2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

池内淳子さんが亡くなった。ぼくは、10数年前にインタビューしている。新橋演舞場の楽屋にお邪魔して話をうかがった。ぼくは、川島雄三「花影」(大岡昇平原作)が好きで、その話を持ち出したのだが、ずっと「はなかげ」と読んでいたのを「かえい」ですよ、…

福岡で、この秋、ちょっと変わった古本市

長崎行でお世話になった西海洞さんから、こんなメールが届きました。いっぷう変わった「ふるほん市」がこの秋、開かれるそうです。「会場に、2t車で、古い木の本棚や、蓄音機、電気スタンド、真空管ラヂオなどを持ち込みまして、クラシカルスペースを設置、…

『昔日の客』が届きました。

夏葉社から関口良雄『昔日の客』をいただきました。なんともたたずまいのいい、なでさすりたいような本です。さっそく、珈琲を煎れて、リビングのソファに寝転んで読み始めたら、最後まで読んじゃった。いい秋の午後の時間でした。こんなにのんびりして生き…

西荻の夜

雨か。昨晩はちょっと飲み過ぎた。 高円寺即売会二日目で十冊ぐらい買う。ケルテスの初期写真集(洋書)が小ぶりので写真も小さいが好ましく500円。これがいちばん高い。あとはすべて300円以下。珍しく「図書」1970年12月号を買ったのは、岩波少…

あぶないなあ

とうとうその日が来てしまった。さいきん、ポカが多いのだが、やってしまった。 金曜、五反田で買った本を宅急便で送ってもらったのだが、今日になって開けてみると、どうも二、三、買ったはずの本がない。それは下のガレージ均一で追加で買った本だった、と…

秋の一日

朝、五反田。持っていった傘はけっきょくムダに。あれこれ買い込んでいると、月の輪さんが、目録に載せたすむーす別冊、魚雷くんのはすぐ売れたんだけど、岡崎さんの詩集が残ってる、と言われ、責任を感じて、サインを入れますよと二階へ上がり、奥の帳場で…

秋も一箱古本市

「朝日」に内澤さんが出てましたね。今朝はTBS。スタジオの控え室に着いて、初めて今日が休日ときづく。いつも控え室のテーブルに、各紙朝刊が積んであるが、どれも一面を飾るのは、昨夜の中秋の名月の写真。スカイツリーと組み合わせたのが複数あったが…

満月 ですな

TBS放送原稿を送付。 今日は、お陽さんがカーッと照りつけ、真夏に戻ったよう。国立周辺、本屋巡り。「ビッグイシュー」で長嶋有『夕子ちゃんの近道』講談社文庫を取り上げることにし、メモを取りながら再読。文庫版の栞がいかしている。しかし、ほとんど…

街で岸部一徳に会うと

今日は仕事。共同通信、『宮澤賢治と幻の恋人』書評を送る。午前中にもう一本。「あった、あった。」は、ダイアナ妃結婚の年に出た本「王室の花嫁』について。 中尾さんから「バイキング」最新号が届く。なかに手紙が入っていて、「CABIN12」の漱石「門」に…

今日は買うばっかり

昨日、みちくさで売るばっかりだったので、今日、午後、荻窪から西荻へ。古本さんぽ。 「ささま」では、吉見俊哉ほか『メディアとしての電話』弘文堂を525円で店内で買った以外は、みんな均一。 西荻「音羽館」店頭に、豆ちゃん遊仙くんがいた。勝手に均…

落語そしてみちくさ

昨日は、上々堂に精算と補充。岡崎武志堂の場所が帳場横から少し入口側に移って、目の高さになって見やすくなった。これからもごひいきに。 国立まで戻って、嵐山光三郎プロデュース「立川志らく」の会を、せきやビル7Fで。坂崎さん、テレコムスタッフの岡…

古本も古本屋もステキ

今月末出る「彷書月刊」がいよいよ最終号となる。さいきん、「彷書月刊」のバックナンバーをよく読み返す。今年一月号「二〇一〇年からの古本屋」巻頭には、「2010年古書の世界を語る」と題した座談会がある。田村さんの司会、屋号でいえば龍生さん、東…

個性とは心の癖らしい

サンデー毎日の帰り、「ギンレイ」で「シャーロック・ホームズ」をおもしろく観てきました。身なりが汚く、好戦的なホームズというのがおもしろい。続編も準備中とか。どんな映画かは以下参照。 http://wwws.warnerbros.co.jp/sherlock/ 19世紀末のロンド…

