小三治「鰍沢」

okatake2007-12-02

追加 
「ぐるり」12月号が出ました。特集は高田漣。もちろん高田渡の息子で、マルチ弦楽器奏者。親父が親父なので、普通にしてても、「ちゃんとしている」と言われる、というのがおかしい。下北沢の古本カフェ「気流舎」が紹介されているが、知らなんだ。
午後、晶文社のSさん来宅。目次案ができてきた。いよいよ年末にゲラが出てくる。いよいよ、だ。







今日はうららか、あたたかな日曜日。
昨日は、夫婦で府中の森芸術劇場へ、落語を聞きにいく。トリは小三治。これがお目当て。府中の森公園は紅葉の盛りを超えて、茶色の葉をバラバラと落としている。しかし、府中は立派な公園、立派なホールを持ってるなあ。国分寺なんて、淋しいもんだ。ろくな図書館はないしな。この日の落語会は、めちゃくちゃ高年齢の客層。昼夜二回あって、われらは昼の部。隅田川馬石「蚫のし」、三遊亭歌武蔵がお得意の相撲ばなしで大いにわかせ、古今亭志ん橋が「掛け取り」で師走風景をベテランらしく描き、そして小三治は「鰍沢」。例によってまくらが長い。身延山信仰と、そこへ行くのに、どれだけ大変かなどの前振りをする。ぼくは「鰍沢」という噺はあんまり好みでない。よくできた噺だとは思うが。
夜、昭和60年までのテレビ番組表を抜粋してまとめた『ラテ番図鑑』をあれこれ調べていたら、止まらなくなった。ぼくが本当に熱心にテレビを見ていたのは、昭和52年ぐらいまで、と知る。