2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「週刊ブックレビュー」でご一緒した俳人の神野紗希さんから、句集『光まみれの蜂』(角川書店)をいただいた。きれいな装幀だ。タイトルは集中の一句「ブラインド閉ざさん光まみれの蜂」による。「雲の峰死にたるときの本の嵩」という一句は、本まみれのぼ…

いい天気なので、気まぐれに西武線に乗り拝島下車。駅で観光地図をもらって南口さんぽ。北口にぽつんとある二階建ての居酒屋。昭和40年公開の熊井啓「日本列島」で、宇野重吉と芦川いずみが話す喫茶店が、ちょうど位置関係でこのあたりにあったのでは、と…

富士吉田のトークでお世話になった「ナノリウム」中植さんが、富士吉田の月江寺という町で古本屋を始める。その仕入れ、リサーチもかねて東京へ来るというので、高円寺で待ち合わせ。西部の即売会へ案内する。昼食をとって西荻へ。このあと、約束があるとお…

月様雨が、霧雨じゃ濡れていこう、とは言えぬ雨。 昨夜、阪神×広島戦、劇的なサヨナラ。思わず声が出た。安藤に星を上げたかった。平野もいい奴。ありがとさん、ありがとさん。 下町展で、もう買うまいと決めたはずの雑誌を二冊。COM別冊の坂口尚『クレオ…

光文社新書メルマガ連載「蔵書の苦しみ」が更新されています。18回目は「自炊のすすめ(下)」 www.kobunsha.com/special/sinsyo/member/serial/#0043月20日「海文堂書店日記」で、ごぞんじ平野さんが『ご家庭にあった本』を紹介してくださっていた。サン…

昨日の「わめぞTV」を見ていたら、退屈くんと向井くんが不忍ブックストリート「一箱古本市」の初期のことを話していて、いろいろ憶い出すこともあり、興味深かった。いまでも毎日チェックしている「本街探偵」という読書ブログの一覧を作ったのが退屈くんで…

詩集の次は文学史。夏葉社の新刊は、なんと伊藤整『近代日本の文学史』だ。400ページ強、シンプルな水色表紙にビニールカバー。帯に「必携」とある。伊藤整の畢生の大作『日本文壇史』全18巻のエッセンスを抽出し、巻末エッセイの荒川洋治さんによれば…

細かい春の雨の中、「サンポマガジン」5号が届いた。映画・古本・ジャズを看板にした、西川由季子さん編集発行の雑誌。善行堂が全面バックアップ。広告を取らず、好き勝手に作った自由な精神が息づいている。すべて「人力」の「人力雑誌」。すべて雑誌の創…

「みちくさ市」5月20日に出店します。場所は「キク薬局」前。「古書、雰囲気」さんとコンビです。どうぞ、おこしください。 http://kmstreet.exblog.jp/i2 いただいた「en-taxi」春号を、拾い読む。一ノ関駅で待ち合わせ、重松清が池澤夏樹に同行取材、と…

昨日、早起きして、光文社新書ウェブマガジン連載「蔵書の苦しみ」、清水哲男さんインタビュー篇を書いて送る。15枚くらいか。あわてて外出。「まど展」を覗いたら、あるコーナーでサナダくんから「岡崎さん」と声をかけられたとき、同時に、ほかにお二人…

昨日は、「古通」締め切りぎりぎりなので、あわてて午後、外出。中野からバスで「江古田」へ。「銀のさじ書店」を取材。そうか、「たらの芽」「熊の木」などと同じ山脈の店なんだ。丸山猛と自由フォーラム。リブロ人脈。これで一冊、本が書けそうだが、小田…

知り合いが古書店へは持ち込めないランクの本を、册数はわからないが「ブ」へ持っていったら査定が5円だった、とブログに書いている。5円って! 「ご縁がありますように」という洒落か。5円でも、買取りの用紙にあれこれ記入しなくちゃいけない。これは某…

あれ、もう17日か。「古通」の取材がまだ、なんだ。どこへ行こうか。候補はいくつかあるのだが。 昨日は午後から「なずな屋」で、毎日新聞社学芸部(先日、文化部と誤記)の手塚さんの取材を受ける。『ご家庭にあった本』について。その前、「音羽館」へ寄…

