2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

日本映画専門チャンネルTさんのご好意により、同番組でテレビでは初オンエアの五社英雄監督「人斬り」の試写を見る。午後、新橋へ。ところが新橋で迷子。銀座線「新橋」から地上へ出て、本当なら2、3分で着く目的地が探せず、いったん地下へもぐったはい…

寒い朝。 『TOKYO本屋さん紀行』(玄光社)が届きました。古書店を含む、いま東京で個性的な品揃えと店構えの本屋22軒を紹介。美しいカラー写真とイラストで彩られ、東京以外の人でも、見て楽しい(本屋へ行きたくなる)本に仕上っています。これで1200円(…

またもや未明に目覚め、ぐずぐず起きて、朝刊(「朝日」)の文芸時評を読んだら、松浦寿輝が丸谷才一『エホバの顔を避けて』を上手く紹介している。で、そうか、おれ、まだ未読だったと思い、文庫棚の丸谷コーナーから抜き出し、寝床で読み始めたら、ぐいぐ…

本日発売の「サンデー毎日」に、本ブログでさんざん書いてきました3ページもの「なぜかいま『古本女子』小説が増殖中」を書いております。写真もぼくの撮影です。よかったらご覧ください。 昨日は『更紗の絵』書評を「ビッグイシュー」に送稿。小沼丹旧居を…

生田「絵葉書王」誠さんより『モダンガール大図鑑』(河出書房新社)をいただいた。例によって図像の紹介などは、「デイリー・スムース」(林哲夫さん)のブログをどうぞ。 http://sumus.exblog.jp/ 12月16日に「マーレ」で、刊行にあわせた「西荻ブックマー…

晴れた冬の日。早起きして、家族三人で京王閣「蚤の市」へ。聖蹟桜ヶ丘までバス、そこから京王線へ。あれれ、「調布」がフシギな構造の駅になってしまっている。地下三層で、いっしゅん、どこへ乗り換えればわからなくなる。 京王多摩川下車。すぐ目の前が「…

「ただいま読書中」連載「富士正晴と上京しなかった文学者たち 3」を書いて送付。あと二回ほどのはずで、とうてい最後までは行けない。行けるところまで、まとめておきたい、という気持ちである。 家族で京王閣の「蚤の市」へ行くつもりだったが、「サンデ…

幻戯書房、驚嘆の新刊二冊

いやあ、驚いた。幻戯書房から新刊2冊、上林暁『ツェッペリン飛行船と黙想』と常磐新平『明日の友を数えれば』(真田幸治装幀!)届いたのだが、上林の全集未収録文集が出るとは聞いていたが、こんなタイトルになるとは。しかも、このタイトル、巻頭に置か…

「サンデー」へ。車中、森まゆみ『東京ひがし案内』(ちくま文庫)を読んでいたら、白山のところで目がとまる。中華「兆徳」の描写にしびれ、「サンデー」で選書おえたあと、三田線で「白山」下車。「兆徳」でタンメンを食べる。うまかった。志ん朝の色紙が…

信濃毎日書評委員による「今年の一冊」として、白井綾『長崎の教会』(平凡社)を選び、どう紹介すればいいか考えている。星野博美『島へ免許』で、空き時間に五島列島の教会を訪ねる件りがある。オウム事件以来、「信仰」が狂信と言い換えられがちだが、つ…

「雲遊天下」111号とどく。季刊の予定が、一号すっとんだようだ。大変だろうが、ユニークなリトルマガジン。がんばってほしい。今号特集「なくなったもの」で、ぼくも「上京して二十三年でなくなったもの」を書いています。ほか、エンテツさんの大衆食堂、の…

総選挙にあわせて、かどうか、この冬、われらが北條一浩くんが、ババンと本を出します。どちらも「本(ブック)」の本なのが、北條くんらしい。ぼくはどちらにも参加しております。後者は、詩集を除けば、北條くんのライター(日本一ハンサムな)としての初…

本日、お日柄もよく、「西荻ブックマーク」いかがでしょうか。ぜひ、おいでください。積もる話もありますので。 http://nishiogi-bookmark.org/2012/nbm65/ トマソン社「BOOK5」第4号も届きました。ちゃんと隔月発刊を守って、感心だ。今月号特集が「トリビ…

