2009-01-01から1年間の記事一覧

ぴんから兄弟

映画館へ入るのに自転車をどこに止めるか苦労する夢を見た。入口は名画座っぽいのに、館内に入ると、国立競技場よりなお広く、スクリーンがはるかかなたに小さい。数万人を収容というような映画館で、スクリーンの大きさは普通。これは早く、前のほうの席を…

平和な師走

いい天気。娘と自転車をこいで、昼飯は行列のできるうどん、立川栄「ブ」、砂川「ブ」と巡る。上水沿いの小径が気持ちいい。 セルフのうどん屋は超繁昌店だが、店員の年齢がおそろしく高い。しかし、みなさんよく働く。なかに一人、化粧のケバ目の若い女性が…

2009年総括が終る。

昨日27日は、娘のピアノの発表会があり、出番のありそうな時間を見計らって会場へ。わが子の晴れ舞台をいまかいまかと待ち構える家族。自分もその一人。娘は中学生になってからピアノを習い始めたので、まあ技量もそんなもの。「かっこう」をつっかえなが…

明日はコクテイル

クリスマスも過ぎ、いよいよ2009年が加速して終幕へ急ぐ。 なんだか気が抜けたようになって、日々をのらりくらりと送っている。一日たつと、もう昨日のことが憶い出せない感じだ。今日は買い納めという気持ちで、音羽館で本を売って、均一でがさごそ買い…

カーネーションはいいなあ

いよいよ押し詰まってきた年の瀬に、渋谷へ。このところ、やたら井の頭線に乗っているなあ。 渋谷のライブハウスOーWESTでの「カーネーション」ライブに招待されたのだ。横尾さん、さんきゅうです。 ネオンがチカチカ、テンションのやたらに高い雑踏を抜け…

野呂邦暢エッセイ集

黒岩比佐子さんが、自身のブログでつらい告白をされている。いま、もっとも油の乗っている書き手で、いい仕事を次々としてそれがちゃんと各賞を受賞し、注目もされ、まだまだ書きたいことがいっぱいあるようだから、いちばんつらいのはもちろん本人だ。しょ…

年末

「な、なにをするんや! ウェッジ文庫」と、いつも目を丸くして驚くのだが、今回もなんだかやってくれましたね。 シブく地味に、ということで「しぶじみ」文庫とも呼ばれている(いま、ぼくが勝手にそう呼んだ)が、のぐちふじお、すすきだきゅうきん と来た…

東京漂流

この数日を振り返ると、まあ、いろんなことがあった。 15日(火)は夕方から下高井戸「日大文理学部」で講座をもっている、学事出版Hさんからの依頼で、学生相手に90分ほど喋る。下高井戸へは、井の頭線浜田山で下車し、踏切を渡った三角公園前から出る…

東京は寒かったんだそうです

青柳いづみこさんの「ドビュッシーの時間」を聞きながら。来春そうそう、青柳さんのミニコンサートを含む「新・阿佐ヶ谷会」が開かれると通知があって、楽しみ。これがなくっちゃね、という新年である。 昨日はふらふらと自転車で東大和方面へ。「○○食堂」と…

1月35日!

12日夜、夕食後、家族で毎年恒例の昭和記念公園のイルミネーションへ。年々、来園客が増え、クリスマスや花火の日など、身動きもできないほどの人出となる。それで、温かい夜、早めに行ったのだが、駐車場までに渋滞。3、40分は待ったか。閉園30分前…

冷たい雨

11日午前、早起きして、半日遅れの「ENGINE」書評、津野海太郎『したくないことはしない 植草甚一の青春』新潮社、を送る。 すぐに支度して外出。冷たい雨だ。うまくバスがなく、妻に駅まで送ってもらう。車中、長部日出雄『天才監督 木下惠介』新潮社(な…

ニュー日月堂訪問

連日、現実を逃避して東京をさまよったから、9日はいちにち仕事。月二回の気が張るヘビィな原稿を早起きして上げ、夕方から眠る。深夜から「ブックジャパン」は古井由吉『人生の色気』新潮社、「サンデー毎日」は『ルイス・バラガンの家』新潮社を書評。あ…

バス、徒歩、モノレール、電車

受贈書のお知らせ、さまざまな告知をさぼっています。ごめんなさい。 そして、こんなことを書くと、「あのバカ」と怒る方々がいると思うが、今日も天気にさそわれ、国立からバスに乗ってしまった。左下の奥2本に金冠をかぶせ、昼食をとりに国立へ。 食べ終…

西荻発「すぎ丸」に乗った

こいつはいい天気だ、というただそれだけの理由で外へ飛び出す。紹介もせずに、貯まった新刊受贈書を音羽館へ売りにいく(もうしわけない)。昨日は意識しなかった、高架になった中央線上りを、車窓の景色をちゃんと見ながら乗る。そうかそうか、国分寺を出…

昭和42年はスパイダーズ

快晴の日曜日、西荻へ。海ねこさん、徳尾書店さんと三人で、中野書店さんの倉庫を見学させてもらえることになったのだ。貴重な体験をさせていただいた中野書店さんには、心からお礼を申上げる。業界の裏の話になるので、くわしくは書かないが、移動式本棚に…

