okatake2012-11-16

数時間前、関西取材出張から帰還。マイルスのモントレージャズフェスティバルのライブをガンガンかけながら、すでに酔っぱらっておる。いかんに思います。
サンデー毎日」取材で、15日が蟲文庫、風羅堂(でアルバイトをしていた作家の中居真麻さん)取材。京都で一泊して今日帰ってきた。倉敷なんて1時間半の滞在ですよ。倉敷天文台ダッシュでチェック。地面のでべそみたない可愛らしい天文台。姫路では、これもダッシュで(本当に走って)「岩崎書店」「みのり書房」などをチェック。タイトなスケジュールで、とにかく、ずっと走っていた。風羅堂へついに行く。詩人の大西隆志さんの始めた古書店。いやあ、詩集を始め、純文学をびしっと揃えた、いい店でした。
ここに開店まもなくアルバイトに入ったのが、いま作家として活躍中の中居真麻さん(美人)。風羅堂にお越し願って話を聞く。取材終わって、大西さんと立ち飲み屋で飲み、喋り、夜の「のぞみ」で京都へ。弟の店「ディラン・セカンド」へすべり込み、ここでもガンガン飲む。オーストラリア人というカップルが入ってきて、続いて英語圏カップルが入ってきて、これもオーストラリア。いったい、何があった? 拙い英語力で聞き及ぶところ、彼らは日本の新幹線がすばらしいと言っておる。また、「清水寺」は「キヨミズテンプル」と言わず、「キヨミズデラ」と発音していた。彼らの似顔をを素早く描いて手渡す。彼らにサービスして、弟と常連の老舗和菓子屋の主人が急きょ、ビートルズその他の曲をライブで演奏する。ええぞ、ええぞ。そして京都の夜は更ける。ぼくはもうボロ雑巾。タクシーに身を沈め、実家へ帰還。
くわしくは「サンデー毎日」「古書通信」に書きます。その「古書通信」1000号が届く。いつもより分厚い豪華キネン版。かかわった様々な著名人が、お祝いのことばを寄せている。こういうメモリアルな号に、ちょうど連載を持っていた幸運を思う。ぼくの連載は「買ってくるぞと板橋区」で、「板橋書店」「銀装堂」などを取り上げております。
今日は、朝早く目覚め、数年前から課している、京都で行ったところのないエリア探訪で、若王子よりさらに山側を攻める。ほんと、左京区にかつて下宿しながら、まったくどこも行ってなかったのだ。若王子の疎水に「滝」という表示があり、どんどん、ひと気のない山道を登っていく。息があがるころ、ほんとうに、ちょろちょろと落ちる滝を見る。まあ、滝っちゃあ、滝か、これでも。南禅寺へも久し振りに足を踏み入れる。こちらはすごい人出。ちょうど紅葉が見頃で、写真をガシガシ撮って、京都国立近代美術館へ。映画のポスター展をやっていて、これがおもしろかった。図録を買う。善行堂へ寄って、例によってあれこれ喋る。
いやあ、疲れました。今夜は申しわけないが、仕事を忘れて寝ます。ほんと、すいません。