2010-01-01から1年間の記事一覧

石英書房探訪

午前、学芸大学。駅前喫茶で野地秩嘉さん取材。野地さん、これから出版ラッシュで月刊で本が出るとのこと。同い年もあって、くつろいであれこれ話す。 天気もいいし、「ギンレイ」へ行くつもりだったが、急きょ、電話連絡し、田端「石英書房」へ。女子の古本…

そうはいかないのでして

夕食後、家族で買い物がてら昭島「ブ」へ。隣接する古着ショップの案内を店員が連呼、うるさいなあ。しかも「8時まで30%オフ」を強調して、8時過ぎたら、閉店まで30%オフ、と言い換える。詐欺じゃないか。ほんと、ここ、ひさびさにうるさい「ブ」だよ。…

神様コンチクショウ

血をふいて悶死したって ビクともする大地ではないのです 陳列箱に ふかしたてのパンがあるけれど 私の知らない世間は何とまあ ピヤノのように軽やかで美しいのでしょう。そこで初めて 神様コンチクショウと呶鳴りたくなります。(林芙美子「苦しい唄」)少…

一日を感謝する

無事、「雑司ヶ谷文化創造館」での第二回講座を終え、急いで移動、「みちくさ市」の店番を家内と替わり、たくさんのお客さんとコトバを交わしながら無事、着地する。売り上げは3万円くらいか。そのうち8000円は家内の作った手製文庫カバーの売り上げ。塩山…

秋でもないのに秋が来て

武藤良子さんが、例によってステキな銭湯さんぽの文章を書いている。谷中「初音湯」が今月21日で廃業するそうだ。ぼくは、いちばん最初の「一箱古本市」に参加したとき、この初音湯に入っている。いや、熱いのなんのって。叱られるのを覚悟で蛇口の下で水を…

さよなら、黒岩さん

昼過ぎ、工作舎・石原くんから電話。次のことばに絶句。「黒岩さん、ダメだったんです」。その次にぼくが自分で何と言ったか覚えていない。ホスピスに転院し、光がたくさん入る病室に移ったばかり、だったのに。光速で消えていった。 電話を切ってから、嗚咽…

秋の光に山が光る

秋晴れの一日、海ねこさんの御誘いで、旅猫さんと三人で高尾山方面へハイキング。9時台一本のバスがすし詰で、あやうく置いていかれるどころだった。オイルサーディンの缶詰みたいに詰め詰めで発車。これから紅葉のシーズンで、ますますハイキング客が増え…

昔のメロディ口ずさみ

次の日曜日、恒例の「みちくさ市」です。昨日、雑司ヶ谷、鬼子母神周辺を歩きましたが、秋の古町、いい感じでした。詳細は、こちらへ。 http://kmstreet.exblog.jp/ 日本古書通信 11月号より「昨日も今日も古本さんぽ」連載はじまりました。タイトルカット…

昨日、そして今日

昨日は午後、高円寺の即売会を覗いて西荻へ。好書会では、「ジャズ批評」1971年9月号を買う。この「アンケート欄」巻頭に、川崎市上小田中の中条昇平くん(15歳)が投稿している。もちろん、あの中条昇平だ。「ジャズは正に、ジュルジュ・バタイユが語…

学芸大学でシンクロ

午後、青山へ。原宿から雑踏の表参道を歩く。あれはスカウトなのかしらん、舗道の脇で人を物色するような輩があちこちに立っておる。表参道ヒルズに面してない方の舗道のほうが空いているので、そちらへ移動。表参道交差点からすぐ、青山通りの裏手にあるマ…

次の日曜、「みちくさ市」がいつもある商店街のすぐ近く、雑司ヶ谷地域文化創造館で、「古本講座」を開きます。以後、毎週日曜、三回連続です。10時半スタートです。豊島区以外の方も参加可能とのことですので、時間と興味があったらご参加ください。問い…

山田洋次の日々

このところ、毎日のように山田洋次作品をDVDで観ている。「同胞」、「家族」、「遥かなる山の呼び声」、そして今日「故郷」を観た。ギンレイで「幸福の黄色いハンカチ」を観てるから、続けさまだ。人が必ずコケて笑いを取ろうとするところ以外、ぼくは、…

コルトレーン生声

いい天気だったなあ、こんな日は、ほんとは山日和なのだが。 午前中、近代ナリコさんの取材原稿書いて、午後西荻へ。「なずな屋」の岡崎棚、前は少ししか持っていかなかったので補充。澄ちゃんから、ばかでかい梨のおすそわけ。荻窪まで歩くことにする。明日…

「トキワ荘の青春」の石段

今日は本郷三丁目へ。近代ナリコさんの取材。丸の内改札前に「ナチュラル ローソン」というコンビニがあって、普通のコンビニと差別化した商品をいろいろ置いている。ごぼうクッキーなど三点を買い込む。ナリちゃんは、どうやら駅から走れば1分ぐらいのとこ…

広島から帰還

広島から無事帰ってきました。今度こそ「広島でお好み焼きを」と思いましたが、けっきょく食わず。「チカラ」でうどんは食べましたが。 6日夜、トークイベントにたくさん来ていただき、ホッとしました。http://www.ustream.tv/recorded/10671772というサイ…

