2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

古書現世・向井くんが、音羽館と『西荻窪の古本屋さん』について、同業から見た感想を書いている。これは、ぼくら外部から見たのでは、そうは書けない深いところに手が届く内容。明日から穴八幡の「青空古本市」が始まる。ちょっと天気が心配ですね。 000010…

昨日、秋の一日、国立コショコショ市、盛況のうち終わる。駅からかなり歩く、人通りの少ない旧商店街にある古道具屋さんを借りて、20数店が古本を販売。 私はよく自転車でこの界隈をうろつくが、閑散とした印象しかなく、これは、ちょっと難しいぞと覚悟した…

本日、国立こしょこしょ市開催です。秋晴れの一日、国立で遊んで帰ってください。帳場が交代制なので、ぼくはどこかの時間でお目にかかります。 http://d.hatena.ne.jp/kunikosyo-market/20130927/1377614213 昨日は神保町経由「サンデー」。「ギンレイ」で…

「週刊ブックレビュー」を作っていたテレビマンのMくんから、メールが来た。欽ちゃんの番組に、なぜか、ぼくの『蔵書の苦しみ』を出演させてくれたそうだ。どんな本でもよかったろうに、わざわざ、かなり無理めに押し込んでくれた心根がうれしい。欽ちゃん…

待機の原稿、5枚ほど書いて外出。一年に一度、大正大学の表現学科の一年生を相手に、古本の話をしている。これで4回目か5回目。 顔触れは年々変わっているが、担当教授のW先生は、毎年聞かれているわけだから、なんとか、少し違う話をしたい。段ボールひ…

文遊社より、「野呂邦暢小説集成2 日が沈むのを」が届く。ありがたい。着々と刊行が進んでいる。さっそくパラフィンを巻く。 本巻は、野呂作品の傑作の一つ「鳥たちの河口」周辺の短編を収録する。「赤い舟・黒い馬」「柳の冠」は単行本未収録。これ一冊、…

『蔵書の苦しみ』4刷が決まりました。ほんと、みなさまのおかげであります。とくに地方の書店で好調だとか。地方では古書店が次々と撤退し、手放したくても売る店がなく、蔵書に苦しんでいる人が多い、ということか。角田さんと組んだ『古本道場』を除けば…

昨夜、ようやく「読売」の「ビタミン・ブック」の原稿を送る。ディック・フランシス『大穴』について書く。ひさしぶりに再読。6回目ぐらい? 朝、さっきだが、BSで思いがけず、山田太一「今朝の秋」再放送にでくわす。じっくり見る。深くうたれる。小津へ…

放浪書房!

今朝の「朝日」に、「きのこ女子」という記事が。「きのこ」にハマる女子続出みたいな内容。このところ、「朝日」では同様に「切手女子」「こけし女子」と、大きな記事が続いて掲載。とくに「切手」「こけし」は、これまで男子独占の趣味だったところへ、と…

来週、28日(土)に国立で開催される一箱古本市「くにたちコショコショ市」の告知ハガキを置いてもらうため、阿佐ヶ谷「コンコ堂」、荻窪「ささま書店」へ。 http://d.hatena.ne.jp/kunikosyo-market/ 「コンコ堂」はすでに置かれていたのだが、無くなってい…

まずは訂正。出版人に聞くシリーズで、高原書店を取り上げてくれ、みたいなことを書いたが、すでにちゃんと出ているし、ぼくも読んでいる。失礼しました。ずっと、この間、気になっていたこと。 http://www.amazon.co.jp/名古屋とちくさ正文館-出版人に聞く-…

朝、早起きして、途中まで書いた「古通」連載を仕上げて送付。千葉県市川の古本さんぽで取り上げたのは「春花堂」。ほかに中川六平さんと荷風のことを書いた。こういうことを書ける媒体があるのはありがたい。 「BOOK5」9号が「古書目録探求」特集で、平閉…

記すことなき存在する、本読む日々。 小田光雄さんの「出版人に聞く」シリーズ第11弾、古田一晴『名古屋とちくさ正文館』(論創社)をいただいてます。名古屋と言えば「ちくさ正文館」、その店を作った名物店長による回顧。名古屋モダニズムの話も出てきます…

