2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

近刊予定の『気まぐれ古書店さんぽ』(工作舎)の「あとがき」をなんとか書く。書き出すと、あれこれ多くなりそうで、なるべく必要な事実だけにとどめるよう努める。 昨夜は、ひさしぶりに「コクテイル」へ。「ビッグイシュー」で長らく担当してくれた編集者…

かつて黒磯で「白線文庫」を開いていた小島さんが、出産を機に鳥取へ移住。しばらく休んでおられたが、本日7月30日より、松島駅駅前で、ブックカフェ「HAKUSEN」をオープンされたことの通知が来た。おめでとう。鳥取は遠いなあ。関西からだと長距離バスを使…

午前、東京ステーションホテル喫茶室で、「ビッグイシュー」編集部Mさんと打ち合わせというより雑談。連載が終わり、今後、どのようなかたちで関われるか、ぼくなりの知恵を出す。アイスコーヒー一杯が1500円というのに度肝を抜かれる。 そのままJRで横浜…

宮本常一『私の日本地図 武蔵野・青梅』同友社を、ずっと写真を愛でながら見て読んでいるのだが、小金井市貫井南町を歩きたくなった。地図を見ると、宮本が居を構えた府中市新町と市の境界線を挟んで隣り町。林の道、畑の道。 鎌倉街道については、ウィキペ…

先日、京都へ行った折り、大学時代の友人数名と飲んだのだが、そのうちの一人(東京までトラックで運転してくれた男)がネットでギターを買い込み、いま300本あるという。その前はバイクだったのではないか。「弾けるのは1本なのに、どうしてまたそんなに買…

深夜、CS日本映画専門チャンネルで、山田太一「男たちの旅路」第一部2回「路面電車」を見ていて(もう4、5回目か)、今日はじめて、吉岡(鶴田浩二)がいつも都電荒川線で乗り降りする停留所が「巣鴨新田」だとわかる。早稲田行きに乗り、巣鴨新田で降…

昨日も神保町。「和洋会」を覗いて、「すずらん本屋堂」の録りに、この日収録スタジオになった「@ワンダー」2Fの喫茶へ向かう。古書会館を出ようと思ったら、入口エントランスでお客さんがいっぱい滞留している。外を見るとどしゃぶりの雨だ。そして雷。2…

今日はもう23日か。また月がすっ飛んでいく。何かし忘れていることはないか。 朝、早起きして「サンデー」の原稿を書く。「イチオシ」はやっぱり、山田稔『天野さんの傘』編集工房ノアだ。いろいろ書いているうち、林哲夫さんの装幀に言及するスペースがなく…

腕が日焼けしているのは、昨日、炎天下をほっつき歩いたため。所用片付けて、午後外出。光文社で打ち合わせ一件(うまく行けばいいが)。そのまま歩いて江戸川橋の「還国寺」へ。芸術新聞社Fくんと待ち合わせ、美濃部家の墓にお参り。つまり志ん生、馬生、…

ぼんやりしていたら、第3回「中川フォーク・ジャンボリー」が一カ月後に迫っていた。国立「ビブリオ」十松くんの告知をコピペしておく。すでに予約が入ってきているそうです。お聞き逃しなく。 「異界大好評、日本フォークのレジェンド中川五郎さんが大いに…

連日、読む、書くの厳しい難局を何とか乗り切る。ちょっと消耗する。どこかへ行きたくなる。 今日は笹塚ファクトリーで「そこのみて光輝く」の演劇版を招待されて観にいく。100席ほどの小屋だが、それでも満席だった。舞台も狭く、セットは一つ。出演者も少…

コウノがメールで教えてくれた。「西武新宿駅のサブナードにある、福家書店サブナード店に寄った所、「読書の腕前」文庫版が面出しされてました」とのこと。写真を見ると、大きなポップに芥川賞候補の又吉直樹さん推薦の、みたいなことが大書されている。一…

朝から仕事。午後おそく、西荻「盛林堂」へ。「SUMUS別冊」を棚に入れ、某誌の取材で、若旦那に話を長々と聞く。そのあいだに、「SUMUS別冊」が5冊売れた。みなさん、当ブログを見て、駆けつけてくださったようで、ありがたい。音羽館へも少し寄る。気づい…

いま手元に串田孫一『山のパンセ』実業之日本社(昭和32年初版、34年9版)がある。なんともほれぼれする造本、装幀である。 本体がハードカバーで、表側に荒い目の布が貼られてある。そこに串田自装のカバーがかかる。栞紐つき。新書より一回り大きいサイズ…

一昨日の「スムースの会」、林哲夫さんが写真と文章で報告してくれている(daily-sumus2) お寺の黒板の看板を描いたのはぼくだが、いま見たら、扉野くんが抜けている。しまった! ごめんね、扉野くん。これは白墨を水で溶いて、筆で書くという方式。この日…

あれこれ京都で済ませ、本日夕、帰還。メールを開くと、バラバラ、と出てくる。 光文社のNさんから、「知恵の森文庫『読書の腕前』の重版決まりましたので、お知らせいたします。5刷、2,000部の重版で、累計17,000部になりました。今回も誠にありがとうござ…

午前中、なんとか「サン毎」今週分を書きあげ、雨中を外出。「サン毎」で本選び。少し早く出て、神保町うろつくも、均一がいずれもクローズド。こうなると行くところなく、古書モールを覗いていたら、知り合いに二人会う。いずこも同じ、雨の憂いかな。大山…

梅雨の夜半、深酒すぎるなり。ワイン一本けろりと空ける。 午後、雨の中、自転車転がし国立へ。このところ、毎日のようにうろついている。国立「ビブリオ」うちわ展終了。ぼくは3枚売る。プロの方々の精巧な仕事にまじり、名前で売ったというところあり。精…

あれこれ整理していたら、上京した年に、林哲夫さんから届いた葉書が出てきた。神戸市長田区から。この頃はそんなに林さんのことをよく知っているわけではなかったはずだ。しかし、知る人の少ない東京(ちゃんと言えば埼玉)うれしかったんだろう。大事に、…

早起き、「EN-TAXI」富岡多恵子編を、最後のスパートで書きあげ送付。約24枚、いつもながら絞り出したという感じだ。隣りのテレビで、女子サッカーW杯をちらちら見ながら。あれよあれよと失点。試合が終わり、宮間の毅然とした態度に大いに感服する。あれこ…

7月28日、山本善行が小豆島で文芸講演をするという。黒島伝治について。小豆島かあ、ちょっとうらやましい。 検索すると、会場の町立図書館への関西からの最寄り交通手段は坂手港。三ノ宮からフェリーで3時間強。このフェリーで上陸する、というのがいいで…

芸術新聞社ウェブ連載「人生散歩術」最終回(24回)がさきほどアップされました。2年にわたる連載に終止符。大幅加筆を経て、単行本化の予定です。 http://www.gei-shin.co.jp/comunity/23/24.html「ぶろぐ・とふん」より、重ねての告知をコピペします。詩…

先週に引き続き、雑司ヶ谷コミュでの文化講座、第二回(最終回)を終える。ぼくのほか、連日、いろんな講座があり、席はほぼ満席。年齢は70代が中心と見受けられる。人生の先輩たち相手に、少々やりにくい。前回と今回、各2時間の講座で、その準備にくたく…