2005-01-01から1年間の記事一覧

それでは、よいお年を

今日もまたいい天気。終日、『気まぐれ』の書き込み作業。うそ。ちょいと散歩に出ました。立川、国立「ブ」でちょちょいとお買い物。これが買い納めか。 原武史『大正天皇』朝日選書、長井好弘『寄席おもしろ帖 第二集』うなぎ書房、武田花写真集『猫・陽の…

無題

それにしてもいい天気ですね。朝起きたら、空が真っ青だ。空気もこころなしか澄んで、気持ちのいい晦日を迎えた。 午前中に『気まぐれ』あとがきを送る。原稿用紙三枚に収めるのに苦労する。もうページ数が決まっているので、長々と書けないのだ。なんだか、…

親子ギター教室

昨日、国立「ロージナ」で、工作舎のIさんから『気まぐれ』3校を受け取る。ここに、手描きで、文字や絵を入れる。正月返上でこの仕事をやる。ああ、あとがきがまだ年内、残ってる。 娘がギターを欲しいと言い出し、買ってやると言うと、いつまでもしつこく…

じゃんけんで負けて蛍に生まれたの

●追加 当ブログを御覧のみなさまへ 来春、工作舎より『気まぐれ古書店紀行』発刊を記念して、同じく、彷書月刊連載をまとめられた『極私的東京名所案内』を出された坪内祐三さんと、ぼくとで、トークショーをやります。 まだ告知していないので、このブログ…

上々堂・海月書林・コクテイル・海ねこ

26日、『気まぐれ』2校チェック。一度見たのに、見ると、また誤りや直したいところが出てくる。もともと緻密とは無縁な男なので、粗い目のざるですくっているような気分。いやになる。あと「あとがき」とカバーにつける4コママンガを描かねばならない。 …

やっぱりね、にわとり文庫

24日(土)、11時30分ごろ高円寺即売会。土間均一で末田重幸詩集『かいつぶり』書肆季節社が200円。著者のことはしらなかった。季節社の詩集、というだけで手に取りたくなる。それで買った。なかで、紀伊国屋アートギャラリーは文庫判の薄い画集が…

2005年ベスト30誌上再現

ああ、いよいよ年末だ。22日夜、旅猫、海猫さんが来る。海猫さんが参加する、25日の品川のふるほんフリーマーケットにひと箱出品することになった。同時期の銀座松屋での古書市の参加は断ったので具合が悪いのだが、本を揃えて、値をつけるだけで家まで…

スガヤさん、東京はおそろしかとこですバイ

昨日、つまり21日は、午前中に「カラフル」の小池昌代インタビュー原稿を書き上げ送稿。これで、あと残るは彷書月刊と、今日やっつける大物原稿だけだ。ゴールがようやく見えてきた。 午後、神保町へ。珍しく悠久堂店頭で宮沢賢治・川原真由美画のかわいら…

『優しすぎて、怖い』は怖い

昨夜、名古屋、京都から帰ってくる。名古屋栄文化センターは3回目。空気がだいぶ温まってきた。最初に生徒による買った古本の発表。AさんとOさん、二名に「私は私の風邪をひく」のお言葉を入れた、師範からの免許皆伝の色紙を手渡す。担当のSさんから、…

神田・本郷散歩

16日、つまり昨日。このところ早く目がさめる。午前中に、サンデーの原稿を入れる。ひと仕事終え、自分で自分を許可して、五反田へ。着いたのは11時30分。兵どもが夢の跡の古戦場を、兵が見落としたものを拾っていく。それでも拾えるもんだ。明星歌本…

電池がもう残ってません

いま朝、9時過ぎ。サンデー毎日の原稿、書き上げる。五反田へ行くつもりだったが、今日は遅い出勤にしよう。かいつまんで昨日のことを記す。 朝、今年最後のTBSを終え(中央高速、行きは渋滞。ただしすばらしい朝焼けだった)帰宅。あれやこれやバタバタ…

きりんに「岡崎のアホ!」と言われた

朝、あくまで冴え渡った寒い朝だ。今年中に、なんとか近くの低山を散歩したい。 とにかくこのところ、泳ぐように原稿を書き続け、いったいどれをいつ書いたかが不明だ。おまけにゲラがファクスで送られてきて、またそれを返す日々。インビテーションの小池昌…

あちゃあ、お笑い古本道場、やることに

昨日書いた大阪のテレビ番組、出ることになってしまった。経緯はこうだ。昨夜、産経新聞の原稿「ひらかたパーク菊人形閉幕」を書き、今日、午前中から中央公論のベストセラー温故知新で『生協の白石さん』を、中島らもの『明るい悩み相談室』にからめて書く…

これはもうお昼はトンカツだ、の巻

9日は東京古書会館即売展が書窓会。あの、あきつやみはるや克が出品するから、ほんとは初日に行きたかったがあれこれ重なってダメだった。大阪毎日放送から電話があり、吉本の「きりん」という若手お笑いが、国会図書館を探訪するのだが、マンガぐらいしか…

アン・サリーの夕べ

SIBUYA‐AXでアン・サリーを聞く。それが昨日の晩だ。前半がギター一本をバックに、しみじみ系の曲を。後半はがらっと変わって、本場ニューオリンズから来日したミュージシャンと。で、中身については、たぶん晩鮭亭さんがくわしく書いてくれると思う…

一年前の原稿依頼を

あああ、やっちゃった。某所より2005年回顧の原稿を頼まれて、一昨日、はんにちかけて図書館に閉じこもり、新聞縮刷版の本関係のところをかたっぱしからコピーを取り、各雑誌からメモを取り、深夜どうにか書き上げて、しかしメール先がわからない。しば…

出た! 近代ナリコ『本と女の子』

もう今日は、近代ナリコ姫より、新著『本と女の子 おもいでの1960‐70年代』河出書房新社が届いたということに尽きる。著者のストライクゾーンである、山梨シルクセンター&サンリオ、新書館フォア・レディース・シリーズ、『私の部屋』(内藤ルネ)、…

上々堂、補充しました!

