2005-01-01から1年間の記事一覧

かもめ、かもめ、笑っておくれ

昨日は、トムズボックスの土井さんにインタビュー。これまで何度か顔を合わせながら、ちゃんとおしゃべりしたのは初めて。土井さんは1957年生まれ。同い年だった。57、58年生れの古本野郎のサンプルがまた一人増えた。 今日は、昨夜から続く「サンデ…

あのひとはまだ上半身しか夜を抜け出ていない

12日のこと。午前、ビッグボックス古本市。早稲田の若大将の姿は見えず。文庫、新書から以下を拾う。関容子『日本の鶯 堀口大學聞書き』講談社文庫200円、岩崎あきら『チャーリー・チャプリン』講談社現代新書100円、三島由紀夫『第一の性』集英社3…

あれこれ

仙台から戻り、昨日はやや脱力。しかし、サンデー毎日「大人が絵本を読む」の締切が今週。あちこちアポ取り。夜、CSで黒澤明「七人の侍」を、何度も見ているから最初だけと思って、やっぱり最後まで見てしまう。鉄砲に撃たれて死ぬシーンがいくつかあるが…

火星から帰ってきた

昨夜、火星から帰ってきた。正確には仙台「火星の庭」から。けっきょくホテルは取れず、日帰りのつもりで、最終近い仙台から東京へのキップも取って仙台「火星の庭」に乗り込んだ。写真で見ただけだったが、解放感があり、いい雰囲気の店。前野久美子さんと…

スイート宿泊で翌朝おしっこシー

まったくまいったなあ、といきなり言ってもなんのことやら。昨日着地できなかった原稿、今朝、早起きしてなんとかクリア。寝不足だぜ。昼前、阿佐ヶ谷でナンダロウくんと待ち合わせ。青柳いづみこさん邸を訪ねる。いろいろお話しして一緒に昼食。そのあと阿…

如何なる星の下に

TBSの朝、昨夜、なんとか『かわいい方言辞典』の原稿を送る。番組終了後、朝食会。この日は帰宅せず、月島にハイヤーを回してもらう。工作舎を訪ねる。旭倉庫が住所だが、ほんとうに隅田川沿いに建つ倉庫。エレベーターで4階。ワンフロアの、ちょっとお…

二番煎じでつまらなかった、ってそれはないよ

昨夜おそく、どうにかTBS用原稿、桂望実『県庁の星』小学館というおもしろい小説について書いて送付。今日は雨。車中で森和朗『ドストエフスキー闇からの啓示』を読む。神保町「ぶらじる」でちくま文庫20周年フェアの企画打ち合わせ。「ちくま文庫友の…

捜して歩いた 古本屋

#追加 上々堂へ行く途中、連雀通りに「ブ」が開店。かつて「ユニクロ」の店舗。ここは、位置的にはIくんの縄張りなれど、失礼して見参。ありゃ、天野忠エッセイ集『木漏れ日拾い』編集工房ノア、なんかあるやんか。栗田英二『六本木ジャズ物語』二玄社、近…

お帰りは自転車で

ポプラ社から『寝床術』ほか3冊、川本三郎さんから『時代劇ここにあり』平凡社、北尾トロさんから『気分はもう、裁判長』理論社など送られる。ありがとうございました。礼状も出さず、心苦しい。どうもこのところ、気持ちの余裕がない。 昨日から、立続けに…

吹奏楽の請う支援

学習院生涯学習センターでの古本講座、初日。少し余裕を持って家を出る。おおまかな粗筋をたて、資料を揃え臨む。ちょうど、NHKで朝、目白周辺の紹介をしていた。けっこう古い建物が残っている由。一度、もっと早く出て、散歩してみよう。少し早くついた…

ネコが二階でなく夜なり

悪い目覚め。午前中、府中病院まで薬の処方箋をもらいにいく。病院はたいへんな混雑。病人だらけ。診察も検査もなし。ただ処方箋をパソコンで打ち出してもらうだけで3時間かかる。待つあいだに、倉橋由美子『夢の浮橋』を読む。これは大変な傑作。ずいぶん…

バンザイ! 一人で祝勝会

日付け変わって、もう昨日になってしまいました。全世界50億人の阪神ファンのみなさん、おめでとうございます。え、なにがって? 優勝ですがな。やりました。いや、そんなめっそうもない、ほんま、いえいえ、それほどでも、まあ、実力ですか。一人祝勝会を…

剃るぞ!

昼、文藝春秋特別版のIさん、Mさんと神保町で打ち合わせ。司馬遼太郎について書くことに。司馬さんとゆかりの高山本店、司馬本を蒐集する巌南堂へ案内する。巌南堂の一階店舗がいつのまにかレストランになっていた。6階に店舗は移転。さすが、司馬本は揃…

火星の庭へ行くぞ!