台風上陸。朝のニュースでは、記録破りの雨風の様子と、交通機関の影響を刻々と伝える。桂川が大変なことに。ううむ、今日はお出かけなのだが、ひるむ。 浅草まで、なんとかたどりつき、しかし、雨は弱まり、風は強いが、どうやら、ニュースで見たようなこと…

昨日は、「みちくさ」付随イベントで、古ツア&夏葉社のトークへ。その前、ミニ古本市で、見たことのない足立巻一『戦死ヤアワレ』を買って、「やまがら」さんを誘って初めて入る地元喫茶で歓談。地元民に占領された店内は、外様にはちょっと肩身が狭い。し…

今日、急に思い立ち、八王子市・長山丘陵をハイキング。若菜晃子さん『東京周辺ヒルトップ散歩』をガイドにして。多摩丘陵の一部で、生田まで続いている。京王線の南側に。 八王子までとりあえず出て、さらりと「ブ」を撫で、京王八王子へ。「ブ」で、野呂邦…

暑さの戻った東京。昨日、着地できなかった「サンデー」10本原稿、今朝早起きしてなんとかまとめる。「いちおし」は新潮社編『私の本棚』。 すぐさま外出。高円寺・西部「ブック&A」を覗く。浩仁堂さんが、もともと安い値がついていたのを、再登板で値下げ…

涼しい朝。少し寝坊する。 昨日は最後の青春18を使って吉祥寺へ。もったいない使い方だと思うが、しかたない。電車のなかでは、スペンサー・シリーズ『誘拐』を。このシリーズ、前半はたいがい読んでいるが、これは未読だった。気分のよくなる読みもの。 夜…

だらだら先延ばしせず、ちょっと自分で自分の尻を叩いたら、ものごとが動き出す。わかっているのになあ。 九月が動き出した。だましだましの体を連れて、その動きに乗りたい。スケジュールがあれこれ埋まり出して、半分は遊びのことも多いのだが、大事なアソ…

午後、美術出版社のウェブ企画(でよかったかな)で取材を受ける。紙の媒体じゃないかもしれない。前回の登場が久住兄、という。あと、大竹昭子さんとか。 『上京する文學』について、1時間強語る。疲れた。このところ、小さな咳が止らず、体力の消耗はなは…

ふたたび高円寺西部「均一祭」へ、おっとりと出陣。昨日は200円で肩ならし。今日は100円で、がぜんピッチが上がる。ぐいぐいと17冊。昨日、買って預けていた分と送ってもらうことにする。少年マガジンを何冊か買った気がするが、届くのが楽しみ。帳場…

高円寺「均一祭」経由、ヨコハマ。青春18の残りを使って移動。 石川町から、裕福な人しか上がり下りしないような、フェリスの脇の石段をえっちらおっちら上り、馬の背になった山手の超高級住宅街を抜け、坂を下り、また上り「神奈川近代文学館」。今日、ここ…

すでに各紙で伝えられるとおり、中川六平さんが亡くなった。享年63。田村(治芳)さんと同年代だったんだ。どうしてみんな、こんなに早く逝ってしまうのか。 ぼくは、それほど親しくさせてもらったわけじゃない。「ろくちゃん」と中川氏を呼ぶ坪内祐三さんの…

おっと、忘れていた。「芸術新聞社」ウェブマガジン連載「人生の散歩術」第二回がアップされています。井伏鱒二が直面した青春の危機について書いています。イラストもぼくが描いています。無料ですので、お暇でしたら、ごらんください。 http://www.gei-shi…

夏バテか、廃人のようにいちにち、ベッドで眠ったり起きたりしながら、ひたすら本を読む。夕方、家族で回転寿し。そのあと東大和「ブ」へ。ジャズのCD2枚と、未見のコロンボDVDを。 頭、首、脇と右側にペインが集まるのを気味悪く思っていたが、どうや…

朝から、メールや電話がつぎつぎと。応対におわれる。そのうちの一つで、「読売」8月31日夕刊5面「原点」欄、「古本巡り 半世紀1億冊の『出会い』」というタイトルで、取材記事が載ったことを知らされる。掲載紙が送られてくるのは、ちょっと遅れるので、ま…

昨日は、高円寺経由荻窪へ。西部では、1971年「少年マガジン」、藤圭子表紙を見つけ、そのインパクトに負ける。800円。ほか、芸術新潮、石田波郷全集の随筆1、吉田健一『東京の昔』など。単行本の『東京の昔』は函入りの好きなデザインだが、なぜか、どこに…