okatake2012-11-29

寒い朝
『TOKYO本屋さん紀行』(玄光社)が届きました。古書店を含む、いま東京で個性的な品揃えと店構えの本屋22軒を紹介。美しいカラー写真とイラストで彩られ、東京以外の人でも、見て楽しい(本屋へ行きたくなる)本に仕上っています。これで1200円(本体)なのか。ぼくは見開きで神保町さんぽを書いております。どうみてもターゲットは女性で、ぼくもちょっとそのことを意識して文章を書いています。ぼくの担当がMOSHbooksの田尻彩子さん。なんでもよく知っている女性で、安心して仕事ができました。そういうこと、文章を書く際に影響するんですね。
ほか、石田千さん、平松洋子さん、宮地「ほうろう」健太郎さん、幅允孝さんなどが寄稿。ぼくのごひいき、立川オリオン書房パピルス」も登場。しかし、紹介されているうち、半分は行ったことがないなあ。日月堂へは、この本見ていて、ひさぶさに行きたくなった。
http://www.genkosha.co.jp/mook/402.html
丸谷才一『エホバの顔を避けて』は半分以上読んだ。いいですよお。登場人物は少なく、混乱がなく、イメージが鮮やか。昨日、ちょっと注意して探してみたけど、いま古本屋にこの本、ないですね。
昨日、用事で「音羽館」に立寄り、左ドア入ったすぐの面陳コーナーで、珍しく洋書を買う。1962年刊のカンヌ映画祭の本なのだが、本文は英文で、三分の二がカンヌを撮ったモノクロ写真。これがいい。1000円でした。今年買った古本で、印象的な一冊になった。某著名人の旧蔵書で、扉にアルファベットの万年筆書きでサインが入っている。ふつう、所有者のサインはダメですけど、これはいい感じ。ちょっと自慢。