秋でもないのに秋が来て

武藤良子さんが、例によってステキな銭湯さんぽの文章を書いている。谷中「初音湯」が今月21日で廃業するそうだ。ぼくは、いちばん最初の「一箱古本市」に参加したとき、この初音湯に入っている。いや、熱いのなんのって。叱られるのを覚悟で蛇口の下で水をかぶりながら浸かったのを覚えている。
http://d.hatena.ne.jp/mr1016/
エンテツさんはブログ「ザ大衆食つまみぐい」で、ミーツ別冊の編集者・溝口久美さんが急逝したことを伝えている。まだ41歳だったようだ。http://enmeshi.way-nifty.com/meshi/
秋はそれでなくても寂しいもんだが、ほんとうに寂しい秋になった。
18、19日と集中して仕事。書くことで黒岩さんを追悼、という思いだった。生きてる者はしっかりして、と言われたような気がしたからだ。本を処分したままの荒れた本棚も少し手を入れ、整理する。書くぞ、という決意である。
日本古書通信」連載第二回目は広島。芸備線の「芸備書房」を取り上げる。第一回目の掲載誌を見たら、見開きのはずが、次のページに大きくはみだしていて、そうか、写真と地図のスペース分を省くのを忘れていた。で、今回もたぶんはみでる。これでいいのかしらん。9枚ぐらい。これなら、たっぷり書けて書きやすい。
光文社新書のサイト連載の第二回目も書いた。先日、本を売ったときのことを、これもたっぷり書く。15枚はあるかな。20枚くらいは一日で書く。書かなければならない。これは、近日中にアップされると思います。
今日、大阪在住のイラストレータ土橋とし子さんから郵便小包と手紙がとどき、なんでも神戸に引越しするので、本を処分中とか。昨日もサン毎の担当者Iさんから、本を処分する話を、こっちは何にも振ってないのに聞いたし、やっぱり呼び寄せるんだな。
明日は「雑司ヶ谷文化創造館」での第二回「古本講座」と、みちくさ市です。前者は飛び込みでもだいじょうぶだと思います。「岡崎さんから言われた」と言って、当日、事務所で申込んで下さい。
12月、BS「週刊ブックレビュー」に出演します。近代ナリコさん『京おんな モダンストーリーズ』をご紹介します。
ぼくは元気です。