石英書房探訪

午前、学芸大学。駅前喫茶で野地秩嘉さん取材。野地さん、これから出版ラッシュで月刊で本が出るとのこと。同い年もあって、くつろいであれこれ話す。
天気もいいし、「ギンレイ」へ行くつもりだったが、急きょ、電話連絡し、田端「石英書房」へ。女子の古本屋なり。田端南口改札から石段を上がり、すぐ。近づくロケーションがいい。田端はエアポケットのように、昭和の面影を残す町。「石英」の店舗は、もと事務所とあって、素っ気ない作りだが、なかへ入ると、鉱物の展示販売を含め、よく考えられた店舗設計。「蟲文庫」とちょいと似たテイスト。「女子の古本屋」が開店の後押しをしたと聞いて、うれしい。東京関係の本が充実しているのには驚いた。歩くのが愉しい町だし、ぜひみなさん、お出かけ下さい。いい店です。http://d.hatena.ne.jp/cloudy23/
勢いづいて、東十条の女子の古本屋「彩林堂」へ。しかし、こちらは火曜定休だが、おそらく昨日が休日で開けていて、この日は臨時休業。仕方ない。駅から伸びる東十条の商店街は活気のあるストリート。駅までいったん戻り、駅を越えてぶらぶら十条駅まで歩く。こういう楽しみがまだまだある。
埼京線「十条」は、上京したばかり、戸田公園に住んで、曙橋へ通っていたころ、定期券があったので、よく途中下車して、町をうろつき、夕飯を食べた。十条駅近くの「ランチハウス」はまだあった。洋食屋。豚肉生姜焼きを「ぷるぷる」と呼んで、チキンカツ、ハンバーグと組あわせた定食がうまい。よく食べたなあ。踏切近くに重藤書店という古本屋があって、ここへもよく寄った。いまは、その近くに「ブ」がある。懐かしいなあ。