2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ぼくにとっても「長い日」

「ちくま」の原稿は立川談四楼さん『長屋の富』書評、「サン毎」に『海炭市叙景』小学館文庫が売れている、というコラムを書いて送付。某媒体のコラムもなんとか書き上げた。その他もろもろ、頭をうまく整理して仕事をしないと、こんがらがって、ほぐれなく…

光文社新書メルマガ連載 第二回

ぼくがこないだ仕入れとして買った、栃折久美子『モロッコ革の本』集英社文庫は、いまではあんまり見ない本だが、名著ですよ。ここに岩波新書の栞がはさまっていて、ああそうか、と思ったのだが、これが「本の知識」シリーズ栞で、本の各部の部位が図解説明…

あれやこれやで日曜

「にわとり」夫妻がベルギー&オランダ旅行から帰ってきて、日々、その報告をアップしている。写真がみんなきれい。アンティークもいいもの買ってる。ぼくがベルギーへ行ったのは、あれは2002年かしらん。懐かしい。よほど印象的だったのか、ぼくも街角…

高円寺で夜は更けていく

五反田、サン毎、ギンレイ、コクテイルの日。 五反田では、本を買い終わってから、真田くん、中嶋くん、中日文化の佐藤さん、それに近代ナリちゃんとハンバーガー「フレッシュネスバーガー」でお茶。黒岩さんとも何度かお茶した店だ。ぼくは、ここで何十回と…

おっと、こいつは『展覧会カタログ案内』

ぼくの大好きなネット古書店「風船舎」が5周年記念として、サイトにアップされた商品の20%オフ・セールを実施中。ぜひ、ごらんください。ちょっと手が出なかった品々に手が届く企画です。 http://fusensha.ocnk.net/ああっ! と思ったこと。最近、二冊送っ…

石英書房探訪

午前、学芸大学。駅前喫茶で野地秩嘉さん取材。野地さん、これから出版ラッシュで月刊で本が出るとのこと。同い年もあって、くつろいであれこれ話す。 天気もいいし、「ギンレイ」へ行くつもりだったが、急きょ、電話連絡し、田端「石英書房」へ。女子の古本…

そうはいかないのでして

夕食後、家族で買い物がてら昭島「ブ」へ。隣接する古着ショップの案内を店員が連呼、うるさいなあ。しかも「8時まで30%オフ」を強調して、8時過ぎたら、閉店まで30%オフ、と言い換える。詐欺じゃないか。ほんと、ここ、ひさびさにうるさい「ブ」だよ。…

神様コンチクショウ

血をふいて悶死したって ビクともする大地ではないのです 陳列箱に ふかしたてのパンがあるけれど 私の知らない世間は何とまあ ピヤノのように軽やかで美しいのでしょう。そこで初めて 神様コンチクショウと呶鳴りたくなります。(林芙美子「苦しい唄」)少…

一日を感謝する

無事、「雑司ヶ谷文化創造館」での第二回講座を終え、急いで移動、「みちくさ市」の店番を家内と替わり、たくさんのお客さんとコトバを交わしながら無事、着地する。売り上げは3万円くらいか。そのうち8000円は家内の作った手製文庫カバーの売り上げ。塩山…

秋でもないのに秋が来て

武藤良子さんが、例によってステキな銭湯さんぽの文章を書いている。谷中「初音湯」が今月21日で廃業するそうだ。ぼくは、いちばん最初の「一箱古本市」に参加したとき、この初音湯に入っている。いや、熱いのなんのって。叱られるのを覚悟で蛇口の下で水を…

さよなら、黒岩さん

昼過ぎ、工作舎・石原くんから電話。次のことばに絶句。「黒岩さん、ダメだったんです」。その次にぼくが自分で何と言ったか覚えていない。ホスピスに転院し、光がたくさん入る病室に移ったばかり、だったのに。光速で消えていった。 電話を切ってから、嗚咽…

秋の光に山が光る

秋晴れの一日、海ねこさんの御誘いで、旅猫さんと三人で高尾山方面へハイキング。9時台一本のバスがすし詰で、あやうく置いていかれるどころだった。オイルサーディンの缶詰みたいに詰め詰めで発車。これから紅葉のシーズンで、ますますハイキング客が増え…

