okatake2012-11-21

信濃毎日書評委員による「今年の一冊」として、白井綾『長崎の教会』(平凡社)を選び、どう紹介すればいいか考えている。星野博美『島へ免許』で、空き時間に五島列島の教会を訪ねる件りがある。オウム事件以来、「信仰」が狂信と言い換えられがちだが、つまり「祈る」ことだろう。同著の副題は『信仰を受け継ぐ「祈り」の家」。そうか、こういうラインで書いていけばいいんだ。
バド・パゥエル「bud!」を聞きながら。今日は「サンデー毎日」週一の10本書評。やりまっせ。
「風羅堂」の店内写真をたくさん撮ったのをプリントして、眺めているのだが、ペーパーバック時代の「宝島」の棚に面陳で、笑福亭鶴瓶の『はやく人間になりたいッ!』がある。これ、珍しい本で初めて見た。
『分厚い本と熱い本』(毎日新聞社)で高樹のぶ子が書いている書評で知ったのだが、理論社から和田誠装幀・挿絵で『オー・ヘンリーショートストーリーセレクション』が全8巻で出ている。これ、いいなあ。アマゾンで安いのを一巻だけ注文。あとは、古本屋でこつこつ集めていこう。
今夜、三鷹上々堂」へ、精算と補充。新刊の文庫と新書補充しました。単行本もそこそこ。精算の封筒に、売れた本の値段票が。ここに書名を書いているのだが、これを見るのが楽しみ。「上々堂」にはいいお客がちゃんとついていて、シブい本もそれなりの値段でちゃんと売れている。
上々堂」に、富士正晴研究の著作を持つ日沖直也さんがお見えになり、「岡崎さんの棚があると聞いて来たんだ」とおっしゃった由。茨木中央図書館でのぼくの講演もお聞きになったと話されたらしい。恐縮する。
連雀通り「ブ」に、コルトレーンジミー・スミスほか、モダンジャズのCDが500円コーナーに大量に流れていて、あんまり多すぎてかえって買えない。それでもアニタ・オディのMr.ケリーでのライブ盤と、キース・ジャレット「ウィーン・コンサート」を買う。