11月27日、第二回くにたちコショコショ市が開かれることに決まりました。場所は、「谷保」駅からすぐ。「やぼろじ」という場所。くわしくは、プロデューサーの蕃茄庵さんのブログによる告知を見てください。親切な案内になっています。同時に、というか、むしろこちらが乗っかるかたちで当日イベントがあるみたいで、ぜひお出かけ下さい。帰りに「谷保天神」へお参りするといいですよ。珍しく坂下にある神社。そこからひと駅ふた駅歩くつもりで、裏にまわると、え、ここ東京? というような風景が広がっています。
http://d.hatena.ne.jp/banka-an/20111013
つげ義春『新版 貧困旅行記』を読み返していたら、やめられなくなる。無性にどこかへ行きたくなる文章だ。青春18を使って、また身延線に乗るか。
いずみたく見上げてごらん夜の星を新日本出版社は、和田誠のイラスト満載、絵本ふうの体裁の本だが、なぜか本文活字の質が悪く、ところどころかすれている。あきらかに摩滅した活字を使っている。印刷は壮光舎印刷。1977年の本で、こういうのは珍しい。

忘れていましたが、朝日新聞14日夕刊、「マリオン情報」で「個性キラリ女性の古本屋」という記事が組まれ、玉椿さんとたなごころさんが登場。ぼくも、なにやら喋っています。どちらも店内、ぼくが知っているのとかなり変わっています。
「古書通信」10月号「昨日も今日も古本さんぽ」は黒磯「白線文庫」さんを紹介。同誌の中山「稲垣書店」信如さんの連載原稿で、特撮映画研究家の竹内博さんがこの六月末に胃がんで亡くなっておられたことを知る。ショック。55歳だったという。同業で、50代で倒れる人があまりに多い。竹内さんは、よく即売会で、雑誌をたんねんに漁っている姿をお見受けした。何度かお葉書などもいただき、分野こそ違えど、古本者として、秘かに敬愛していた方だった。即売会で挨拶したこともあるが、控えめで穏やかな人だった。ぼくには、いい印象しかない。そういえば、この数年、姿をお見かけしないなあ、とは思っていたが、残念だ。遅ればせながら衷心より、ご冥福をお祈りする。