朝、早起きして「あった、あった。」を。和田誠『倫敦巴里』。ううん、400字じゃあ、書き切れない。 昨日は午後外出。高円寺「杉並書友会」をのっそりと覗く。あれえ、棚がけっこうスカスカ。よく売れたんだ。狩野くんに「よく売れてるねえ」と言うと、「…

昨日、昼前「三省堂」で珍しく雑誌二冊買う。うわさの「ダ・ヴィンチ」(京都で、本を。)、万年筆ふろくつき「サライ」を。「ヒナタ屋」で、チキンカレー食べながら、雑誌「月刊保団連」編集者と三回の連載打ち合わせ。「ヒナタ屋」が入っているビルの旧式…

「ギンレイ」で、明日は時間的に見られない「ラビット・ホール」を見る。ニコール・キッドマン主演。ていねいに撮っていることはわかるし、ニコール・キッドマン、ダイアン・ウィーストの名演技合戦も見られるが、いかんせんテーマが重い。見ていてつらい。…

小椋佳「春の雨はやさしいはずなのに」 「左ききの拳銃」は、ポール・ニューマン主演の西部劇。午後BS。訳ありの流れ者ビリーが、牛追いの一団に拾われる。銃を持たない主義のボスは、聖書を読む静かな男で、ビリーはたちまち惹かれる。しかし、ボスは丸腰…

食パン少女s

こないだの花見で、芸能界の若いタレント、女優などの話になると、まるっきりついていけない、昭和で止まった「じいさん」化したぼくであった。とにかく、ぼく以外は、みんな、よくいろんなこと知っている。まるで中学校の放課後の部室みたいだった。そんな…

春爛漫。午後吉祥寺へ。「蔵書の苦しみ」取材で、「自炊」の実践者として詩人の清水哲男さんにインタビュー。光文社の担当・Mくんも、娘さんの入学式があり、休みだったというのに駆けつけてくれる。アイパッドを楽々駆使している清水さんの姿に、今年74…

昨日は薄曇り。桜は満開だが、風は冷たく、とにかく寒い。高円寺「古本博覧会」少し出遅れるが、10時過ぎに行ったら、もう戦場になっていた。とにかく、いつもの即売会と熱気が違う。紙ものが大量に出ているが、本のほうもいいものがとにかく安い。300…

昨日は長い一日。神保町「和洋会」で『にっぽんの喜劇えいが 前田陽一編』他を買ってサンデーへ。途中、開いた桜を見る。サンデー終え、文化部へ。魚雷君いた。大阪勤務から戻ってきた手塚さや香さんと久々に対面。こんど、取材してもらうことになった。 夜…

昨日、娘と昼飯喰いがてらでかけた栄「ブ」で、『チューボーですよ! 巨匠のレシピ集』を見つけた。そうか、堺正章の著作はなくても、この手のテレビ本はほかに出ている可能性がある。『西遊記』とか。色川武大の「あちゃらかぱい」ほか演芸喜劇論三冊を収め…

昨日は西荻「なずな屋」へひさびさの補充。澄ちゃん、「本の散歩展」ポスターが刷り上がって、その達成と解放感で上気している。アーティストというより職人さん、ですね。生田誠さんが店内にいて、どんぐり舎へ移動して珈琲飲みながらあれこれ、といっても…

「軽」二題

昨日は、国立駅前で上京している左岸洋子さんと待ち合わせ、近くの喫茶で喋る。静かなる風雲児ユーセンくんが新雑誌を準備中で、そこにサガンさんのエッセイも連載される。そのタイトル画をぼくが担当することになった。イラストの発注というのがうれしいじ…

エイプリル・フール、午後西荻へ。音羽館へ溜まった本を売って、広瀬くんと「赤レンガ」であれこれ話していたら、表をホリさんが通る。呼び止めて、ホリさんを引き入れて話の続き。「コンコ堂」へ、休みじゃないはずの日に行って、何度かふられたそうだ。「…