2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

朝「梅ちゃん先生」を見て、「日刊ゲンダイ」の読書日記原稿を書いて送付。上原隆『こころが折れそうになったとき』と須原一秀『自死という生き方』を取り上げたが、字数は少なく、軽く触れた程度。もうしわけない。 新藤兼人が百歳で死去、のニュース。ちょ…

えー、さわやかないい日和でした。朝早く起きて「梅ちゃん先生」見て、「ビッグイシュー」の原稿、ドナルド・キーン 篠田一士訳『日本との出会い』中公文庫の書評を書いて送付。すぐ準備、思い立って秩父へ。いちおう、古通の取材であります。古ツアさんの記…

夜中、揺れましたねえ。そのためか変な夢を。女優の田中裕子が奇病にかかり、背中から羽根がはえ、顔も身体もうろこみたいにブロンズの硬い皮質におおわれ、あちこちから植物がはえるというニュースを見る。かわいそうに、あれじゃあ、とても治らないだろう…

時事通信社からの書評依頼の締め切り。佐藤卓己『天下無敵のメディア人間 喧嘩ジャーナリスト・野依秀市』新潮選書は400ページ以上の、中身がぎっちり詰まったノンフィクション。野依も、一筋縄では解説しかねる振幅のある怪物で、読むのにも時間がかかっ…

「信濃毎日」に阿部了・阿部直美『おべんとうの時間 2』木楽舎の書評を送付。かし 新潮とんぼの本2冊、『茶碗と茶室』と『ヴェネチア物語』をいただきました。茶道で使われる茶椀。それが薄暗い畳の上に置かれている。煤けたような歪みもある茶碗。西洋の…

神戸で、林哲夫さんの「パリの書店を描く」展が開かれるぞ。そうか、そのために熱心にパリで書店古書店を巡っていたのか。6月半ばから二週間。ちょうど、そのころ、仕事で神戸へ行けるといいのだが。 http://sumus.exblog.jp/18322770/昨日、「古通」原稿、…

昨日、「古通」の取材で、上中里から王子、梶原と巡る。旧古河庭園、飛鳥山公園の博物館で「ドナルド・キーン展」も見る。「山遊館」、それに梶原停留所内「梶原書店」でそれぞれ数冊を買う。最後、荒川線でワセダへ。金峯堂が看板そのままに280円の弁当…

児童文学者でエッセイストの奥田継夫さんが上京される、と連絡を受け、昨日雨のなか、御茶ノ水へ。長年お世話になっている学事出版で編集長のHさん、奥田先生と会う。そのあと、飲みに。 学事で「月刊ホームルーム」を編集しているとき、奥田先生に映画エッ…

古い古書店値段票シールを、ぽつぽつ集めて黒い台紙のスクラップ帳に貼付けているのだが、そのスクラップ帳が積み重なった資料や本のあいだから見つかり、見ていたら、明大前「小林書店」とある。1977年の「古書店地図帖」には掲載されている。松原町1−…

北村薫「朧夜の底」ですが、そのなかで、「私」が好きな作家としてフョードル・ソログープというロシアの作家が出てくる。「国別に編まれた名作集で読んでいたが、今年の冬、更に文庫本の個人短編集を読み、完全にその虜となった」とある。読みたくなります…

昨日は草月ホールで「柳家三三」。北村薫の「円紫師匠と私」シリーズを、アレンジして朗読+作品に出て来る落語の演目を口演するという試み。ネギさん、水玉さん、キリノさん、退屈くん、牛越ちゃんと観る。 すぐ近くの「流水書房」にも、ようやく寄れた。庄…

朝、「みちくさ」荷造りして近所のコンビニへ。古本おみくじを作っていたら、あっというまに時間がたつ。 あわてて外出。神保町で趣味展、一冊買う。コミガレで三冊。ひさしぶりに「キッチン南海」へ。待って、店内へ誘導されたころ、驟雨が。食べ終わったら…

