雨の街で

雨ですがな。やっぱり昨夜は寝て、朝、TBS。帰り、ハイヤーの運転手に、神宮の銀杏並木を通ってくれるよう頼む。ちょうど見頃だった。雨に濡れた銀杏並木も一興なり。
帰宅して一服。サンデー毎日のインタビュー記事を送稿。意外に早く終ったので、また外出。都心へ。「ギンレイ」でハートフルコメディとでも言うか、「サンシャイン・モーニング」を観る。何をやってもうまくいかないどつぼの姉妹が、殺人や自殺などのあった部屋を、鑑識が終ったあとクリーニングするという、実入りのいい仕事を始める。姉は学生時代チアリーダーでスターだったが、かつてつきあっていて、いまはほかの同級生と結婚している男性(刑事)と不倫関係にある。問題を起こし、退学を繰り返す8歳の男児がいるが私生児である。風変わりな妹は、「私生児ってなに?」と聞く甥に、「さいこうにかっこいいコトバだよ。その名前でバンドを作りな」なんて言う。この調子っぱずれな妹がいい。うまい女優だ。
午後、カフェ・ヒナタ屋で、「彷書月刊」編集長・田村さんインタビュー。2時間ばかり、「彷書月刊」についてあれこれ聞く。
6時に光文社新書のMくん(『読書の腕前』担当者)と待ち合わせ。それまで神保町をブラブラ。雨で均一もなし、手が出ないや。西秋くんと遭遇。「ぶらじる」で珈琲飲みながら古本業界の未来について語り合う(ほんとかいな)。
6時からはMくんと、居酒屋で近況報告と、鉄道の話、キッチン南海の話、ラジオ(AM)の話をする。盛り上がって二人でカラオケ。70年80年代アイドル歌謡を歌いまくる。南沙織岩崎宏美山口百恵太田裕美など。このあたり、Mくん、やたらにくわしいんだ。「いいなあ、この頃の歌は」「情景が浮かぶんですよね」と絶賛しあう。
あるテーマについて、来年、書き下ろしでなんとか、一冊、また一緒に作ろうと誓い合う。
明日も長い一日。今晩はもう寝ます。