昨日、善行堂で『定本 古本泣き笑い日記』の束見本(できあがった本そのままの造本で、本体中身はまだ印刷されていない)を見る。ぽってりと重く、ハードなハードカバー。黄色の下地に珍しい古書店の値段票をあしらった、いい仕上がりの装幀だ(林哲夫さん)…

数時間前、関西取材出張から帰還。マイルスのモントレージャズフェスティバルのライブをガンガンかけながら、すでに酔っぱらっておる。いかんに思います。 「サンデー毎日」取材で、15日が蟲文庫、風羅堂(でアルバイトをしていた作家の中居真麻さん)取材。…

昨日、朝、原稿を一本書いて外出。来週分の本選びで「サンデー」へ。車中は星野博美『島へ免許を取りに行く』(集英社インターナショナル)を読む。おもしろい。五島列島にある自動車学校で合宿免許を取る体験談なのだが、ナニが違うのだろう、体験談をおも…

今朝の「朝日」朝刊ラテ欄コラムで、ニッポン放送「ピース又吉の活字の世界」が紹介されていて、ぼくの名前も出ている。年末は豊崎由美さんが登場。ぼくの出演は今夜と来週です。夜8時からです。 昨日が角田光代さんと対談で、今夜がピース又吉さん、とくる…

昨日、西荻「こけし屋」で角田光代さんと対談。角田さんともひさしぶり。これは「赤旗」掲載で、『上京する文學』を中心に、角田さんの作家生活も語られている。読める人は読んでください。角田さん、マラソンに出場し、そこで某紙から一般人としてインタビ…

一昨日は、栄「ブ」で単行本のほうの『古本道場』を。昨日は「盛林堂」で『古本でお散歩』を買う。どちらも手持ちがそんなにない。買っておこうと思う。 『お散歩』が2001年刊。これが初めての文庫だった。書き下ろしだったんだ。よくやったなあ。カバーデザ…

本日は、古書一路さん、その友人でKさんとともに、昭和32,33年生まれ、古本トリオで「青梅多摩書房」さんを訪問。あれこれ、話をうかがう。空はどんより、いつしか雨が。今月いっぱいで店売りを閉じネット専門となる古書ワルツさんへも行きたかったが、電話…

昨日、「日刊ゲンダイ」書評、いとうせいこう・みうらじゅん『見仏記ガイドブック』を午前中に送って、早めに外出。 「サンデー」で、書評用の本、10冊選び出し、地下鉄乗り継ぎ秋葉原。出掛けにカメラが見つからない。「サンデー」編集部へ行けばなんとかな…

昨日、ラジオ「ピース又吉の活字の世界」の収録のため、有楽町ニッポン放送へ。ディレクターのGさんが、大変な古本者で、お呼びがかかった。 均一の話、神保町の話などする。「オカザキさんの名前、方々でよく聞くんです」と又吉くん。こちらも、テレビや雑…

雨中、某所へ。三上「ビブリア堂」延さん取材。でも、半分くらい、ぼくが喋っていたなあ。ネタになれば、と思い、おせっかいをした。互いに互いの本にサインを入れるという変な光景で締める。 国立まで戻ってきて、こちらは「びぶりお」(民家画廊)を覗く。…

昨日のつづき。富士正晴記念館の講演で聴いてくれていた女性が、最後に二回も質問をしてくれた。熱心な人だなあ、と思っていると、終わってから近寄ってきて立ち話。ぼくのことは知らなかったみたいだが、興味があって聴きにきたという。話の前半は、ぼくが…

ついさっき、関西から帰還。2日は東映京都撮影所で、堺駿二さんの付き人をされていたSさんに取材。とてもよくしていただいた。伝説の俳優会館もSさんのガイドつきで、ふだん見られないところまで見せてもらった。役得、役得。 3日は、茨木中央図書館で「…

昨日、西荻で「本の雑誌」宮里くんと、末永「貸本小説」昭二さんと「西荻ブックマーク」の打ち合わせ。ぼくは、当日、進行に徹するつもりなので、末永くんにあれこれリサーチ。福岡時代のおどろくべき話がつぎつぎ出てくる。荒ぶる血の系譜、過酷な読書環境…