昔のメロディ口ずさみ

okatake2010-11-15

次の日曜日、恒例の「みちくさ市」です。昨日、雑司ヶ谷鬼子母神周辺を歩きましたが、秋の古町、いい感じでした。詳細は、こちらへ。
http://kmstreet.exblog.jp/
日本古書通信 11月号より「昨日も今日も古本さんぽ」連載はじまりました。タイトルカットと題字は石丸澄子さん。次回は広島のことを書く予定。
今日はいちにち、原稿書き。「あった、あった。」は東由多加『地球よとまれ、ぼくは話したいんだ』。教育誌にコラム2本。
昼飯くいがてら、国立から羽衣方面へ。「いとう」で、あっさりケストナー『人生処方詩集』ちくま文庫を見つける。どうしてこれが7000円から1万以上の値段がアマゾンでついているのか、狐に化かされているような気分だ。
「デ」で、「1974HOBO'SCONCERTS」を買う。南佳孝のピアノ弾き語り、それに小坂忠の「機関車」、細野さんのギター弾き語り3曲など、聞き所が多いライブ盤。1500円。郵便物、宅急便が多い日だった。
さっき、「ビッグイシュー」原稿、室生犀星蜜のあわれ』を書いて送る。うまく魅力が伝わる原稿になっただろうか。講談社文芸文庫室生犀星、本棚に残っていて助かった。全集解説では、昭和40年代に出た集英社「日本文学全集」全88の「室生犀星集」、奥野健男解説がすぐれている。この全集、装幀が野暮で100円で転がっていても、なかなか手が出ないが、じつは「上林暁木山捷平」や「外村繁/川崎長太郎」、単独で「岡本かの子」の巻があったり、捨てがたい。解説の人選も魅力的。
そうそう、「いとう」には、室生犀星新潮文庫がないかと探しにいったのだ。詩集しかありません。現在流通しているのは詩集と『杏っ子』だけ。『随筆 女ひと』は持ってるが、これは高校時代に買ったもの。千林の楠かな、70円と値段が消し忘れている。大事に残しておこう。『幼年時代あにいもうと』『性に目覚める頃』『舌を噛み切った女』『我が愛する詩人の伝記』など、いまではこれらの文庫を探すのは難しいだろう。じつは「ブ」で、昭和40年代後半に出た新潮日本文学の室生犀星の巻も買ったのだが、「杏っ子」が、丸々入っているのと「生涯の垣根」が入っているのが珍しい。函もカバーも捨てた。実質でいく。
サンデー毎日」今週号、読書欄に『ブギの女王・笠置シヅコ』書評を書いています。