あれこれ

仙台から戻り、昨日はやや脱力。しかし、サンデー毎日「大人が絵本を読む」の締切が今週。あちこちアポ取り。夜、CSで黒澤明七人の侍」を、何度も見ているから最初だけと思って、やっぱり最後まで見てしまう。鉄砲に撃たれて死ぬシーンがいくつかあるが、これが見事。まことにあっさりと、木が倒れるように倒れる。それがかえってリアル。まだまだ、これからも何度も見たい映画だ。
今日は、午前から西荻へ。中央公論の取材で、ナワ・プラサードへ。98年に「UNO」(編集長は現在、「Will」の花田さん)の取材で行っている。その記事をコピーして持っていく。店長の高橋さん、覚えていなかったようで、記事を見て「わあ、はずかしい」という。
同行したTくんと「ムーアン」で昼食。興居島屋へ行くと、ちょうど石丸くんがいた。あれこれ話をする。サンデー毎日で絵本好きの大人を取材したいと話すと、中野「カルマ」のオーナーMさんを紹介してくれる。丸谷才一和田誠イラスト)『猫のつもりが虎』マガジンハウス315円を買う。これは即読了。
このあと「音羽館」へ。広瀬くんにも絵本の取材。だんだん、固まってくる。音羽館で、絵本を3冊買う。均一で、藤澤桓夫『大阪手帖』、ユリイカ倉橋由美子」を買う。
古本屋の店主と話すと、つねに、かならず新鮮で生きた情報が得られ、楽しくなる。
仙台行きから、エリザベス・ギルバート『巡礼者たち』新潮クレスト、原武史『「民都」大阪対「帝都」東京』講談社選書メチエを読む。後者はおもしろいことがわかっていたが、前者はどうかな、と思いつつ読んだが、これは大した短編集だ。ベッドでは開高健『輝ける闇』をぼつぼつと再読。
実業之日本社朝日新聞社から書評用の本一式、荒川洋治さんがまたまた新刊、『ラブシーンの言葉』四月社、新学社から近代浪漫文庫『大木篤夫・蔵原伸二郎』など贈られる。
ありとあらゆること押し寄せて、とめどもない。週末は名古屋で第一回目の講座が。向井くんの日誌によると、名古屋の松坂屋でのトークショーに来てくれた女の子は、向井くんも知るAさんだった。あれ、そうだったの。今度は、じゃあ東京で会いましょう。