本はここでしか買わない。

昨日のブログで「メルクマール」と書いたのは、「ランドマーク」の書き間違い。書きながら、「?」と思ったが、そのままで行って、しばらくたって「!」。
いま、ブックオフのことを書いてるんですが、ぼくが最初に行ったのは、いつ、どの店だろう。古本購入ノートを遡って調べるがわかるが、小平市に引越ししてからだろうと思う。花小金井「ブ」、ここが初めてではないか。それまでは「いとう」。
われわれ本好き仲間の集まりでは「ブックオフ」の話になると、ギアが一つ上がって盛りあがるのだが、Sちゃんが、むかし「ブ」で働いていたと聞いた時、みんながSちゃんを見る目が、どういったらいいか、草野球仲間の飲み会で「甲子園に出場した」と告白した人、みたいな感じになった。
用があって、古い「彷書月刊」を読み返してたら、99年1月号の「街の草」加納政治さんの文章「あらゆる本が探されている」に泣いた。雨の金曜日、高校生の頃から来てくれている女性客の話。探している本を、ありそうな店を教えてあげたら「ワタシ、本はここでしか買わないことに決めてるから」と言うのだ。ああ、もったいない、もったいない。これはちゃんとどこかにネタとして生かそう。こんな客がいたら、意地でも、古本屋を続けようと思うだろう。
善行堂に電話。もともと押しの強い声(八百屋、魚屋系統)だが、とくに気力充実している、という印象。よかった。「ますく堂」のことも応援していた。「いやあ、近くにいたら相談に乗ってあげたいなあ」とのことでした。
舌のやけど、思ったより早く、治癒の方向へ。