「ビッグイシュー」に竹中労『鞍馬天狗のおじさんは』ちくま文庫を。楽しい再読だった。 「サンデー毎日」書評。池内紀『恩地孝四郎 一つの伝記』幻戯書房を。労作、で片づけるのは失礼な意欲作。造本がそれに見合う、がっちりしたできばえ。しかし、書評は…

昨日は雨の中、仙川へ。白百合で二講目。岩波文庫創刊と円本の話を中心に「文庫」について。娘といっていい世代の人たちに、わかってもらえたどうか自信がない。前々日から、講義するための準備。自著『文庫本雑学ノート』と『同 二冊目』を読む。ずいぶんひ…

85年生まれの小林達夫が長編初監督をした「カントリーガール」、ちらしとパンフをいただきました。両方とも、映画同様、なんともいい仕上がり。ぼくは北條くんに誘われ、試写を観て、えらく気に入ってしまった。脚本は渡辺「カーネーション」あや。今月、…

新潮クレストシリーズは30冊以上所持していたが、読むのに追いつかず、ほとんど未読のまま処分してしまった。同時代の海外文学のいちばん息のいいところを最良の訳出で提供する、すばらしいシリーズだ。昨日、新しい文庫や単行本など、「ブ」にトートバッ…

昨日、「コミガレ」ですさまじい乱獲があったらしく、棚がガタガタ。落穂拾いのように6冊拾う。一人で送料含め一万円買っている人がいた。毎日新聞社で何人かに声をかけられる。毎日夕刊「読書日和」に、大きく記事が載ったからだ。「なずな屋」で澄ちゃん…

丸谷才一『女ざかり』ひさびさに再読、読了。仕掛けの多い、栄養のたっぷりした、ぜいたくな長編で堪能する。御霊信仰の話題だけは、「またかぁ」と思うが、これも愛嬌。大林宣彦監督が映画にした「女ざかり」もひさびさに観たくなる。 届いたばかりの坪内祐…

5月13日(日)西荻ブックマークに平松洋子さん、北尾トロさん登場。西荻の住人と西荻に事務所を構えるお二人の西荻トーク、ということです。まだ残席あるようですよ。あの平松さんの実物を見にいく、という楽しみもあります。 http://nishiogi-bookmark.o…

あ、宝島だ!

「雲遊天下」「BOOK5」などを続けて読んでいると、聞きたい人に話を聞く、書きたい人が書きたいことを書くということが、とても自然のように見えてくる。それが、あまりお金にならない、というところが、制作者、書き手の苦しいところだが、書いていることが…

「ブ」で買った大島渚「御法度」をひさしぶりに観て、その完成度、色っぽいオトコたちにううんとうなる。ラスト近くの幽玄なシーン、ぞくぞくする。 今日は午後、巨匠の取材。思いがけない一言に、いいぞいいぞと手ごたえを感じる。秋あたりから連載開始予定…

静かなる風雲児、松田友泉くんが新雑誌を創刊。書き手も登場する人物も絶妙な選択。われわれの周囲にいる人なら、あの人もこの人も顔を出して、あれあれという感じだ。特集「ひとりでつくる、みんなでつくる」も読ませます。ぼくは左岸洋子さんのタイトル画…

昨日書いた西荻ブックマーク、ひぐらし文庫さんと蟲文庫さんを、徒然舎さんと、と誤記しました。失礼しました。訂正しております。ひぐらしさん、ごめんなさい。ぼく、よくやるんです。こういう誤記。 盛林堂書店の若旦那から、「いいもの用意してますから、…

これは行かねばなるまい。西荻ブックマークでひぐらし文庫さんと蟲文庫さんのトーク。微妙な色違いの二人が、混じるとどんな色になるか。見てみたいものです。 http://nishiogi-bookmark.org/2012/nbm63/ 4日から(ありゃ、もう二日後だよ)長野門前古本市…

昨日、堺雅人主演「南極料理人」を、一時間ほど見ていたら(思いのほか、よくできた楽しい映画)、伊勢エビを海老フライにする場面があって、それで、今夜は海老フライだと決めて、ぼくが料理登板になって、海老フライを揚げる。 「yomyom」リニューアルの最…