okatake2012-11-01

昨日、西荻で「本の雑誌」宮里くんと、末永「貸本小説」昭二さんと「西荻ブックマーク」の打ち合わせ。ぼくは、当日、進行に徹するつもりなので、末永くんにあれこれリサーチ。福岡時代のおどろくべき話がつぎつぎ出てくる。荒ぶる血の系譜、過酷な読書環境、京都でのユニークな学生生活と、どうして末永昭二ができあがってきたかがわかってきた。
要するに、末永昭二漱石三四郎」であり、「青春の門」の信介しゃん、であり、「ニュー・シネマ・パラダイス」のトト、であったということです。ちょっと違うか。あの朴訥とした雰囲気の陰に波乱のドラマあり。
その全貌と、貸本小説をめぐる数奇な冒険が、あきらかになるトークショーのご予約はこちらから。
http://nishiogi-bookmark.org/
昨日、某店均一で、小林信彦サイン本を見つける。本自体は珍しいものじゃないので、よくぞ手に取って、なかを開いてみたもんだなあ、と自分に感心する。
「ギンレイ」でひさしぶりに一本。「屋根裏のマリアたち」。資産家の家庭に入ったスペイン人家政婦マリア。貧しい移民家政婦たちが棲み着くヤネウラ部屋。資産家がやがてマリアに心を寄せ、と物語がすすむ。ところどころクスクス笑った。長く記憶に残るという映画ではないが、後味はいい。マリア役の女優がとても魅力的。