阪神、楽々と巨人を破る! いきまっせおかあちゃん

一日、家で仕事。教育誌2誌にコラム。のっこ「ベランダの岸辺」を4、5回は繰り返しかけながら。最初に思ったより、いいアルバムなり。原稿は一本は名言を引き、それを解説するもの。今回は小池一夫小島剛夕『ケイの凄春』から、「夢の中にまで風が吹いてとるようにならなくてはダメじゃ」を引く。あらすじと前後の確認のため、読み出したらとまらなくなって、全巻通読してしまう。全8巻を、毎巻5回ぐらいオンオン泣きながら読む。バカですねえ。必涙という言葉があるかどうか、『ケイの凄春』はそんな作品だ。
夕食後、国立まで徒歩で散歩。国立「ブ」でちょこちょこと。藤沢周平『ささやく河』新潮文庫、橘蓮二『高座の七人』講談社文庫、池島信平『雑誌記者』中公文庫、白洲正子『能の物語』講談社文芸文庫やなせたかし『幸福の詩集』サンリオ、青山南ほか『現代アメリカ人物カタログ』冬樹社、今江祥智長新太『ぽけっとにいっぱい』理論社、雑誌ノーサイド「むかし戦争に行った」。古書流通センター均一で、小谷野敦『すばらしき愚民社会』新潮社を500円で。これは、以前、同じ本を買ったら、カバーと本体が違っていたのだ。カバーなしで100円であればと思っていたが、まあ500円なら買っておく。帰宅してこれはぱらぱらと通読。藤沢周平『ささやく河』は、「彫師伊之助捕物覚え」というシリーズ三弾。第一弾の「消えた女」を京都の実家で読んで、えらくおもしろかったのだ。江戸版ハードボイルドという趣き。
阪神、楽々と巨人を破る。もうそろそろ言ってもいいかな。今年の優勝は、もう決まり! 君は覚えているかしら、あの約束を。優勝のがしたら、「ブ」一週間謹慎すること。一週間、というのが姑息だよね。一年ぐらい、言えよという感じだが。一年はきついよ。しかし、こうなるんだったら、一年と言ってもよかったよ。