明日、一箱古本市

20日早朝、今年最後のTBS。ディック・フランシス『祝宴』をさらりと紹介。帰宅して眠る。
午後、昼飯食いがてら、一ツ橋「ブ」へ。雪村いづみ『荷人いなりたい』に、名曲「約束」についての記述あり。買う。その他数点。鷹の台「しんとん」でコーヒー飲みながら、雪村いづみを読む。「みどり文庫」にもひさしぶりに寄る。ご店主に、「今朝、ラジオを聞いたばかりです」と言われる。角川文庫『新青年傑作選 ひとりで夜読むな』300円を200円にしてくれる。
夕方、神保町へ。悠久堂均一で鶴田静『夢箱のなかの宝物』は昭和三十年代の回想、300円。古書モールで昭和44年小学六年生付録、『最新SF事典』800円は、大伴昌治構成。
7時から居酒屋で、書肆アクセス本の打ち上げ。出席者全員の似顔絵を僕が描き、みなサインを入れた色紙を畠中さんに渡す。畠中サン、ピンクハウスほか、ブランドの洋服をたくさん溜め込んでいるらしい。ネットオークションしよう、と盛り上がる。2次会はパスして深夜帰宅。中央線車中、目の前に立つ3人の女子大生、就職活動の話。「音楽関係なんか向いてんじゃない」「自分のやりたいことやるほうがいいよ」「JRに行った先輩、5時ジャストに退社らしいよ」と景気がいい。まんなかの子が「わたし、通訳か翻訳か、やりたいって思っててさ」「〇〇ちゃん、英語、できるもんね」。別の子が「米原万里さんって通訳のヒトの本を読むと」と話を向けるが、通訳志望者が米原万里を知らない。話は三鷹の駅中になんとかという店が入ったとスライド、「ええーっ、吉祥寺行かなくてすむじゃん」。
話の感じでは、そこそこのレベルの大学みたいだが、早く降りてくれえ、と言うぐらいレベルが低かったなあ。まあいいか、女子大生だもんな。
21日、五反田。20册買う。学研、Nくんと待ち合わせ、五反田駅前の、落ち着いた喫茶店でお昼を食べながら打ち合わせ。夕方、豊崎由美さんと会うという。そういや、学研から本を出すと言っていたな。神保町へ移動。三日連続の神保町通い。古書展を覗く。表紙破れの昭和35年「週刊少年サンデー」など4点。会場で黒岩さん見つけ、「ヒナタ」でお茶。
夜、一日遅れで「インビテーション」原稿。堀江敏幸『雪沼とその周辺』について書く。
明日夜、高円寺「コクテイル」で今年一年の締めをします。五反田で買った本など紹介するつもり。雨みたいだけど、よかったら来てください。