2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

数年に一度くらいか、週刊読書人から書評依頼がある。今回は吉野孝雄著『外骨戦中日記』(河出書房新社)。原稿料がいい、とは言えないが、大切な書評媒体であり、営業品目の筆頭に掲げている以上、これは喜んでやる。そういえば、20年くらい前か、ここで「…

宮谷一彦『俺たちの季節(とき)』を、何十年ぶりに読んでいたら、「COM」の時代を思い出す。何度か書いたが、ぼくは廃品回収の倉庫で「COM」を見つけ、小学校高学年から読み始めていた。宮谷一彦は少し難しかったが、かっこいいとは思った覚えがある…

昨夜はパパカレー。トリの胸肉を、ショウガとネギの青いところを入れた鍋に入れ、煮る。スープが出たところで胸肉と薬味を引き上げ、それをベースにカレーを作る。そしたら、やっぱり美味かった。この手数のかけ方は、牧野邸の食べることを大事にする気風の…

昨日は長いいちにち。三波美夕紀さん取材。三波春夫先生の長女で、このたび『昭和の歌藝人 三波春夫』(さくら舎)を上梓された。 取材無事終え、三波春夫ベスト盤CDをいただき(これはうれしい)、担当編集者のSさんと「サン毎」へ移動。本選びしたあと…

また酔ってる。夜はどうしようもないなあ。昨夜は牧野邸で、名古屋、岐阜チームを迎えて,総勢10名以上の宴会。「on reading」さん夫婦とも話をする。楽しかった。牧野さんの要請で、なんだか恒例になった、「ファイト」「ホームにて」をギターで深夜に歌唱…

朝、ユーチューブで小三治「長者番付」、FMNHKでクラシック聴きながら、玉川上水さんぽ。ほぼ全ての行程は木陰だが、汗が容易に出る季節になってきた。3回も休憩する。冷やし中華が急に食べたくなる。酢を欲しているのか。 昨日は、夕方、TBSへ。丸ノ…

昨日、鎌倉「ヒグラシ文庫」「ブックスモブロ」さんからの依頼で、鎌倉入り。生涯学習センターにて、夏葉社島田くんと「ひとり出版社からはじまる本の旅」と題するトークをする。ぼくは聞き役。少し早く鎌倉へ。西口から新刊「たらば書房」を覗き(小ぶりな…

昨夜、国立「ビブリオ」で、大阪のシンガーソングライターYO-ENさんのライブが、満席のなか、無事終わった。ぼくは、オーナーの十松くんと、なんとかYO-ENさんを「ビブリオ」に呼ぼう、と話し合い、実現したのであった。当夜、ぼくは進行を務める。YO-ENさん…

書評を書くため、池内紀『亡き人へのレクイエム』(みすず書房)を読んでいたら(とてもいい本。格が違うなあ)、かつて三鷹駅南口にあった一画のことが出てくる。喫茶「しもおれ」と、その隣り「下田書店」は古本屋、そのとなりが焼き鳥屋。下記のサイトを…

本日、森岡書店での牧野伊佐夫さんのイベント、予約しわすれていて、あわてて電話してみたが、満席であった。補助席も出して、それも埋まっているということであきらめる。「ギンレイ」で「パリ3区の遺産相続人」を観る。このところ、よくそうなるが、見始…

東京クワルテットのハイドンを聴きながらの雨の朝であります。(小さい「ワ」って、どう打って出すんだろう) 「とと姉ちゃん」の三姉妹、みんな上手いが、注目は三女の美子役・根岸姫奈ちゃんではあるまいか。天才と言われた子役の系譜は、やや、いやらしい…

この数日、6月の小倉での牧野伊佐夫さんのイベントに出る、その航空券チケットのネット予約のため、悪戦苦闘する。数年に一度、飛行機に乗るか乗らないかという生活をしているので、毎回、慣れない手続きで、大いに疲労するのだ。今回も何度やりなおしただ…

某所で、シングル盤を聴く会を工作舎の石原氏とずっとやっているのだが、無事、盛況のうち、昨日終えた。終わったその場で宴会。石原くんが蒐集しているシングル盤コレクションは、前に聞いたとき500枚と言っていたが、いまはもっと多いだろう。蒐集すると筋…

昨日、自宅まで溜った新刊を取りに、音羽館広瀬くんに来てもらう。荷を積み込んで、帰る音羽館号に乗って西荻へ。車中、いろいろ広瀬くんと話す。古本業界の話に、どうしてもなる。 西荻で音羽館、盛林堂に「中川フォーク」のチラシを置いてもらい、三鷹でも…

中川フォークジャンボリー 第8回の全容です。ここ何回か、告知してまもなく、ソールドアウトになるケースが続き、ご予定と照らし合わせ、お早めにご予約ください。キャンセルも早めにおねがいします。キャパが30席+若干と限られていますので。会場: 国立…

昨夜2時に寝たのだが、やっぱり7時過ぎに眼がさめる。昨夜は雨のなか、日本橋「三越劇場」へ。小泉今日子朗読、浜田真理子歌・ピアノによる「マイラストソング」を鑑賞。三越劇場は初めて。「東京都中央区日本橋室町にある三越日本橋本店内本館6階にある劇…

今朝も近所をさんぽ。道ばたに咲く花々に目が行く。考えたら、花の名を知らぬのなり。スマホで、FMNHK、内田光子のピアノ特集を聴く。いまや世界的にその実力が認められたピアニスト。得意はモーツァルト、ということでいいんでしょうか。日本人としてシ…

麗らかな五月晴れの一日である。早起きし、長くさぼっていた玉川上水さんぽを、朝食後に。近くの公園まで自転車で、そこで自転車を止め、歩き始める。ちょうど、ゴンチチの「世界の快適音楽」が放送中で、スマホにイヤホンつっこんで、これを聞きながらのウ…

ちょっと迷ったのだが、「古通」の取材のこともあり、思い切って午後、不忍ブックストリート「一箱古本市」を見に行く。西日暮里駅に着いたのがすでに午後1時半で、残り時間は少ない。「ほうろう」を振り出しに、根津教会が上がりとなった。方々で知り合い…

何もない静かな連休である。寺田博『文芸誌編集実記』を読むと、一九六〇年代、文芸誌編集者の寺田が、「文芸」掲載の作品を、各文芸時評子がいかに評価、あるいは批判するかを、非常に気にし、また頼りにしていることがわかる。当時の代表的文芸時評子は、…