2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

フランス文学とイタリア文学

水曜日は神保町。 タテキンで、中央公論『世界の文学 フランス名作集』を。ラルボーの「恋人よ、幸せな恋人よ」が入っている。 サン毎終え、「ささま」へ。均一で戸板康二『思い出す顔』講談社が拾えたのが収穫だった。ここに「三田文学とスヰート」が入って…

高田馬場のお楽しみ

昨日とは一転、涼しい日に。カッコウが鳴いている。まるで高原の朝、なり。 朝から「ちくま」連載、海ねこさんの原稿にかかる。スタイルを決めずに書いているので、毎回、初めて、というつもりで書いている。 夕方、仮眠。時事通信社から出久根達郎さんの新…

ユニクロでジャズECMジャケットTシャツを

なんか、このところ、飲んでばかりいますが、26日(土)がコクテイルで魚雷くんの『古本暮し』出版パーティー。ぼくは発起人ということだが、ただ飲んで、喋ってただけでした。中日文化センター文化講座の生徒のAがわざわざ来ていた。結婚したとかで、お…

どっきりカメラみたいに

いま、「ナンダロウアヤシゲな日々」を覗いたら、25日、神保町ダイバーで池田弥三郎『東京の12章』を買ってる。あれえ、と思ったのは、ぼくも昨日、高円寺の即売会で、同じ本を買ったからだ。池田の文章は二の次で、写真がいいの。藤川清と富山治夫の二…

伊丹十三の日、だった

あたり前な所のようでいて 地上はきっと思いがけない場所なんだ 谷川俊太郎「朝」 これは、当然プレヴェールの「天にまします我らの父よ/我らは地上にとどまります/地上は時々美しい」(小笠原豊樹訳)に呼応しているのだろう。 昨日は一日長かった。朝、…

夕風は涼し

暑い一日。お日さんが、かーっ! 神保町へ。お茶の水駅へ滑りこむ少し前、V字に切り込んだ渓谷のような傾斜の緑が美しい。彷書月刊編集部に立寄り、『読書の腕前』プレゼント当選者の名前を入れる。ひと足早く、最新号をもらう。「絵葉書国人物誌」という特…

晴れ渡る五月に負けそうになるけど

楽しいことならなんでもやりたい 笑える場所ならどこへでも行く 悲しい人とは会いたくもない 涙の言葉で濡れたくはない 青空 あの日の 青空 ひとりきり (井上陽水「青空ひとりきり」)記憶で書いたけど、間違ってるかしらん。 向井くんのブログを読むと、あ…

流浪のわめぞ民、k市へ乱入

昨日、k図書館古本市最終日、また朝からでかける。さすがにもう、めぼしいものは残っていない。と言いながら、一昨日、昨日で、「ブ」や「いとう」も含めて、65冊も買ってしまう。バカだねえ。そのうち50冊は古本市で、それでも1000円払ってないと…

小平中央図書館、学習院、往来座、ラルジャン

夜中の3時半、5時前、6時と断続的に目覚める。こういうこと珍しい。いずれも、「たどり着けない」「帰れない」という夢を見る。朝食とりながら、「世界わが心の旅」再放送を見る。カンサンジュが20年ぶりに、留学先のドイツの街へ。そこで知り合った親…

五反田・神保町・四谷

昨日は、午前中仕事をして、午後から五反田。出陣が遅いと買う量は減るが、そのかわり、功名を焦る気持ちはなく、ゆったり見られるのがいい。行きの電車内で吉行淳之介『闇のなかの祝祭』読了。傑作だと思う。 五反田ではフィルムアートの『ヒッチコックを読…

ついに出た! 『ブンブン堂のグレちゃん』礼讃

彷書月刊に連載されていた、しかも「好評」連載のグレゴリ青山さんの『ブンブン堂のグレちゃん』がとうとう単行本に! それが届いた。イースト・プレス発行。1100円本体、は安いなあ。飢えた獣が獲物に飛びかかってかじりつくように読んだ。 もう、大満…

『闇のなかの祝祭』ささまで安々と入手

一昨日、夜、日本映画専門チャンネルで、伊丹十三のドキュメントを見てたが、これがおもしろかった。伊丹は松山出身だが、中学校は京都。天才児ばかりを集めた理系の英才教育を受けている。戦時中に英語を教えていたというからすごい学校だ。下宿のおさんど…

沈黙の声が聞こえる

一昨日深夜、ヤマケイジョイの原稿をやっと書く。辻まこと『画文集 山の声』ちくま文庫について。西木正明『夢幻の山旅』を読み直したり。こういう仕事のために、ある作家のことを、読んだり、考えたりするのは勉強になる。ちくま文庫の帯「沈黙の声が聞こえ…

神宮の空青く球音響く五月

出演した「週刊ブックレビュー」放送日。ぼくは見ないけど。深夜12時にも再放送があります。 昨日は、4時半に信濃町駅改札集合、神宮球場「ヤクルト・阪神」戦観戦を目指して行動。ラストとなる「ビッグボックス」古本市を覗き、神保町に流れ、コミガレ、…

長い風のように疲れて

朝、TBS。石田五郎『天文台日記』を紹介。ディレクターのHくんが、中学時代、天文小僧だったと知る。 ハイヤーで神保町へ送ってもらい、昼過ぎまで滞留。八木店頭で高橋英夫『果樹園の蜜蜂』岩波書店、古書センター店頭で高橋英夫『ロマネスクの透明度』…

いっぱいいっぱいです

吉田拓郎が近所の図書館で、ギター1本で歌うというので、興奮してでかけて、という破天荒な夢で5時半に目覚める。外はもう明るいので、7時ぐらいかと思った。朝食をたべ、彷書月刊の原稿を書いて二度寝。 午後、TBS用に最相葉月『星新一』の原稿を書い…

歯車が回り出した

6日、雨。連休最終日だが、この連休、何がなんだかわからぬまま「沿線の小駅を黙殺」するように過ぎていった。澱んだ気分で、一日家にいる。にぎやかな外市へも、仙台から上京している前野さんの飲み会(コクテイル)にも顔を出せなかった。 今日は外へ出て…

追分は遅い春

4日(金)昼前、信濃追分駅着。「追分コロニー」斎藤夫妻に出迎えられる。同駅舎内にある、暮しの手帖別冊「あたらさん」編集部を訪ね、那須さんに御挨拶。ちょうどソーラーシステムの調理機で調理中だった。信濃追分駅はふだん無人の小さな駅舎。那須さん…

『桟橋で読書する女』を見かけなくなった

村松友視『淳之介流』河出書房新社、森見富見彦『夜は短し歩けよ乙女』角川書店が届く。どちらも原稿を書くためのもの。 最近届いた本では、青森「林語堂」の喜多村拓(ペンネーム)の『古本屋開業入門』燃焼社、があれこれ参考になったし、おもしろかった。…

ちょっとメモ

こういうこと、すぐ記憶の彼方に埋没するので、ちょっとメモしておきます。仙台の古本屋を回ったこと。気がついたのは、講談社文芸文庫が少ないこと。萬葉堂クラスでもそうなんだよね。もともと、東京の古本屋でも置いてる量は少ないけど、それでも明らかに…

今度はしのばずくん教会

いつも言うことですがね、「一箱古本市」はぜったい売る側に回った方がおもしろいお祭りですよ。ぼくが出店した「しのばずくん神社」はほんとに御神体(?)に、神主のかっこうをしたカフクくんが立って、賽銭箱まで設けるという凝りよう。けっこう、みんな…