後遺症

本を売って空いた棚は、床に積んであるのを詰めたらすぐ埋まった。まだまだ減った気がしない。 王の座が空位という気分で、今日いちにち、ちょっと精神的におかしかった。ダメージが尾を引いてる。もっと平気かと思ったが、やっぱり未練があるらしい。気持ち…

本を売る

朝、TBS。出番まで各紙朝刊を読んでたら、海ねこさんが「読売新聞」の枝川公一連載に取り上げられている。写真もばっちり。 午後、音羽館の広瀬くんと山崎くんに来てもらう。前回は、広瀬くんに来てもらい、自分で売る本を選んだのだが、今回は、どんどん…

「文学散歩・東京探見」のサイトはよくできていて、ときどき参考にさせてもらうが、「菊坂」にこんな記述が。悪いが、ちょっと笑ってしまいました。 〈朝日新聞・日曜版「いわせてもらお」に投稿された記事。「樋口一葉の住まいがあった本郷菊坂に住む私たち…

武藤さんのブログhttp://d.hatena.ne.jp/mr1016/で知ったが、「家の光」って、まだ出てんだ。1925年創刊で、もう1000号を超えている。 「男の隠れ家」の「本のある時間、本とある時間。」ようやく買いました。買わせる力があると思いました。林哲夫さんと善…

台風が

昨日は台風が近づいてきていたが、早起きして準備。JPIC主催による読書アドバーザー講座で、例によって「古本と読書」について80分喋る。場所は、駿河台下から少し上がった明大の紫紺会館。80名くらいは聴講生がいたか、毎回熱心な聞き手で気持ちよく喋…

山本有三記念館

あちこちから送っていただいた受贈書、紹介できていません。すいません。 古通から『古本屋名簿 古通手帖2011』が出ました。1200円+税。これまで出た『古本屋地図帖』の地図と、簡単か解説がなくなり、組合加入店中心の名簿になっている。それでもぼくには…

ナンダロウくんが、ひさびさにブログで佐賀での「一箱」にからむイベントをレポートしているが、そうだよ、文化功労者としてまず指折るべきはナンダロウくんじゃないか。経済効果はどうか知らないが、本のやりとりで、人をいい気分にさせる新しい効果を生ん…

木枯に負けそうなの

木枯一号。木枯に負けそうなの、って誰の歌だっけ。伊藤「乙女のワルツ」咲子じゃないか。 午後、家内と車で西荻。行き帰り、玉川上水沿いを、本を読みながら自転車、徒歩の若者を見た。 音羽館で本を売り、なずな屋に本を納入。二、三、澄ちゃんから指導あ…

書き込みいろいろ

光文社新書メールマガジンで、「蔵書の苦しみ」連載はじまりました。修了後、加筆のちに新書になる予定です。一カ月ごとの更新です。 担当者の都合で、今週は、今日「サンデー毎日」へ。ちょい風邪気味。マスクを渡される。「すいません」と言うと、あなたの…

少し風邪気味なり。しょうが湯を飲む。とたんに鼻が通る。 寝たり起きたりしているので、朝、早く目覚める。昨日の文生さんトークで、石橋さんが、「日本の古本屋」と比べてアマゾンが圧倒的に便利で差があると言っていた。電脳オンチのぼくは、その差が実感…

尾崎一雄「東海道中膝栗毛」

朝、早起きして高円寺。庚申会館で「古本屋の逆襲」というトークがある。文生書院・小沼さんに、もと新文化編集長の石橋さんが聞く。これにでかけた。 本郷で1930年創業の「文生書院」は、海外の文献なども扱う目録ネット中心の店で、ぼくはこれまで縁が…

古ツア、夜の西荻降臨

すかっと秋日和。午前中、近くの地域の会館へ娘の中学の吹奏楽部が演奏をするのを聞きに行く。ほんとは、このあと古本バザーがあるのだが、ちょっと疲れて、帰って寝る。 昨日は、五反田から西荻、音羽館からなずな屋。いま入って右側の棚に、魚雷くんがひと…

先日の「西荻ブックマーク」佐藤泰志の文学ふたたび、のレポートが同HPにアップされています。当日の内容、会場の雰囲気をよくつかまえたレポートになっています。来た方も、来れなかった方もどうぞ。「海炭市叙景」の予告編もみることができます。 http:/…

オーケストラ!

TBS、米倉満『床屋の神髄』を紹介する。スタジオ入りしたら、始まりの時間が、いつもよりデジタル時計をみたら一分ほど遅い。ざっと頭で刈り込んで話をすすめる。 ハイヤーで神楽坂下へ。「ドトール」で二時間近く時間をつぶし、「ギンレイ」で「オーケス…

「玉椿」はいいぞ!

今日は、朝から古ツアさんが発見踏破した、聖蹟桜ヶ丘「古書 玉椿」へ行くぞと決めて、午後発進。国立からバスで聖蹟桜ヶ丘へ。ストア前でバス停を降り、「ブ」を軽くなでて、目指すは「玉椿」。駅から行くと、迷いようがないが、「ブ」からくねくねと神社の…