2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「サンデー」書評、前回、寺島靖国『JAZZ偏愛主義』を「いちおし」に押し込んだことで、単行本枠からはずれた桜木紫乃『ホテルローヤル』を今週執筆分の「いちおし」(事実、すばらしい作品)にしたら、集英社が二冊になってしまった。気づいたのが、すでに…

畠山美由紀「リフレクション」を聞きながら。朝、早起きして、「ビッグイシュー」書評。杉浦日向子『一日江戸人』新潮文庫について書いてようやく送付。二日遅れ、というのは、ぼくのなかの基準で「慚愧に堪えない」。「古本市」準備と当日のどさくさで、い…

コレクション・アモール

熊本マリ「モンポウ・眠れる詩人の旅」を聞きながら。 「にわとり文庫」で買った一冊が、昭和24年二見書房刊「コレクション・アモール」シリーズ第一巻のボリス・ヴィアン『墓に唾をかけろ』。こういうのが出てたんですね。カラー口絵がたくさん収録されてい…

3時半に目覚め、寝床であれこれ読む。朝刊きたころ、外へ出たら雪だ。 昨日、無事「ビブリオ古本市」終える。丸二日、本職の仕事はなにもできず、いまこうしてパソコンに向い、ひた走っている。大勢の人に来てもらった。それがなによりうれしい。知り合いの…

思い出したこと。先週金曜、jpicの講座の打ち合わせを、と言われ、じゃあお昼でもご一緒に、とメールしたら、どこか行かれたい店はと聞くので、いいチャンスと、前々から洋食の名店と聞いていた、小学館地下の「七條」を指定。開店少し前に行ったら、もう長…

ビブリオ古本市初日、無事終了。トークショー、打ち上げと終えて帰還。長い一日だった。 昨日は趣味展を覗き、古書らしい古書、可楽が「子別れ」を通しでやった落語CD、その他を買う。古書らしい本とは、銀装堂から。表紙には英語のタイトルだが、『罪の子と…

昨日、と書き出すのが習わしとなった、その昨日。ダンボール大小10箱ほど、値付けをした売る本を、「ビブリオ」へ運ぶ。まだまだ足りないかなあ。「食」と「中国」に関する文庫や新書が、本箱一つ分あり、これは売ってしまおう。100円から200円。本棚からは…

昨日、けやきモール内「くまざわ」で、井上章一『増補新版 霊柩車の誕生』朝日文庫を買う。「サンデー」本の追加として。これは名著の同タイトル出版から約30年を経て、宮型霊柩車が消えつつある現状を第五章で書き下ろし増補。年賀状の抽選、末等が6枚。郵…

桐野夏生『白蛇教異端審問』文春文庫は、すごいタイトルで、まさかエッセイ集と思えない。同タイトルの連載長編エッセイは、著者の作品を「新潮45」の匿名批評子「髭」により批判されたことに対する、真っ向からの反論、そして同様に関口苑生に噛み付いた異…

うう、寒い。二度寝してしまった。また昨日のこと。夜、中野で本分社の財津正人くんhttp://www.honbunsha.jp/、本分社からエッセイ集『風になれば』を出した歌手で女優の玉城ちはるさん、それにおひさしぶりの中国新聞・Mさんの4人で飲む。「第二力酒蔵」…

どうも一日おくれになって具合が悪いが、きのうのこと。西ブクの北條一浩ショーを目標に家を出る。車中の読書は講談社文芸文庫の月報集。吉行、安岡と読み、ついに庄野に突入。「音羽館」外で、小室等インタビュー掲載の「ぐるり」(2008年6月号)を、家で探…

オカトーーク!

昨夜、26.27国立ビブリオ「古本市」出店者が顔を合わせ、打ち合わせ兼新年会をする。13歳から古本屋巡りをしているという「桐壷屋」さんの話を聞くと、ぼくと10歳しか変らぬのに、80歳ぐらいじゃないかと思えるほど年期が入った古本者だ。「にわとり」さんが…

風流交番日記

ははあ、こういうことがあるんだなあ。売る本の準備をしていて、売る側へ置いてあった山から、『風流交番日記』を見つける。これは昨年末、国立駅前「みちくさ」の均一で買ったのだが、先日、日本映画専門チャンネルで見てカンゲキして、熱心に紹介した「風…

