山本有三記念館

あちこちから送っていただいた受贈書、紹介できていません。すいません。
古通から『古本屋名簿 古通手帖2011』が出ました。1200円+税。これまで出た『古本屋地図帖』の地図と、簡単か解説がなくなり、組合加入店中心の名簿になっている。それでもぼくにはありがたく便利このうえない。見ると、無店舗が増えたなあ、という印象。無店舗と書いていなくても、営業時間等が書いていないのはそれに準ずるのだろう。どうだろう、地域によって差もあるが、ざっと二三割は無店舗営業ではないか。地元でいえば、国立にオンライン書店で「副羊羹書店」というのがあるが、なんともすごい名前だ。「羊羹書店」というだけでもすごいが、なぜそこに「副」がつくのか。
今日は、三鷹の「山本有三記念館」へ行ってきた。山本の私邸をそのまま記念館にしたもの。展示もあまり多くないが、訪れる人もすくなく、落ち着けていい感じ。行ってよかった。「路傍の石」展カタログを買えたのもよかった。館内の映像再生で、武藤康史によるガイドを見た。これは珍品。井の頭公園をかすめて、吉祥寺へ出て、ひさびさに「大村」でタンメン。やっぱりうまいなあ。汁も全部飲み干しそうになり、あわてて少し残した。塩分が、ね。
音羽館」で本を売った代金を受け取り、少し買う。
あ、そうそう今日、吉祥寺「伊勢丹」あとにできた、ナントカという商業施設のジュンクへ、豆ちゃんの顔でも見ようとでかけた。もっとウヨウヨと客がいるかと思ったがそうでもなかったなあ。本、読書の棚に、『女子の古本屋』が面陳で置かれてあったので、心のなかで拝んでいたら、同年輩ぐらいの男性に声をかけられた。ぼくのファンだという。いつも言うが、これはありがたい話で、初対面の人に声をかけるのは勇気のいることだから。握手して、ちゃんとお礼を挨拶をする。
夜、ようやく「赤旗」連載4、山本有三路傍の石」について書く。準備した5分の1も書けなかった。いずれ、本になればいいが、そのとき加筆しよう。