1月35日!

12日夜、夕食後、家族で毎年恒例の昭和記念公園のイルミネーションへ。年々、来園客が増え、クリスマスや花火の日など、身動きもできないほどの人出となる。それで、温かい夜、早めに行ったのだが、駐車場までに渋滞。3、40分は待ったか。閉園30分前にどうにかゲートをくぐる。毎年、少しずつ趣向を凝らしたイルミネーションの演出があり、今回も行ってよかったと思う。しかし写メの放列にはうんざり。メガネをはずすと、ぼやけてきれいに見える。うちは家族三人、みんなメガネなので、みんなはずして見る。これは視力のいい人には味わえない。
先日のほうろうでのトークの話だが、脱水機でかきまわしたような瀬戸くんの発言で、いちばんぶっとんだのが、来春、外市のとき、蟲文庫さんを招きトークショーをする、という話題で、ナンダロウくんが、「それで、いつですか?」と聞くと、瀬戸くんが、うーんと詰まって、あげくに「1月35日」と言った。普通、わからなければ、わからない、あるいは、会場にいるしっかり者の、例えば豆子ちゃんに聞くところを、とりあえず言ってしまうところがすごい。ぼくは人前で話すとき、意識的に、工夫に工夫を重ねて、笑いを取ろうとするタイプだが、それでも「1月35日」という発想は引き出しになかった。こんど、何処かで使わせてもらおう。
あと、瀬戸くんが勤めていた「古本大学」の社長が吉澤隆という人で、もと「週刊ポスト」の編集にいて、ケンカしてやめて、ペップ出版の社長になり、明大前を歩いているとき、急に「古本屋」を始めよう、と思ったという話がすごかった。広瀬くんの勤めていた「高原書店」の高原さんも、まったく別業種から古本界に参入したのだが、タイプはまったく違う。つくづく、人はいろんなふうに生きられるもんだなあ、と思う。社会や時代のせいにせず、逼塞している人は、いろんなふうに生きればいいんだ。