2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

夏葉社・島田潤一郎さんの新刊『あしたから出版社』(晶文社)が届いた。オレンジの表紙カバーにびっくり。まだ全部読み終えていないが、ところどころつまむようにして読んでも、島田さんのまっすぐな気持ちが伝わってくる。少年剣士、みたいだ。二人の友だ…

断続的にまとまって、今日はけっこう降ったなあ。さすが梅雨。昼前、高円寺「好書会」を覗き、おとなしく数冊買い、トキワ荘跡と中華「松葉」をめざす『まんが道』散歩。東京都の地図を見たら、東中野から山手通りをバスで北上すれば至近まで行ける。で、東…

午前、五反田へ。少しパラパラと雨ツブ。第一陣の修羅の響宴が済んだ、落ち着いたガレージセールをみてまわる。少し買って二階へ。レジで「ゼラチン」さんと親しそうに話していた客、6万いくらか、買っていた。業者だろうか。ぼくは上下あわせて2000円弱。…

午前中、なんとか「サン毎」10本書評を送付。「いちおし」は、佐々涼子『紙つなげ! 再生・日本製紙石巻工場』早川書房。ふう。 旅行中にデジカメのレンズにエラーが出て、なんとしても直らない。メーカーの修理相談係に電話して、症状を説明したら、部品交…

庄野潤三親子小説集『親子の時間』(夏葉社)解説、二校ゲラをどうにか送付。これで手を離れた。校正は水玉さん。さすがに丁寧に見てくれて、ずいぶん助かりました。庄野夫人、長女の夏子さんからも手紙をいただき、ちょっと武者震いする。装幀は和田誠さん…

大人の休日パス、今日は遠野へ。遠野駅まえから、レンタルの自転車こぎこぎ、12キロ。無人の野を行く。しかもデンデラ野へは、途中からずっと坂。火野正平だ。 それでチェックできたのは、カッパ橋とデンデラ野の二ヵ所。9割は自転車をこいでいた。では、そ…

担当編集者の方々が、これを読んでいないといいのだが(あいつ、何やっての? と非難されそう)、大人の休日パス二日目は踊子号で小田原。東京駅へ出るのに、立川から「あずさ」か「かいじ」に乗るアイデアを思いつき、今日実行したら、中央線が大幅に乱れ、…

「大人の休日パス」第一日目をつかって、高岡、富山へ行ってきた。藤子不二雄の青春の足跡を辿る旅。高岡で「文明堂」、富山で「今井」「ブックエンド」と古本屋にも寄り、一冊ずつ買ってきた。「古通」と「en-taxi」に書きます。「大人」パスは指定席も6回…

野呂邦暢随筆コレクション2『小さな町にて』みすず書房が出ました。昔の菊判になるのか、大判で2段組500ページの大著。スマートな1段組四六判に換算すれば、3冊分はあるか。本体7000円になるのもやむをえない。単行本未収録の随筆が大量に入っております…

昼前「ギンレイ」で、最終日に「鑑定士と顔のない依頼人」を1本だけ観る。http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id347018/ あれよあれよと見終わったが、どうだろう。終わってみると、こういう結末を得るのに、本当にそんな手数のかかる大掛かりなこ…

三鷹「上々堂」へ補充。動きの悪いものは引き下げ、大量に投下しました。お近くの方はちょっとお立ち寄りください。 午前に「サン毎」原稿をなんとか送る。夜、ぐずぐずと飲むと、翌日午前にずれこむ。なんとかしたい。関川夏央コラム集『水のように笑う』を…

珍しく目覚めたら10時半。たいてい途中で目覚めるのだが、8時間以上、たっぷり眠ったらしい。古本屋の夢で眼がさめる。 昨日は、夜、西荻。「団塊スタイル」ディレクターのFさんが、ぼくと音羽館広瀬くんを、お礼にと、宴を持ってくれた。「風神亭」へ。3…