少し元気が出てきた+スペイン映画祭

坂道を転がるように12月が消費されていく。みなさん、お元気でしょうか。ぼくは元気です。亜鉛もばっちり飲んでます。 亜鉛は牡蠣に多く含まれているが、貝類ぜんたいにも含まれているとかで、急にしじみの味噌汁が飲みたくなった。 昨日は朝、早起きして…

雨の街で

雨ですがな。やっぱり昨夜は寝て、朝、TBS。帰り、ハイヤーの運転手に、神宮の銀杏並木を通ってくれるよう頼む。ちょうど見頃だった。雨に濡れた銀杏並木も一興なり。 帰宅して一服。サンデー毎日のインタビュー記事を送稿。意外に早く終ったので、また外…

過ぎ行く暮らし

出版社占い http://maromaro.com/press/ ぼくは「日経BP」でした。むろん当たっている部分もある。占いってそういうもんなんですよ。 いろいろ書くこともあるのですが、混乱していて、まとまりません。今週が一つの山場です。今月前半にはあらかた片がつく…

負けないぞ、関西人

本日、オイルヒーターの電源を入れる。冷え込んできました。 また、学校の夢を見て目覚め、しばし茫然。午前中に毎日「あったあった」で1973年の「FMファン」を取り上げ送稿。午後、「ビッグイシュー」の年末進行で、杉浦日向子『うつくしく、やさしく…

昨日のこと

昨日は、武蔵小金井で、晶文社『雑談王』を担当してくれた島崎勉さんと待ち合わせ。ネットで検索して、商店街の喫茶Kを指定したのだが、当日行くとなくなっていた。島崎さんはケータイを持たぬ人だし、どうしよう、どうしようと駅周辺を右往左往していると…

これでも秋かしらん、暑いね

朝、「世界ふれあい街歩き」を30分見て外出。五反田を目指し、9時40分か45分には着けるかと思ったが、中央線が遅れ、着いたら10時を過ぎていた。 それでも200円を中心に12冊拾う。アトリエ社のユーモア全集、中村正常『虹の下の街 ほか』がずい…

武蔵国分寺跡散歩

バーボンではIWハーパーがいちばんうまいと思っていて、これを買ったときはついつい飲みすぎてしまうのですね。 午前中に「ブックジャパン」書評、『一箱古本市のあるきかた』を送付。11時から歯医者。もう3年近く、とぎれとぎれだが通っている。そのま…

「みちくさ市」で買った本

今回の「みちくさ」では、珍しく客として本を買った。これは一時間も店番をしてくれた晩鮭亭さんのおかげ。塩山さんの箱からは、海野弘『モダン都市周遊』中央公論社400円。いや、これは『モダン都市東京』と対になるホンですが、見ないですよお。192…

子ども店長

みちくさ市無事終了。雨かと思われたが、なんと秋晴れの申し分ない天気。 5時過ぎに目覚めたのに、ぼんやりして外出するのが遅くなった。商店街に行くと、もうみんな準備を始めている。鬼子母神「手作り市」の客と、「みちくさ市」目当てのお客さんで、人の…

みちくさ市です

本日、「みちくさ市」です。天気、なんとかだいじょうぶそうで、晩秋の雑司ヶ谷、ぜひ古本散歩と洒落てください。 ぼくも、ノンちゃん、石原くんと仲良し三人組で、商店街なかほどの駐車場に出ています。「おみくじ」も新作を作りました。 新国立にハプスグ…

林哲夫さん、新国立

11月19日、高円寺コクテイルで林哲夫さんを迎えてトークライブ。前回の閑散がウソだったかのように、たくさんお客さんが押し掛け、立ち見、なかに入れなくて帰る人までいた。これは林さんの吸引力だろう。ハマダ夫妻、青柳さんには申し訳ないことをした。 林…

深川いっぷく亭へ

天気がよい。午前中、BShiで「茶の湯」特集を一時間だけ見て外出。「深川いっぷく亭」で林哲夫さんの「読む人デッサン」展、と装幀展がある。明日は林さんとトークをするので、見ておかないととでかけた。東西線で門前仲町下車。地下鉄だから上がるか、と…

拓郎と亜鉛

雨で一日家にいる。さいきん受贈書の紹介をさぼっていますが、川本三郎さんから『きのふの東京けふの東京』平凡社をいただく。雑誌「荷風!」、「東京人」に掲載された東京さんぽの文章を中心に編まれている。ぼくもさいきん、東京歩きが楽しくて仕方がないの…

平出・扉野師弟対談 一部再現

昨夜、西荻ブックマークで平出隆・扉野良人師弟対談があった。スタジオ・マーレのスペースが立錐の余地なく人で埋まった。 扉野くんには不愉快にさせるようなことを、このブログで書いたことを詫びる。もう少し大人にならないと。 対談は、おだやかに静かに…

手紙を出したい気分の11月

昨晩、やっと国立にできた女子の古本屋「ゆず虎嘯(こしょう)」へ行ってきた。一箱古本市、みちくさ市などではおなじみの女性コンビ。この夏からのオープン。あの、国立名物「谷川(やがわ)書店」の少し先、楽器屋の二階にある。金土日の夜3時間だけとい…