空き地と土管

okatake2007-12-03

あれ、もう3日か。昨夜は朝までかかって、「文藝」吉村昭特集の原稿15枚近くを書く。やっぱりちょっと緊張したなあ。ベスト10を選ぶ、というのだから、原稿としては書きやすいんだけど。吉村昭さんの『夜明けの雷鳴』(文春文庫)の解説を仰せつかった時の緊張を思い出す。そのことも書いた。分量もあるし、気の張る原稿だったので、終わるとがっくりくる。
このところ断続的に睡眠を取る毎日。今朝はインビテーション、正津勉『小説 尾形亀之助』河出の書評を。昼、昼飯食べがてら、立川栄「ブ」へ。まんがに見る風景というテーマで、空き地と土管、木の電信柱、ゴミ箱などを絵から採集するため、ど根性ガエルいなかっぺ大将うる星やつら、などを買う。ことごとく、先のアイテムが登場する。あ、うる星やつらには、さすがに木の電柱はないか。
同じく資料として折口透『自動車の世紀』、仙田満『子どもとあそび』(ともに岩波新書)、西川祐子『住まいと家族をめぐる物語』(集英社新書)を買う。ゴダールがアランドロン主演で撮った『ヌーヴェル・バーグ』というビデオがあった。こいつも買っておこう。
書肆アクセスという本屋があった』(右文書院)ようやく届く。同じ本が、ぼくのところと京都の林哲夫さんのところに送られる場合、なぜか林さんの方へ早く届いているようだ。そういうことがよくある。いちおう、東京都内なんだけどな、うち。それとも人格上の問題で、林さん宅へは早く着くのか。しゃあないな。
「あった、あった。」は、石原慎太郎『真実の性教育』を取り上げる。これは笑えるなあ。子どもの伸晃登場。
JPIC「読書の腕前」講座、今月名古屋であるが、150名キャパのところ、すでに300名の応募があったという。これは僕の、ではなく、JPICの集客力、組織力なり。もちろんゲストの豊崎由実さんの人気もある。ああ、だから、ぼくの知り合いで応募した人あったら、ちょっとメールください。手配しますので。

告知
今月、22日(土)高円寺コクテイルで、恒例の年忘れトークライブをやります。岡崎武志今年のニュースベスト10、それに録りだめしたカセットテープを聞く、テープ版ユーチューブなどを予定しております。浅田美代子が出演した吉田拓郎オールナイトニッポンなんちゅうのもありますよ。まあ、楽しくやりましょう。チャージ1000円で、予約受付中。古本酒場コクテイルでアクセスして、予約してください。当日でもたぶんだいじょうぶ、だけどね。