もう先週、土曜日になるか。韓国で古本屋をしているユン君という男性が、韓国で古本や読書について本を何冊も書いていて、今度は日本の古本屋を紹介したいと来日することになった。そのガイドをしてもらえないかというので、引き受けて、西荻の「にわとり」…

webちくま連載「堺正章が走る」の第五回目がアップされました。 http://www.chikumashobo.co.jp/new_chikuma/okazaki/ 本日、無事、7月10日発売のちくま文庫『貧乏は幸せのはじまり』の三校ゲラを、担当のKくんに手渡す。ほっとする。今日も半日、喫茶店な…

朝、「サンデー」いちおしを送付。昨晩、酔っぱらってしまい(ジム・ビーム プレミアムが空いてしまった)、半日遅れとなる。いかんなあ。ぼくがちゃんと〆切を守らないと、担当のSさん(一人できりもりしている)が気の毒。昼前、映画「八甲田山」をチラチ…

梅雨ったら、ありゃしない。雑用あれこれ。ネギさんから、うれしいメールが届く。そうか、ぼくもまんざらではないな、という内容。ありがたい。 ナンダロウくんからもうれしいメール。ナンダロウくんとぼくとでバンドを組む、という楽しい話が進行中。今年、…

午後、池袋へ。劇団「昴」公演「リア王」を、知り合いのMさんのご好意で招待で見せてもらう。考えたら、舞台でシェイクスピアを見るのはこれが初めてかもしれない。「昴」の前身は「雲」。したがって、福田恆存訳のシェイクスピア。ただし、原作を刈り込ん…

梅雨の晴れ間、というか一時曇り。早起きして、なんとか夏葉社の新刊、庄野潤三『親子の時間』解説を書く。20枚くらい。ぼくとしてはこの枚数は『大菩薩峠』で、へとへとになる。二度寝。 テレビ創成期、TBSの音楽ディレクター「ギョロなべ」こと渡辺正文…

こないだ、コミガレに岩波の『断腸亭日乗』の第二巻が転がっていて、触手動けども、手にし時の重さに思案、よって諦める。今朝、文庫版の上巻をパラパラ拾い読む。大正八年正月、芸者八重福を落籍し、養女にすることを思い立つ。「余命いくばくもなきを知り…

青柳いづみこさんのドビュッシーを聞きながら、朝の仕事。少し窓を開けたら、冷気が入って気持いい。寒いくらい。 昨日「城南展」で、坪内祐三編『禁酒宣言 上林暁・酒場小説集』ちくま文庫を200円で見つけ、かっさらう。本当にこの本、見なくなったなあ。酒…

林哲夫さんがただいまパリ滞在中。連日の古書店、古書市巡りをブログにアップしている。いやあ、楽しそうだなあ。こちらは暗澹たる日本で、悪戦苦闘しております。それだけに、林さんのパリ便りは、心なぐさめられる。前回分も含め、これ、本になるのだろう…

出たあとに、その目録自体にべらぼうな古書価がつくといわれている股旅堂古書目録11が届く(すいません、最初に書いた文章が誤解を招く表現でした)。いつもと違う、外国映画の一場面のような表紙。忙しくて、なかなかじっくり読めない。風呂に持ち込む。い…

7月に出るちくま文庫『貧乏は幸せの始まり』(『あなたより貧乏な人』改題増補)に、ぼくの若い頃の写真を使いたいと編集のKくんが言うので、本の山を乗り越え、足の置き場に苦慮しながら、ようやくいくつか古いアルバムを掘り出す。大学時代から大阪在住…

昨日は一年ぶりぐらいになるか、精鋭の人数で久々の「ネギ・シアター」。「遠くへ行きたい 荒井由実編」などを見ながら、じつに卓越した、ネギさんの手料理を次々とたいらげながら、お酒を飲む。何の話が出たんだっけ。京王閣「蚤の市」が、年々集客力が拡大…

昨日、高円寺「ブック&A」展で、シングル盤、堺正章「街の灯り」を200円で。 荻窪「かん芸館」で、新阿佐ヶ谷会。青柳さんピアノ、盛田麻央さんソプラノで、ビビュッシーの歌曲、続いて新進のピアニスト石井敏貴さんでショパンを聴く。いずれも目の前で、生…