本を売る
朝、TBS。出番まで各紙朝刊を読んでたら、海ねこさんが「読売新聞」の枝川公一連載に取り上げられている。写真もばっちり。
午後、音羽館の広瀬くんと山崎くんに来てもらう。前回は、広瀬くんに来てもらい、自分で売る本を選んだのだが、今回は、どんどん、二人に本を抜いてもらう。あとで、いちおう、自分でチェックするつもりだったが、それをやると、三分の一は元に戻してしまいそうで、焼けたものだと思って、そのまま売る。小沼丹も田中小実昌も殿山泰司も上林暁も尾崎一雄も永井龍男も海野弘も山田稔もブローティガンも野呂邦暢も、講談社文芸文庫もちくま文庫も中公文庫も、とにかくかまわず、いちばん大事にしているような本から、どんどん抜いてもらう。お金がいるので仕方ない。それに仕事に完全に支障をきたす氾濫ぶりなのだ。
けっきょく処分したのは、単行本600册、文庫本600册ぐらいか。前回より数は少ないが、ぼくの蔵書の核となるような本ばかりで、魂を売り渡したように、しばらく放心。それでも、まだ本棚からはみだした本は混乱をきわめ、どうやらあと5000冊ぐらい売って、ようやくかたちがつくようだ。