神様コンチクショウ

血をふいて悶死したって
ビクともする大地ではないのです
陳列箱に
ふかしたてのパンがあるけれど
私の知らない世間は何とまあ
ピヤノのように軽やかで美しいのでしょう。

そこで初めて
神様コンチクショウと呶鳴りたくなります。

林芙美子「苦しい唄」)

少しだけ、林芙美子のものを読んだり、調べたりしていた。「神様コンチクショウ」とは、いかにも林芙美子らしい、もの言いで、ステキである。
今日も少し本の整理。積み重なったのを踏んづけたりしてきたので、表紙が破れたり、函がつぶれたりしたのを、どんどん捨てる。
昼はオムライス、夜は肉じゃがを作る。ぼくの少ないレパートリーの中から。