文化祭、それに選挙

9日夜、吉祥寺のジャズライブハウス「サムタイム」で、高校時代の友人・レオナルド藤田と落ち合う。遅れて、藤田の同僚、Fさんも参加。Fさんとは初対面ながら、ジャズ好き、本好き、成瀬ファンということで、ぼくと話があうだろうと藤田が誘ったのだ。アルトをリーダーとするカルテットもよかったし、いろいろ話せてよかった。
この日吉祥寺「ブ」で、萩原葉子・朔美『小綬鶏の家』、古山高麗雄『船を待ちながら』を拾う。前者、読み始めたらおもしろく、「サムタイム」でも藤田が現れるまでしばらく読む。
今日は、目の前の国分寺高校文化祭。明日はそれに選挙(投票所になっている)が重なる。えらいことになる。ぼくは名古屋へ行くからいいけど。
4時から「ダ・ヴィンチ北尾トロさんの連載の取材を受ける。その前、少し早く出て国立「ブ」で物色していたら「おおっ」と声がする。みるとセドリ男爵石丸くんだ。やあやあ、と近くの喫茶店に移動。富士市で明日から開かれるイベント(上々堂が古本屋として参加、ぼく、ナンダロウくんも出品)。石丸くんは、棚に本を並べがてら、偵察してきた。その話。なかなかおもしろそうなところ。シャッター商店街ながら、古い建物がいっぱい残っている。そしてメインストリート正面にでっかく富士山が見える。日本の「ルデュ」にしよう、と盛り上がる。
トロさんの取材は、均一買いの愉しさと、トロさんと女性編集者(古本屋初体験)が神保町で買ってきた古本を、交互に見せてもらい、ぼくがコメントする。女性編集者が、少年倶楽部の付録や、ホームレスが自費出版で出した句集など、なかなかのものを買ってきて、「これは筋がいい」とほめることになった。
帰り、谷川で、武田麟太郎『日本三文オペラ講談社文芸文庫400円、西永良成『サルトルの晩年』中公新書を100円ほかを買う。
阪神、広島にボロ勝ち。うっしっしし。アド街っく天国で、松本市を取り上げていた。松本に行きたくなる。数日、日誌は休みです。