午前中に「日刊ゲンダイ」原稿。川本三郎『そして、人生はつづく』を送る。いつもより少し早めに家を出て、「サンデー」の本選び。本当は「ギンレイ」と思っていたが、夕方から「ビブリオ」で古本市についての読売新聞の取材が入り、ひさしぶりに五反田へ。…

次の日曜、20日「西荻ぶっくまーく」は北條一浩くん、いよいよ登場。増刷の決まった『冬の本』の編集うらばなし、それに北條くん自身の「冬の本」の発表とか、盛りだくさんだそうですよ。ぼくも、ちょっと『冬の本』の裏話を聞いたけど、いやあ、おもしろい…

朝から家の前の雪かき。こ、腰がいたい。 「生活考察」原稿約10枚をなんとか送付。先日聴いてきた「深川フォーク」の感想と自分のフォーク体験を書く。これは二回にわたる予定。 川本三郎さん新刊『そして、人生はつづく』(平凡社)読み始めたらやめられな…

明け方起きたら雨で、次に外を見たら雪か。 朝から忙しい。ようやく「ビッグイシュー」、早川義夫『たましいの場所』ちくま文庫を書いて送付。『がらくたからたから』も読了。これから原稿を書く。 頭のなかに、あれこれいっぱい詰まっていて、身動きとれな…

「江東フォーク」で、とくに身に沁みた曲をユーチューブアップ版で拾っておきます。いやあ、年を取ってよかった、とこのときは思いました。西岡たかしさんは、ほとんど神様に見えました。喋ると「山上の垂訓」。歌えば「ハレルヤ」。聴衆は信徒だ。あと、「…

「日刊ゲンダイ」連載終了がひと月延びた。 文庫解説を頼まれ、藤本義一「生きいそぎの記」などを読む。 午後高円寺。「ワンダーランド」展。300円の本多し。300円三冊と、500円の本一冊。500円円の本は白石かずこ『わたしの天気予報』というエッセイ集。め…

「風流交番日記」のこと。実写で撮影された新橋駅前交番は、いまも同じ位置にある交番(建物は違う)ではないか。もし本物が使われたとしたら、よく使用許可が下りたものだ。この交番が映るアングルで、向う正面に「沖正宗」と大きな看板を頂いたビルが映る…

ビブリオ新春古本市

「ゆず虎嘯」さんの告知を、そのままフォームを借りて、少し手を加えてこちらも告知。みなさん、どしどしおいでください。ツィッターなどでどんどんつぶやいてください。まちなかで歩きながら実際につぶやいてくださってもかまいません。 ぼくが書き込みした…

仙台「火星の庭」さんからの年賀状で、ぼくの置き古本が残り少なくなったと書かれてあった。そうか、と思い出した。昨年、JPICの読書アドバイザー講座で、同じ日に時間帯は違うが、ぼくと前野さんが登壇する日があって、控え室で久し振りに会った。そうそう…

ちくま文庫に入った早川義夫『たましいの場所』(名著です)の「文庫版あとがき」を読んでいたら、元本(晶文社)が2011年に品切重版未定扱いになったとき、手元に一冊しかなかったのでアマゾンで注文したことをHPの日記に書いたら、版元からメールが…

いま、日本でいちばん面白い番組(じつにテレビ的)だと思っている、テレ東の「ローカル路線バスの旅」13弾を先日、満を持してみたが、シリーズ中でも傑作の部類。新宿から新潟万代橋まで、新幹線を使えば2時間のところを3泊4日で、路線バスだけを乗りつ…

特殊な顔をして、それが女優としてまったく独自な路線を歩ませることになった片桐はいりの『もぎりよ今夜も有難う』というエッセイ集を誰かがホメていて、昨日、古本初詣でともいうべき高円寺の即売会へでかけたとき、その片桐の別のエッセイ集『グアテマラ…

新春最初の原稿は、「日刊ゲンダイ」で、谷口ジロー『猟犬探偵2 サイド・キック』を書く。書いている際中に、新日文から電話。『上京する文學』の増刷が決まったという。こいつは春から縁起がいいや。 糞詰まりだったのか、さっき、バラバラと大量に1月1…

特に書くこともない新年が始動。ことし最初の読了本はディック・フランシス『横断』。3回目ぐらいか。 ぼちぼち仕事モードに切り替えて働きます。毎朝、BS・TBSの落語が楽しみ。