榊原郁恵の携帯ラジオ

教養セミナーの古本コラムは、昭和56年「中一時代」年間予約の景品、榊原郁恵写真の箱に入った、携帯ラジオ『ヤングミニ マーク2』について書く。ぼくらの時代には、万年筆だった。これはイヤホン専門のラジオ。二年前にすでにウォークマンが発売されているが、中坊になろうかという少年少女においそれと手に入るものではなかった。
TBS原稿は『いきがい日記』を書いて送る。きゅうきょ、明日、小池昌代さんのインタビュー決まり、あわてて『ルーガ』をメモを取りながら読み、立川オリオン書房に、現代詩文庫『小池昌代詩集』を買いにいく。作品論は井坂洋子飯島耕一堀江敏幸角田光代と豪華。
平行して、『気まぐれ古書店紀行』のゲラ、再度チェック。やはり間違い見つかる。あと、同じ表現が多いのを、減らして、変えるなどの作業。
今朝、システム手帳が見当たらなくなりパニック。今日一日のスケジュールがまったくわからない。けっきょく見つかるが、いっときは、もうこのまま消えてしまおうかと思う。
『ルーガ』所収の「ニギヤカな岸辺」に、異色歌人の石井辰彦の短歌が引用されている。こんなだ。
 なんてむづかしいんだらう。人生の途次、犬だけを犬と呼ぶのは