも「ひよっこ」は、途中から見始めたので、最初のことがわからなかったが、これでわかった。みね子は島谷さんと破局か、なんて書いたが、今週のあらす…

昨日、思い立って炎天下、荻窪下車。高級住宅街をくぐり抜け、「すぎなみ詩歌館」へ。ここは故・角川源義旧邸。つまり角川春樹もここで育ったことになる。受付も係員もいない、入館無料の開放的な施設。広い芝生の庭をひとめぐり、いくつかチェックし館を後…

昨日、「中川フォーク/ゲスト小室等・こむろゆい」の回を無事終了。うまく責任が果たせただろうか。ギターを背負い、来館した小室さんと、控え室で少し話させてもらう。「じつは、ぼく、小室さんとお目にかかっているんです」と言うと、「?」という顔のあ…

借りたDVDで、越川道夫監督「海辺の生と死」をようやく見終える。一気に見れずに、2時間35分ぐらいあるのを、分けて見た。ずっしり来るとともに、奄美の海、砂浜、森など、風景が美しい映画だった。けれんのない、落ちついた、一本の縄をピンと強く張った…

昨夜は、祝『人生散歩術』発刊で一人飲み祝いをして飲み過ぎた。それでも二日酔いはなく、今朝は早起きして、午前中、土俵際のうっちゃりで仕事をこなす。午前8時にもう汗をかいている。 もう今日になりました。夜7時から、魚雷くんと東京堂でトークします…

人生散歩術

午後、芸術新聞社のTくんと待ち合わせ、『人生散歩術』(発行日は7月25日)を昼飯食いがてら受け取る。カバーのイラスト井伏鱒二は、ぼくが連載時に描いたものを拡大し、使われている。たいてい、イラストは少し大きめに描いて縮小するときれいに印刷され…

あまりに仕事に支障をきたしているので、机回りを整理。本は段ボール箱を半分に切った上が空いた箱に積めて、床から積みあげていくと迷路みたいになって、ネコが喜んで地下へ降りてきて、走り回っている。昨日から、断続的に窓の近くでカタン、カタンと音が…

昨夜、アド街が地元国分寺を。20位が古本屋で、「まどそら」「七七舎」が店主とともに登場。国分寺は「ヒッピー文化」というコンセプトだが、いったいいつの話しだ、という感じで、しかしその流れで、「七七舎」のキタムラくん(長髪、あごひげ)が映ると、…

なるべく見逃さないようにしている「ドキュメント72時間」、昨夜は小倉のセルフ100円で生ビールが注げる飲み屋「白頭山」から。小倉は、昨年6月だったか、『ここが私の東京』発刊にあわせ、装幀挿画担当の牧野伊三夫さんと組んだイベント各種のなかで、牧野…

昨日は体感としてもっとも暑い一日。何度も「四万六千日、お暑い盛りでございます」という「船徳」の文楽の声が頭で聴こえる。浅草・浅草寺へ参詣に向かう(この日に参詣すると四万六千日分の御利益がある)二人連れが、あまりに暑いので、柳橋の船宿で船を…

朝、目覚ましかけて早く起きて、「サン毎」5本書評を送付。数日、ほぼ家にいて(「ギンレイ」がどんどん遠ざかる)、本日、久しぶりといった感じで午前中に出動。「アカハタ 試写室」の仕事で、NHK放送センターへ。獅子文六「悦ちゃん」のドラマ化。ユー…

ときどき、「ポセイドン・アドベンチャー」の神父ジーン・ハックマンのことを思い出す。大型客船内でクリスマスパーティーが開かれるなか、船が転覆、真っ逆さまで海中に沈みつつある。下に留まれと主張する者が多いなか、異端神父は「船底を目指せ」と有志…

朝、「朝日新聞」を見たら、「天声人語」に『読書の腕前』から引用されている。おどろき。青春18を使っての読書旅について書いたところが使われた。フェイスブックにアップしたら、これまでにない反応があった。やっぱりまだまだ「天声人語」は強いわ。 テレ…

国立さんぽの際、「ド」で読み用に「ブ」で講談社文芸文庫の戦後短篇シリーズ『変貌する都市』を買って、最初の織田作之助「神経」を読み始めたら、最初のページから線引き、書き込みだらけ。ほかの短編にはないから、おそらく大学の授業のテキストとして使…

映画「マルタの鷹」で、金無垢の鷹の彫像をめぐる争奪戦が描かれるが、その中で「太っちょ」と呼ばれる悪党が、スペイン国王に献上される「鷹」像が、マルタの騎士団が集めた富の象徴である、みたいな話をする(正確ではない)。聖ヨハネ騎士団および十字軍…

昨日、講談社最上階の見晴らしよい応接室で、柳家さん喬師を取材。あの声で一時間くらい、話を聞いていると、いい気持ちになる。同行したサン毎編集のSさんも、「なにか、リズムがありますね」と。鍛えられた話芸を思う。 夜はコクテイルで、つかだま書房ht…

途中まで読んで行方不明だった三浦朱門『武蔵野インディアン』河出書房新社が出てきて、続きを読んだ。武蔵境あたりが登場する(中央線文献)著者の自伝的青春小説。学徒動員から戦後復員してきた主人公が、婦人雑誌の翻訳をするが、アメリカのことを調べに…

7月下旬、芸術新聞社から刊行される『人生散歩術』の装幀デザインが送られてきた。ウェブ連載中にぼくが描いた井伏鱒二のイラストが、大胆にあしらわれた奇抜なカバーだ。うれしい。同時期に本の雑誌社から魚雷くんの『日常学事始』と併せて、19日に神保町…

昨日は、せっかく旅先から早く帰ったのに、夜酔っ払って、録画しておいた宮部みゆき原作の映画『ソロモンの偽証』前後編を一挙に惹き込まれて見てしまう。中学生役の役者がみんな巧い。ヒロインの藤野涼子役は、藤野涼子(「ひよっこ」!)で、これがデビュ…

大人の休日3日目。中央本線「あずさ」で小淵沢、小海線完乗で(雨の予報だったが、雨降らず助かった)小諸へ。町を少しぶらついて、しなの鉄道で上田。ひさしぶりに「斎藤書店」を訪れたら、7月いっぱいで閉店とか。なんとか間に合って、詩集を一冊買い、…

大人の休日パス2日目、朝刊の全国の天気予報を見て、仙台に晴れマーク。仙台へ行く、と決めて朝旅立つ。なにごとも周到に準備しないと気がすまない人にとっては、大ざっぱ過ぎる計画。昼前、仙台。いきなりすごい人に圧倒される。市内を巡るループルバスも…