昨夜、と今日の午前中、教育誌2誌のコラムを書く。「名言」は、蟲文庫さんから送ってもらった苔の絵本から。「コラム」は、講師時代の同僚と会って、思い出したあれこれ、を書く。ぼくは忘れていたが、Sさんいわく、新任の国語教師が教科書ガイドをノート…

阿佐ヶ谷「風船舎」は歳末に生まれたお花畑だ

昨日、書き忘れたのだが、2日和洋会で、古本海ねこさんと会場でばったり会った。海ねこさん、心配そうな顔をして近づいてきて、ぼくの患部に手を当てて治療するような、やさしい言葉をかけてくださった。この手当は沁みた。ありがとう。うれしくなって、い…

今日は長いぞ

昨夜、あれからサンデー毎日書評を書く。書評欄リニューアルで字数が少し減る。1000字弱が700強に。この違いは大きい。遊びの部分がどうしてもなくなる。窮屈な感じ。しかし、慣れるしかない。 今朝は、午前中に「エル」の2005年ベスト5の原稿を…

なにもかもわたしがバカなんです

まいりました。前日のコメントの応酬でつい感情的になってしまいました。その点、投稿者にも読者にもお詫びせねばなりません。削除しようかとも思いましたが、それは卑怯な気がして、わたしのバカをさらけだすことにしました。けっきょく、わたしがバカなん…

愛知の「がらんどう」神保町へ進出

朝7時起き。新聞を取りに、玄関のドアを開けると、うちの白ネコ(マシロ)が飛び出す。このところ、外界に興味があるらしい。しかし、階段を降りるまでいかず、じっとあたりをうかがって、鉢植えの花の匂いなどを嗅いでいる。新聞受けから朝刊を取り出し、…

代々木公園を突き抜けて

10時半、歯医者。その足で原宿へ。代々木公園を突き抜けて、代々木公園駅近くのレストランで小池昌代さんインタビュー。早くついたので、ランチを取りながら下調べ。代々木公園は早い紅葉はもう終り、茶色のハッパが風で飛ばされている。秋の終わりを風に…

榊原郁恵の携帯ラジオ

教養セミナーの古本コラムは、昭和56年「中一時代」年間予約の景品、榊原郁恵写真の箱に入った、携帯ラジオ『ヤングミニ マーク2』について書く。ぼくらの時代には、万年筆だった。これはイヤホン専門のラジオ。二年前にすでにウォークマンが発売されてい…

早く朝にしてもらおうと

あれこれやることなすことを前に、ただ呆然の日々。林さん、トルコか、いいなあ。とりあえず、教養セミナーの古本コラムをこれから書く。TBSは年末恒例の日記、手帖の紹介だ。今年は『いきがい日記』集英社、だ。 明大から、資料、と昨日買った本が送られ…

三島自刃事件、二つの反応

明大セミナー最終日。ほるぷ復刻版のススメを説き、古書会館へ移動。趣味展で生徒さんたちに本を買ってもらい、教室へ戻り、発表会をする。同じ会場で買ったのに、それぞれ目が違うと、買うものもさまざまなのがおもしろい。ぼくをうならせたお二人に、最後…

あきらめかけて力を緩めたとき

昨夜二時すぎまでかかって、重い原稿を入れる。寝床で、『渦の真空』を下から読みはじめる。戦後、大学を中退した著者が実名で登場。恋人と同棲、北海道新聞に入社、肺結核を患い……といったことが、政治風俗の記述とともにくわしく書かれている。高円寺の古…

渦の真空に呑まれて

昨夜、どうにかJノベルの原稿を書いて、今朝は写真をそろえる。昼、神保町で工作舎のIさんに手渡す。古本屋の写真。整理されていなくて、めちゃくちゃ。木曜なのにコミガレが開いていて、石川弘義『欲望を創る人々』毎日ほか3冊。Hなタイトルだが、要は…

死ぬまでにしたい10のこと

昨夜遅く、ムービープラスで予備知識なしで見た映画「死ぬまでにしたい10のこと」がよかった。まだ23歳の若妻が主人公。失職中の優しい夫、それに二人の娘と母親の家の敷地内に置いたトレーラーハウスに住んでいる。主人公は夜、学校の清掃の仕事をして…

へえハイネってそうだったんだ

インビテーション、高橋徹『月の輪書林それから』晶文社の書評を送る。ジェイ・ノベル小説時評のため、ヒキタクニオ『角』光文社などを読む。これは、文芸出版の校閲部勤務の女性が主人公。ある日、気がついたら頭に角(つの)が生えていたというコミカルな…