どうにかこうにか

今日は、雨に閉じ込められ、ほんとうに家にいた。「潮」書評、鎌田實対談集を送り、ボケてて、送ったつもりでいた「ビッグイシュー」は、あわてて笠智衆『小津安二郎先生の思い出』朝日文庫について書く。昼はソーメンをゆで、六カ月点検でクルマがないので…

夜明け方、また変な時間に目覚めたら、寒い。なにもかけないで寝て、夏を過ごしたら、ちょっと今朝は寒かった。新聞よみ、朝飯たべ、二度寝。 今日はいちにち家にいて、雑用。来月から締め切りがある「古書通信」連載で、せっかくだから、これまでとは少し違…

「バラキ」のテーマと「群衆」

「バラキ」のテーマ、ユーチューブにちゃんとあった。ドレミの組み合わせにより、人間がこのように美しいメロディを作り出せること、神秘とさえ思える。人間は愚劣なところもあり、欠陥もずいぶんあるけど、こういう音楽を聞くと、やっぱり聖なる存在だと思…

年に一度くらいかな、「潮」から書評依頼がある。今回は鎌田實の対談集『この道 より道 まわり道』。依頼から締め切りまで一週間ない、というあわただしさ。それでも書評の依頼はありがたい。いっしょうけんめい、務めさせてもらいます。 「あった、あった。…

昨日は夜、恵比寿のライブハウス「リキッドルーム」へ行くんだからと算段。ひさしぶりに東横線に乗り、「学芸大学」で下車。飯島書店さん、「ブ」、「本とうです」と古本屋巡り。近くに天然温泉のスーパー銭湯がある、というので入る。ぽかぽかランド「鷹番…

小説家たちの休日

川本三郎さんから『小説家たちの休日 昭和文壇実録』(文藝春秋社)をいただきました。樋口進さんの作家写真に、川本さんが文章をつける。ぼくのなかでは、こういう本がいちばんおもしろい、というなかの一つである。 昨日、3時新宿「伊勢丹メンズ館」内カ…

まさか青梅に新らしい古本屋

朝、TBS。飯田橋移動。「ギンレイ」で「ボーダー」観る。ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの演技合戦。まあ、ただそれだけ。まるでそっくりさんが、モノマネをしているような、そんな気分になってくる。 サンデー毎日を終え、帰り「ささま」「音羽館…

「バラキ」から「モンド」へ

さっき、ようやくTBS放送原稿送付。放送は明日の朝、だというのに。まったくなあ。出久根達郎さんの『新懐旧国語辞典』。 遅い朝、遅い朝食をBS再放送「列島縦断 鉄道乗りつくしの旅」を見ながら。関口知宏は、旅行中、笛は吹く、ギターは弾く、ピアノ…

立川シネマ通り遊郭跡

いや、そりゃもちろん暑いですよ。しかし、自転車を走らせてると、肌に感じる風が、空の筋状の雲が、やはり秋の到来を告げております。 「あった、あった。」は、そのまんま東『ビートたけし殺人事件』。 昼飯食べがてら国立へ。谷川さんで単行本2冊。また…

バスガイド芸

リコシェが「彷書月刊」休刊にあわせたフェアをやってくれます。あ、もう始まってます。 http://d.hatena.ne.jp/ricochet_naminori/20100904/p1高平哲郎『今夜は最高な日々』は、本当に80年代、異業種入り乱れての「最高な日々」が描かれているが、中村誠…

気まぐれ古書店紀行 最終回

10時半まで寝ていて、妻に起こされる。「死んだかと思ったよ」。ほんと、めったにないことだ。 今日は、高円寺、外市、帰り西荻と古本巡りと思っていたが、朝刊を取りに外へ出ると、すごい熱線で燃え上がりそう。いちにち、家にいる。 「彷書月刊」最終回…

挟まれた

午前、国立駅前で「赤旗」Hさんと待ち合わせ。喫茶店でイラストを渡しながら歓談。 午後、サンデー毎日。書評に一本空きがあることがわかり、きゅうきょ、高平哲郎『今夜は最高な日々』新潮社をやることに。4日後が締め切り。サンデー終え、神保町。コミガ…

風は秋の気配

「上京する文學」2回目のため、一日、石川啄木と格闘。イラストも描く。 一青窈「key」に収録された数曲を、川江美奈子というシンガーソングライターが曲を提供していて、とくに「受け入れて」という曲がいいので、アマゾンで、「時の自画像」というアルバ…

七つの海で泳ぎたい

昨晩見た、ショーン・ペン主演の「アイ・アム・サム」は、七歳の娘に知能をおいこされた、知的障害の父親の話で、ただしサム(ショーン.ペン)は、ビートルズに関しては、めちゃくちゃくわしい。ビートルズのメンバーや、歌がうまく話に折り込まれているし…