昔のメロディ口ずさみ

次の日曜日、恒例の「みちくさ市」です。昨日、雑司ヶ谷、鬼子母神周辺を歩きましたが、秋の古町、いい感じでした。詳細は、こちらへ。 http://kmstreet.exblog.jp/ 日本古書通信 11月号より「昨日も今日も古本さんぽ」連載はじまりました。タイトルカット…

昨日、そして今日

昨日は午後、高円寺の即売会を覗いて西荻へ。好書会では、「ジャズ批評」1971年9月号を買う。この「アンケート欄」巻頭に、川崎市上小田中の中条昇平くん(15歳)が投稿している。もちろん、あの中条昇平だ。「ジャズは正に、ジュルジュ・バタイユが語…

学芸大学でシンクロ

午後、青山へ。原宿から雑踏の表参道を歩く。あれはスカウトなのかしらん、舗道の脇で人を物色するような輩があちこちに立っておる。表参道ヒルズに面してない方の舗道のほうが空いているので、そちらへ移動。表参道交差点からすぐ、青山通りの裏手にあるマ…

次の日曜、「みちくさ市」がいつもある商店街のすぐ近く、雑司ヶ谷地域文化創造館で、「古本講座」を開きます。以後、毎週日曜、三回連続です。10時半スタートです。豊島区以外の方も参加可能とのことですので、時間と興味があったらご参加ください。問い…

山田洋次の日々

このところ、毎日のように山田洋次作品をDVDで観ている。「同胞」、「家族」、「遥かなる山の呼び声」、そして今日「故郷」を観た。ギンレイで「幸福の黄色いハンカチ」を観てるから、続けさまだ。人が必ずコケて笑いを取ろうとするところ以外、ぼくは、…

コルトレーン生声

いい天気だったなあ、こんな日は、ほんとは山日和なのだが。 午前中、近代ナリコさんの取材原稿書いて、午後西荻へ。「なずな屋」の岡崎棚、前は少ししか持っていかなかったので補充。澄ちゃんから、ばかでかい梨のおすそわけ。荻窪まで歩くことにする。明日…

「トキワ荘の青春」の石段

今日は本郷三丁目へ。近代ナリコさんの取材。丸の内改札前に「ナチュラル ローソン」というコンビニがあって、普通のコンビニと差別化した商品をいろいろ置いている。ごぼうクッキーなど三点を買い込む。ナリちゃんは、どうやら駅から走れば1分ぐらいのとこ…

広島から帰還

広島から無事帰ってきました。今度こそ「広島でお好み焼きを」と思いましたが、けっきょく食わず。「チカラ」でうどんは食べましたが。 6日夜、トークイベントにたくさん来ていただき、ホッとしました。http://www.ustream.tv/recorded/10671772というサイ…

後遺症

本を売って空いた棚は、床に積んであるのを詰めたらすぐ埋まった。まだまだ減った気がしない。 王の座が空位という気分で、今日いちにち、ちょっと精神的におかしかった。ダメージが尾を引いてる。もっと平気かと思ったが、やっぱり未練があるらしい。気持ち…

本を売る

朝、TBS。出番まで各紙朝刊を読んでたら、海ねこさんが「読売新聞」の枝川公一連載に取り上げられている。写真もばっちり。 午後、音羽館の広瀬くんと山崎くんに来てもらう。前回は、広瀬くんに来てもらい、自分で売る本を選んだのだが、今回は、どんどん…

「文学散歩・東京探見」のサイトはよくできていて、ときどき参考にさせてもらうが、「菊坂」にこんな記述が。悪いが、ちょっと笑ってしまいました。 〈朝日新聞・日曜版「いわせてもらお」に投稿された記事。「樋口一葉の住まいがあった本郷菊坂に住む私たち…

武藤さんのブログhttp://d.hatena.ne.jp/mr1016/で知ったが、「家の光」って、まだ出てんだ。1925年創刊で、もう1000号を超えている。 「男の隠れ家」の「本のある時間、本とある時間。」ようやく買いました。買わせる力があると思いました。林哲夫さんと善…