川本三郎さんから、逢坂剛さんとの共著『誇り高き西部劇』新書館、贈られる。西部劇ファンのお二人が、西部劇のプログラムコレクションをカラーで披瀝したもの。「文藝春秋特別版」は「一冊の本が人生を変える」。ぼくは5本、コラムを書いている。養老孟司…

永井龍男の長篇小説について

昨夜、というか今日、4時までベッドで本を読んでいた。ひさしぶりに開高健のエッセイのあれやこれやを読み返す。うまい、と思うと同時に、このいささか手慣れたレトリック、舞踏的な言葉の積み重ねが、広告コピーの鍛練によるもので、そのことが、開高の文…

おっさんの頬がピンクが染まるとき

「築地まるかじり2006」原稿送付。本文以外のタイトル、リード、小見出し、キャプションなど、すべてこなしたのは久しぶり。最初の編集部で、これらネームの重要さ、徹底して叩き込まれた。本文を読まなくても、それ以外をざっと見るだけで全貌がつかめ…

身体が肉を欲して

昨日のことを忘れないうちに書いておこう。毎日新聞社ムック「築地まるかじり2006」の文学散歩、4ページ原稿にようやく着手。野田宇太郎『東京文学散歩』をベースに、芥川、鏑木清方、荷風、高見順、九条武子などをあちこちから引っぱりだしながら書き…

北杜夫『ぼくのおじさん』新潮文庫

TBSを朝、終える。連休前とあって行きの高速は混んでいた。昨日、中央線が止まっているあいだ、増田書店で、週刊ダイヤモンド用の文庫3冊そろえる。ハンナ・アレント『暗い時代の人々』ちくま学芸文庫を軸に、海野十三『海野十三敗戦日記』中公文庫、N…

マジック6

昨夜、ひとわたり原稿を送り、ベッドにもぐりこんで「Jノベル」時評用の小説を読みつぐ。池永陽『でいごの花の下に』集英社をなんとか読みきり、堂場瞬一『バッドトラップ』幻冬舎を少し読んだところで沈没。昼前まで寝るつもりが、朝六時前に、ネコに起こ…

東福生駅

昨夜から今日いちにち、綱渡りのように仕事をこなす。なにがなにやら。『震災時帰宅支援マップ』、橋爪節也編『モダン道頓堀探検』、正津勉『脱力の人』、種村季弘『雨の日はソファで散歩』など、かたっぱしから読み、書く。 夕方、ひと心地ついて、テレビを…

天三のフック船長

名古屋、大阪行きで、なにか書き忘れたことがあったような気がしていた。それを思い出した。メモとしてかきとめておく。山本と天三商店街、天牛と矢野へ向けて歩いているときのこと。「ほら、こんなことがあるからなあ」と山本が言う。なんのことやらと前方…

ぼくらは生まれ変わった木の葉のように栗を拾う

17日、朝からずっと仕事。中央公論の読書特集で、神保町のガイドを担当。十数枚の原稿を一気に書く。しかし、最初は原稿枚数を間違え、3分の2ぐらいしか書いていなかった。メール送稿のあと編集者の指摘で、あわてて書き足す。神保町のことはくりかえし…

神保町ふらふら

16日は一日外出。午前9時30分に五反田、夜7時30分に神保町「放心亭」で、アクセスのフェア打上げがある。途中、いったん家へ帰ろうかと思ったが、それもめんどうだ。えんえん神保町で時間をつぶすことになる。五反田、神保町で計23冊を買う。五反…

阪神、楽々と巨人を破る! いきまっせおかあちゃん

一日、家で仕事。教育誌2誌にコラム。のっこ「ベランダの岸辺」を4、5回は繰り返しかけながら。最初に思ったより、いいアルバムなり。原稿は一本は名言を引き、それを解説するもの。今回は小池一夫・小島剛夕『ケイの凄春』から、「夢の中にまで風が吹い…

ベランダの岸辺

じつは昨日、ブへ行った。隠していたわけじゃない。書くのがめんどうだっただけ。250円のCDを一枚ジャケ買いしたのだが、これが、のっこ「ベランダの岸辺」という。タイトルと、ジャケットのスズキエミのイラストに感ずるところあって買った。さっそく…

名古屋でトークショー

昨夜、大阪から帰ってきた。11日(日)JR名古屋タカシマヤ古書セール会場でのトークショー。少し早く着いて、会場を回り、今日のトークショー用のネタに4000円ほど買う。明治期の絵葉書や、在日外国人の書いた『小鳥のささやき』という口絵入りの本…

文化祭、それに選挙

9日夜、吉祥寺のジャズライブハウス「サムタイム」で、高校時代の友人・レオナルド藤田と落ち合う。遅れて、藤田の同僚、Fさんも参加。Fさんとは初対面ながら、ジャズ好き、本好き、成瀬ファンということで、ぼくと話があうだろうと藤田が誘ったのだ。ア…

第2の人生探して旅へ

朝、TBS放送。テーブルに朝刊各紙おいてある。読売新聞、「第2の人生探して旅へ」の記事、おもしろそう。大手の鉄道会社で使われた車両が、役目を終えて、地方私鉄に引き取られて走っているというのだ。ぼくが長らく使っていた京阪電車のテレビカー(特…

画面に抗議

朝早起き。昨晩終らなかった原稿を仕上げ、午後サンデー毎日へ。台風過ぎたようで、傘持って出なかったの正解だった。携帯に電話。「文藝」からの書評執筆依頼だった。「文藝」は初めて。種村季弘さんの本だというので、喜んで引き受ける。 帰り、ささまに寄…

無題

きびしい日がつづく。昨晩、なんとか朝日の原稿を書き、今朝は10時から神保町取材。中央公論の編集者TくんとカメラマTくん。終ったのが5時30分。取材のあいまに、三茶で『ハンプティダンプティの本』集英社を買う。三茶の武井武雄の包装紙でつつんで…