如何なる星の下に

TBSの朝、昨夜、なんとか『かわいい方言辞典』の原稿を送る。番組終了後、朝食会。この日は帰宅せず、月島にハイヤーを回してもらう。工作舎を訪ねる。旭倉庫が住所だが、ほんとうに隅田川沿いに建つ倉庫。エレベーターで4階。ワンフロアの、ちょっとおもしろい空間。気まぐれ古書店紀行の単行本化の打ち合わせ。編集のIさんほか、営業、デザインの女性(Iさんのほか、みな女性)が加わって、いよいよ話が詰まってくる。来年1月刊行を目指し、また忙しくなりそう。
帰宅して、サンデー毎日の書評原稿を送る。「中央公論」11月号が届く。第2特集が「若者よ、本屋へ行こう」。表紙に、鹿島茂紀田順一郎永江朗諸氏とともにぼくの名が並ぶ。いい気分なり。ぼくは8ページの神保町ガイドを書く。永江さん司会による「若手書店員座談会」がおもしろい。線を引きながら読む。書店のポップは、バイトは書きたがらない。うまくてきれいなのより、書きなぐったようなほうが効果がある。永江さんがリブロ店員時代、店は6時閉店と早く、残業をしても仲間と飲みにいけた。そこで本の話をした。あの今泉正光さんと、二人で読書会をしていた、など興味深い話がいろいろ聞ける。
夜、CSで豊田四郎「如何なる星の下で」を見る。主演は山本富士子。山本さんには2回インタビューをしている。佃島、築地、銀座と昭和30年代の風景が映る。市電やボンネットバスのなんともいいフォルムだこと。今日、このあたりをハイヤーで走ったばかりだったので、余計に趣き深い。
サンデー毎日の取材のアポ取りを始める。仙台のホテル、ネットで予約取ろうと思ったら、なんとすべて空室なしであわてる。行けばなんとかなるか。これからまたひと仕事。