2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

金子彰子さん詩集「二月十四日」

うかうかしていたら、秋も深まって、9月も終りだ。雨のなか、午前中、郵便配達が速達でえす、と金子彰子さんの詩集『二月十四日』を届けにきた。 手作りだが、思いのじゅうぶんこもった、白い詩集だ。金子さんは「水」の詩人で、あちこちに水分が貯えられて…

『太宰萌え』出ました

岡崎武志監修『太宰萌え 入門者のための文学ガイドブック』毎日新聞社が出ます。「火星の庭」の前野さん、「フォスフォレッセンス」の駄場さんも書いています。女性目線、ということを強調したつくりになっており、ぼくは全体の構成と、「教科書風太宰作品の…

野火止用水を歩く

凝り固まった屈託をほぐすため、外出。武蔵野線「新座」で下車、驛から15分ほど歩くと「平林寺」というお寺の境内が宏大な雑木林になっている。そのまわりを野火止用水に沿って歩き、一周し、野火止大門から黒目川へ出て、川沿いに朝霞まで歩く。9キロの…

高円寺生まれのコウエンジくんが高円寺でブックバーを

「コクテイル」でいつも眠そうにお酒を飲んでいる、向後エイジくん(名前を早く読むとコウエンジになる)が、高円寺に本屋&バーを開きます。かつて音羽館でアルバイトをしていた井上さんが店番をする、と聞いたのですが、いちど、行ってみましょう。古本も…

高尾山から高円寺

昨日、コップからこぼれはじめた締め切り二本、なんとか処理して送付。じつはまだもう一本のこっているのだが。 今日はどうしても、という気分で、一年ぶりぐらいになるか、高尾山に登ってきた。やはりバテた。山頂にたって、小仏城山まで行けそうにも思った…

彷書月刊、来年休刊

「彷書月刊」10月号が届きました。特集は「草森紳一の右手」。草森論が載るというのではなく、草森の生原稿やメモなどが、そのまま採録されている。 それと、告知があったからもう書いていいと思うが、「彷書月刊」はちょうど一年後の、来年十月号で休刊と…

告知 早稲田青空古本祭

"読書の秋"はワセダから・・・ 第24回 早稲田青空古本祭 早稲田青空古本祭 目前です! ぼくも行くからきみも行け! 毎年恒例の穴八幡宮境内・早稲田青空古本祭が今年も開催されます。 今年は正面参道が工事中ということもあり、本殿、立石書店側からの 入…

庄野潤三死す

庄野潤三さん死去=家族小説書き続けた「第三の新人」 「静物」などの家族小説を通して日常の深淵(しんえん)に迫り、「第三の新人」として活躍した作家、庄野潤三(しょうの・じゅんぞう)さんが21日午前10時44分、老衰のため川崎市の自宅で死去した…

みちくさ市終了、告知あれこれ

「みちくさ市」から帰還。都電荒川線「鬼子母神」駅近くのマンション前に出店したのだが、午後からまともに直射日光を浴び、ダウン。みんなに「おかざきさん、グロッキーしたボクサーみたい」とか「ひからびている」とか、言われる。ううむ、いつも地下室で…

長い一日

昨日は五反田に始まる。10数冊を買う。岩波写真文庫「奈良の大仏」は、ちょうど大仏造営の話を書いた『国銅』を読んでいるところなので。ほとんどが200円。カメラを持参したので、下の均一風景を撮る。近くに金光教だったかの、古い木造家屋があったが、…

秋ですよ

連休進行の前倒しで、昨日、サンデー毎日へ。神保町でそぞろ古本散歩。ブンケン堂店頭で二冊。串田孫一とバウハウス、という変な組み合わせ。 帰り、西荻下車。「音羽館」に少し本を売って、小銭を稼ぎ、店頭から別冊新評「山本周五郎の世界」を買う。 ずっ…

コンタックスをぶら下げて秋さんぽ

くもり。「週刊現代」書評、鴨下信一『ユリ・ゲラーがやってきた』、「あった、あった。」は、コドモ向け伝記『野口英世』を取り上げる。 次回「ビッグイシュー」は、堀江敏幸『正弦曲線』中央公論新社、といちおう決めて、読み始めるが、うまく行くかどうか…

影の領域

9月20日(日)西荻ブックマークは、ゆたか・せんさんが、開高健について語ります。16時半から「こけし屋」別館。 くわしくは以下を。 http://nishiogi-bookmark.org/11日、昼神保町。「趣味会」を覗き、昼飯を食べながら、MFの永井くんに『あなたよ…

大渋滞を抜けて

昨日はTBS終えて、帰ろうと車に乗り込んだら、中央高速が大渋滞。ほんとうにひさしぶりに、下の一般道から帰る。1時間40分ぐらいかかったが、ひごろ見慣れていない車窓の風景が新鮮だし、けっこううつらうつら眠れたのがよかった。途中、どこを走って…

溶け出しそうだ

うす曇りのなか、青春18の残りを使って西荻へ。「神保町ガイド」取材最終日。「にわとり文庫」「音羽館」「興居島屋」とまわる。なんだか、撮影に立ちあっただけで、取材らしきことは何もせず、雑談だけして帰ってきたという感じであった。みんな、知り合…

頭のなかでビートルズが

昨晩から今日の午前中にかけて、4本ぐらい原稿を書いた。もちろん、途中寝たけれど。 今日は朝十時、国立駅前で「赤旗」編集部のHさんと待ち合わせ、「古本暮らし」全6回の最終回イラストを手渡し、喫茶店で雑談。「すごく、岡崎さんの文章、社内でも評判…

おひさしぶり「メグ」でドカンとジャズを

丸二日遊んだつけがひびく日々。午前中、妻と銀行に出向き、住宅ローンの借り換えの手続き。たくさんの書類が必要となるが、すべて妻まかせ。なんにもできないぼくだった。数字をたくさん見せられて、それが105円単位を大きくはずれるため、何がなんだか…

長野から

夕方、長野から帰ってきた。国立駅を降りたら、3、4日、留守にしたような心持ちがした。長い二日だったのだ。 5日の早朝5時半に国立を出て、高尾、岡谷と乗り継ぎ長野へ。この岡谷で乗り継いだ「みすず」だったか、普通列車だが席の座り心地もよく、振動…

「古書の日」イベント

午前中、ブックジャパンの原稿残りを書いて送付。 すぐ支度して神保町「愛書会」。「あった、あった。」ネタに、『小説 巨人の星』梶原一騎を買う。安岡章太郎『青い貝殻』ロマンブックスもあまり見たことがない。工作舎本で、飛行機野郎・栗原生死(これが…

親不孝な聲

いやあ、秋ですわ。書き下ろしが終ったら、一挙に脱力。土日と小布施(長野宿)へ行くつもりなので、この二日で圧縮してやらねばならぬことあるのに、日が暮れるのを待って、ただ生きている。 東郷青児『カルバドスの唇』を読んでいたら、えらくおもしろい。…

彩の国、太宰萌え、ひろしまぶっくでいず

小雨のなか、所沢「彩の国」古本まつり。広い会場を、50円均一から見ていく。毎日「あった、あった。」のネタ探し。家田荘子『極道の妻たち』をまず拾う。まあ、こういう本が必要なのです。原稿を書くと、捨てるしかないような本だが。図書館版函入り、漱…

あなたより貧乏な人

5日、小布施の一箱古本市へ行くことにした。長野に宿を取る。4回余っている青春18で行くつもり。6時間の行程。 今日、ようやく書き下ろしを脱稿したので。『あなたより貧乏な人』(メディアファクトリー)、イラストがQBB、カバーも決まった。10月…